中国産ヨシノボリ (1)

Rhinogobius  duospilos ?

 「中国ヨシノボリ」などの名前でショップに出されることがある種類のうちの1種で、他の魚に混じるのではなく、ヨシノボリのみで入国する場合に売られるタイプのようです。 もう1タイプ( 中国産ヨシノボリ(2) )と混じって売られているのは今のところ見たことがありません。 

 

外見の特徴

 体は全体的に灰色で、眼から鼻にかけての赤帯の下側に沿ってエラぶたまで肌色が現れます。ただし体色は体調によって変化し、この肌色が目立たなくなることもあります。オスは頬の下側に暗赤色の模様が数本入りますが、メスではこの模様は無く、あごのラインに沿って明るい色の金属光沢が現れます。

 顔のあたりには独特の濃淡の模様があります。 下あごに沿って白っぽく光る模様は、メスで特に顕著に見られます。

2つの背びれは根元寄りにはっきりとした点列模様があり、オスの第一背びれは伸びません。胸びれ基部と尾びれの付け根の背中側に肌色の模様があります。繁殖行動時には雌雄共に婚姻色がはっきりと現れます。オスは体全体が黒っぽくなり、胸鰭と尾びれ付け根の肌色がとても目立つようになります。また、目の下には水色の小さな楕円形模様が現れ、背びれと尻びれは一瞬にして鮮やかな朱色に染まります。このときメスは体の模様が不明瞭になり、全体的に明るい灰色になります。大きさは最大で7cm くらいだと思われます。

 

分布状況?

 中国産なのでしょうが、詳細はわかりません。 中国経由で輸入されるだけであって、ほかの地域にも生息しているかどうかも不明です。

 

 

飼育 

産卵行動時のオスは目の下に青白い斑点が現れます。しかし、あごの下の赤線模様が消えることはありません。

ヨシノボリらしく普通に闘争をするのであまり高い密度では飼育できません。ただし、店頭では過密状態で売られていてもけがをしている個体はいないので、噛み付いたりはしないのかもしれません。飼育下では動物性のものを中心に食べます。他のヨシノボリと同様に丈夫で、飼育する上では水温と水質の急変を避ける以外に特に気をつかうことはありません。産卵行動は成熟したメスがオスの前をうろつき、じゃれるような攻撃をオスにくらわすことから始まるようですが、最終的にはオスが盛んにメスの前でダンスを踊るような行動を見せ、巣に誘導します。卵の大きさはカワヨシノボリに近く、一生を純淡水で過ごす種類のようです。

 

 

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