中国産ヨシノボリ (2)

Rhinogobius  wui ? 

 「中国ヨシノボリ」などの名前で入国するヨシノボリの一種で、ホンコンプレコなどの魚に混入して入国したことのある種類はこちらではないかと思われます。 なお、このほかに「中国ヨシノボリ」としてカワヨシノボリに本当にそっくりな個体がショップにいるのを見たことがありますが、カワヨシノボリを違う名前で置いていたとも考えられます。

 

外見の特徴

中国ヨシノボリ(1) のメスとの判別が本当に困難な本種のメス。

 中国産ヨシノボリ(1) と外見的な特徴はよく似ており、メスは特に両タイプの判別が困難です。 体は全体的に灰色、眼から鼻にかけての赤帯の下側に沿って目の周辺を通る肌色の帯があります。 中国産ヨシノボリ(1) との相違点は、 本種の方が小型である、 本種の方がオスの鼻先が短い、 本種の方がオスのあごの下の赤線模様が鮮やかで太い、 本種の方がオスのひれや体の色の赤みが強い、などが挙げられます。 また、多くの個体を見ていないのでなんとも言えませんが、胸びれ基底部にある淡色部に現れる小さな黒色斑が本種では上方の1つが明瞭、中国産ヨシノボリ(1) では2つある?という違いがあるかもしれません。 このほか、中国産ヨシノボリ(1) と共通する特徴としては、オスでも第一背びれが伸びないこと、胸びれ基部と尾びれの付け根の背中側に明瞭な肌色の模様が現れることなどがあります。 

 

分布状況?

 かつてホンコンプレコと呼ばれる観賞魚に混じって輸入されていたのは本種の方だと思われますが、最近は中国ヨシノボリ、ホンコンハゼなどの名前で本種のみで輸入されるようです。また、香港経由で輸入されるだけであって、香港には生息していないことも考えられます。

 

 

飼育 

第1背びれなどに鮮やかな赤色が現れるオス。 胸びれの淡色部は特徴的で太くて明瞭です。

中国産ヨシノボリはいずれのタイプもカワヨシノボリと似た雰囲気を感じるのですが(胸びれと尾びれ基底付近の淡色斑や、メスの下あごの光る模様、一生を淡水で過ごすなど)、飼育環境もカワヨシノボリと同様で問題ないようです。 あまりホバリングをしないことから、現地では多少の流れがあるところに生息していることが予想されますが、水槽内では特に流れのあるところを好むわけでもなく、あまり好みがうるさくありません。 そういったところも観賞魚として扱われる要因なのでしょうか。 気の荒さはヨシノボリに一般的な程度のものなので、同サイズのヨシノボリなどとある程度の密度での混泳は問題なさそうです。 ちょっと意地悪ですが、闘争相手に対するオスの威嚇は一見の価値があるので、求愛や繁殖を行うほどの環境が整わなくてもライバルがいるとオスの勇姿を観察することができます。 

 

★★★ もっと 中国産ヨシノボリ (2)! ★★★

 かなり小さいサイズから成熟するようで、3cm前後の大きさですでにメスのお腹は大きくなります。

トウヨシノボリに対して威嚇体勢をとるオス。 口をとても大きく開くことができ、このときにあごの下の膜にある赤色の模様がよく見えるようになります。 この赤色の模様は中国ヨシノボリ(1) よりも鮮やかな色になります。

 

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