水槽の設備
水槽のほかに必要な設備には、ろ過設備、ブクブク(エアーポンプ)、砂利、ヒーターあるいはクーラー、水槽のふた、照明、などがあります。
ろ過装置は何かしら設置しないとエサの残りやゴミがいつまでも浮遊したりするので、用意した方がいいでしょう。 通常のいろんなタイプのもので問題ありませんが、上流域のハゼの場合は水流が維持できるような装置が望ましいと思います。 また、上流のハゼは水の噴出し口に入っていってしまうことがあるので、噴出し口は水面よりも上になるように設置した方がよいかもしれません。
ブクブクの必要性は魚の密度によっても異なりますが、ハゼがガラス面を伝って水面付近に鼻先を出していたり、けんかもしていないのに全員の呼吸が速かったり、死んでしまったハゼが口を大きく広げて死んでいた場合などには酸素不足である危険性があります。 ろ過装置によって酸素が十分に供給できる場合もありますが、ハゼの息づかいには注意を配るようにしましょう。 また、夏の時期など、水温が高くなることでそれまでと同じ設備では酸素不足になることもあります。
砂利は基本的にはあった方が良いようです。 自分が隠れるために頭を石や置き物の下に突っ込んで、勢いよく泳いで隠れることが多いので、体に合った大きさの砂利を選んであげましょう。 産卵行動で巣穴を掘る時などは、砂利を口でくわえて運び出す行動をとるので、実際に口でくわえられる大きさの砂利を選んであげた方がいいですね。
水温については飼育を行う地域と魚の種類などによっても違うのですが、冬場などに水温が低ければヒーターを、夏に水温が高くなりすぎるようであればクーラーなどの対処が必要になります。 ハゼの場合は15度〜25度くらいの間なら死んでしまうことはないと思いますが、これも種類ごとに好む温度に合わせてあげるのが基本になります。 例えば北日本の上流に住むハゼならば25度でもあまり長生きはしてくれないかもしれませんし、南西諸島の中流から下流域のハゼならば15度以下では苦しいかもしれません。 クーラーについては専門の機材はかなり高価なのですが、うちのワンルームの例では家を出る時に弱で換気扇を回して熱気が部屋にこもらないようにして、部屋への直射日光はカーテンなどでさえぎる、気温がとても高い日に限ってはエアコンを日中にタイマーで2時間くらいつけておく、くらいの対処で夏を乗り越えています。
水槽のふたは、大型ボウズハゼを飼育するときなどには特に必要です。 上部ろ過などですき間が埋まっていればそれでもよいのですが、水に濡れた面と体が通るだけの隙間があれば外にはいだしてしまいます。 しかし、これは水槽に入れてしばらくの間の落ち着かない時や過密飼育時のけんかで追いやられた時などに多く、適度な密度で安定した環境があれば、出て行ってしまうことはほとんどありません。 ふたがあることによって水槽の水の蒸発量は格段に減るので、空気が乾燥する冬場などに蒸発による水の減少が目立つようなら用意してあげた方がいいでしょう。 保温設備の省エネにも役立つようです。
照明はハゼたちの美しい姿を観察しようと思うならば欠かせないものと言えます。 蛍光灯の色には種類があり、照明器具本体の購入時に付属しているものよりも明るく、自然な色に見える蛍光灯も別売りで売っています。 また、特に小型のボウズハゼ類の場合は明るい環境の方が隠れ場所から出てくることが多いので、強めの照明を選ぶと良いでしょう。 草食性のハゼの食料をまかなうには全然足りませんが、ある程度はコケを発生させる効果もあるでしょう。
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