思いつきショートトリップ2004 その3

近場に立派なルリヨシを探しに行こう!

Watching typical Ruri-Yoshinobori at not so far area (September, 2004)

 

 ちょっと前に静岡県方面にてルリヨシノボリ初遭遇を果たした私。 静岡のルリヨシの若魚くんには申し訳ないのですが、なんというかこう・・・ビシッと大人びた感じで、頬にキラッとするものがあって、みたいなルリヨシに川で会ってみたいわけであります。 ってことで、今度は神奈川の奥地を目指して、早朝出発であります。

   

 今回も途中まではノリも時間もすべてが前回とほとんど同じ行程でした。 町田でマックに寄って小田急ロマンスカー、サポート1号であります。 やはりスーツ姿の利用者が多いですね。

This short trip's start was the same as the previous one.

 

 

 今回は終点まで乗車して、小田原に到着。 電車は回送に。 回送マジで多いなー・・・ていう感想はともかく、小田原まで乗るとなると特急料金を払ってでもくつろげるシートがいいですね。

The train that I rode, "Odakyu Romance Car".

 

 

 小田原からは箱根登山鉄道と一緒になって箱根湯本まで小田急の車両が走ります。 しかし、小田急と箱根登山線は線路の幅が違うため、1本のレールを共有して幅の異なる位置にそれぞれ2本目のレールを置くという、ウルトラE 級の3本線路になっているのです。 写真は、右手前から幅の狭い小田急の線路が、幅の広い中央の箱根登山線に合流するポイントレール。

From Odawara to Hakone, There are three rails because  two railways which have different gauge each other are running on the same line.

 

 

 ・・・それじゃあもう、今回の目的地って箱根なんじゃん!っていう話なんですけど、・・・まあそうなんです。 ただ、箱根は温泉街ですし水(お湯)の湧くところは多いのですが、どの支流に行けばルリヨシノボリがいるかとか、あんまり温泉宿に近いと硫黄いっぱいで水温も高いかなとか、そもそもルリヨシノボリがいる場所なのかどうかも行って探してみないとわからないわけであります。 ってことで、これ以上の具体的な生息地公開はなしです。 ほんとは小田原から箱根登山の電車で湯元まで来たかったのですが、あまり本数も多くないようなので普通に新宿とかを走っている小田急の電車で湯元に到着。

I arrived at Hakone-Yumoto station, it was still in the morning. 

 

 

 駅から少し歩くと箱根の中心を流れる水の豊富な川に出られます。 おそらく温泉街からのミネラルいっぱいの水が流れているものと思われます。 岩に付着しているコケもちょっと独特な感じがしました。 僕が乗ってきた電車も川沿いを走って小田原に下っていきます。

A stream was running parallel to the Odakyu railroad.

 

 さて、適当に移動して温泉の影響があまりなさそうなエリアを発見。 水中を覗き込んでみると、いきなり大きなシマドジョウに遭遇です。 少なくとも関東ではもう少し砂の細かいところを好んでいるのが普通かと思っていましたが、このように石の間をニョロニョロしたりもするのですね。 水はやはりどこかで温泉が関与しているのか、微妙に濁っています。

The fish that I met first was a loach, "Shima-Dojyou".  The word "Shima" means "banded", "Dojyou" means loach in Japanese. 

 

 ちょっと視線を流れの強い方に向けて見ると・・・おおっ!でかいヨシノボリ! この風格は大型種に間違いありません。 それどころか、頬には憧れの青色に光る斑点が遠くのこちらからでも輝いて見えます! いきなりいたーっ! ルリヨシノボリ(成魚)であります! 初遭遇です!(成魚にね) 何気に遠くから見た方がかっこよく見えたりするのですが、迂闊に近づいて逃げてしまったらこんなにかっこいい成魚のオスはそうそういないかもしれないし、私はこのまましばらく彼に見とれてしまいました。

 This is a very beautiful "Ruri-Yoshinobori"!!  Blue shining spots are on his cheeks and body.

 

 

 ちょっと横にはどこからかメスがやってきました。 クロヨシノボリやトウヨシノボリのような好奇心は無いので寄ってくるようなことはありません。 気まぐれにやってきた感じです。 頬の青色斑点はオスほど鮮やかではなく、斑点の形も不規則になっている個体が多いようです。

This is female one.

 

 ちょっと場所を変えてコンクリート護岸がされているところを見てみると、これまた巨大なオスに遭遇。 これはマジでデカいです。 ・・・ていうか、頬の斑点が無いんですけど・・・。 あまりに大きくなると斑紋が不明瞭になるのはよくあることなのですが、これは・・・もしかしたらオオヨシノボリにも初遭遇しちゃったのかも、というときめきがわいてきます。 ちょっと近づくとジリッと距離を保ちそうな動きをするので迂闊には近づけないのですが・・・

A big male which does not have blue spots on his cheeks.

 

 ・・・網には簡単に入ってくれちゃいました。 で、どうなんでしょう、この個体。 尾びれ基底に「ハ」の字模様も無いし、胸びれ基底付近にはオオヨシに見られる黒色斑があるような、ないような。 両種のハーフなんてことがもしあるなら到底判別できないし・・・。 結論は出せぬまま、あまりに大きくてうちの水槽でもお世話できないので、川に帰ってもらいました。 私のヨシノボリ採集経験で間違いなく最大記録の個体でした。  

The big one could catch easily.

 

 また少し移動して、電車の横の大きい川をチラッと見ると、シラサギがちょうど魚をゲット! ふむ、この川の水は温泉だらけかもしれないけどそれなりに魚がいるのかな、と思いました。 何を食べたか見せてもらいたかったなー(無理)。

An egret caught a fish well. 

 

 

 さて今度はいかにもルリヨシがいるかな、という急流っぽいエリアを発見。 見てみると・・・。 やはりいました。 でも、かすかに温泉風な濁りがあるせいか、しぶきの立つところの個体を暑い日差しの下で眺めてもそれほど気持ちよさそうに見えない感じ・・・。 採集はしやすいけど、写真としてはもっと水のきれいな川(あるいは晴れの続いた後の日とか?)で撮りたいかな、とも思いました。

Ruri-Yoshinobori seemed to like a fast stream.

 

 

 少しして横を見たら、流れに逆らって若魚〜成魚の集団が集まってきていました。 この川がすごいのは、前回幼魚を見た川と違ってシマヨシが1匹もいなくて、見つけた限りルリヨシしかいないところ。 あこがれの魚の群れを見た感覚って、例えばマンタの群れに遭遇したような感覚でしょうか。 もちろんスケール的な感動こそ無いものの、感動そのものは近いものがあったのではないかと思います。

Later, I noticed that many Ruri-Yoshinobori were coming around me.

 

 上の写真の集団の中から立派なオスと色の変な若魚を撮影。 立派なオスは非常にわかりやすい、特徴の顕著な個体ですね。 若魚の方は・・・陸封型かな?と思えるような容姿ですね。 ヤマケイの大きな図鑑、「日本の淡水魚」に載っている陸封型の個体にどこか似ている感じがします。 斑紋の特徴としてはルリヨシノボリであるのは間違いなさそうですけどね。

This is the most beautiful Ruri-Yoshinobori of the fish I met the day.

 

 網で採集して見てみると斑点が日光を受けてとてもきれいに輝く様子が見られます。 体の青や白の輝く斑点も美しいです。 これだけたくさんいて、この場所では保護の必要がなさそうなことに満足して、うちの水槽でしっかり飼育できそうなサイズの個体を採集して帰ることにしました。 大きすぎると広さが足りないし、かといってこの立派なルックスだけに水槽のボスになって欲しいから小さすぎるのもちょっとイヤだし、でも大きいと残りの寿命が短いかもしれないし・・・とか考えながら採集できる環境があるってすばらしいです。 

 His blue spots are shining on the sunbeam.

 

 思ったよりも短時間で観察に満足できちゃったので、暗くなる前に駅の方に戻ってきました。 ロマンスカーの姿も里山に映えます。 今日こそはあれにのって帰ろう、と心に決めた瞬間です。

To my surprise, I found Ruri-Yoshinobori in so early time that I finished watching at afternoon.

 

 駅のそばの川岸では川遊びをする大人たち(!)もいっぱい。 都会のように放って置かれる川のことを考えたら、人が遊ぶことで発生する汚染はひとまず別にして、このように川と人が触れ合えるような環境はいいものだなぁ、と思いました。

Many people were having a lot of fun around the river near Hakone-Yumoto station. 

 

 箱根の何がいいって、川で遊んだ帰りに温泉であります。 こんなの初めて。 箱根ならでは。

Hakone is well known as a hot spring resort.  I took a rest at a spa after watching in river water.

 

 お風呂にも満足して湯元の駅に戻ってまいりました。 と、すごい急傾斜の線路をちょうど箱根登山鉄道の電車が下ってきました。 これにも乗りたかったところなのですが、湯元発のロマンスカーがあったので、のんびり座って帰宅です。 近場のヨシノボリ探索、ちょっとハマりそうな香りを感じる楽しい小旅行でありました。

This is a car of "Hakone mountain climbing railway".

(近場に立派なルリヨシを探しに行こう! おわり)

 

 

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