思いつきショートトリップ2004 拡大版 その1
気になる濃尾のヨシノボリたち
Watching "Yoshinobori"s at Noubi area, Japan (October, 2004)
国内で見られるヨシノボリの仲間のうち、 淡水で一生を送ると思われる集団は意外と多いようですが、そういった集団こそ他の集団との交流が疎くなり、集団の個性が顕著になっているように思います。 ・・・と、まあ硬い話もほどほどに、そんなヨシノボリたちの中でもはっきりとした個性が感じられるものと言えば、ウシヨシノボリとビワヨシノボリであります。 ビワヨシノボリは回遊生活と季節の具合で、この時期(秋)に思い立ったところで会える見込みはあまりなさそうなのですが、ウシヨシノボリの生息する濃尾まで行くなら一応琵琶湖もちょっと見てみたいかな、という気持ちが胸の内のどこかの臓器に蓄積。 こうなったら抑えがきかず、無理やり予定を組んで出発です。
●1日目
「琵琶湖の豊かな自然に軽く触れ。」
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旅費を節約するなら古くから名の知れた”大垣夜行”の後継者、快速「ムーンライトながら」が一番なのですが、今回急な思いつきで計画したために座席指定が取れませんでした。
でもほかの日にもできなかったので、やむなく新幹線でリッチな旅を味わうことになりました。
ノリとしては日帰りの思いつきショートトリップと同じく、平日の早朝に地下鉄の駅まで到着。 I started for this trip on early morning.
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新横浜からのぞみ号に乗車。 たいした節約にはならないのですが、座れる見込みがあるなら自由席でいいや、と思って切符を購入。 この日のねらいとしては、この列車のすぐ前を博多行きののぞみが走っており、平日に限りこの201号が5分くらい後を走るというところ。 つまり、もともと仕事で使い慣れた人しか知らないっぽい列車なのであります。 ホームに立つとドアひとつひとつに電光の表示がついてて、儲かってるんだなぁという感じがしますが、日本を代表する鉄道ということで、これはこれでいいのかな、とも思いました。 I took the super express of Shinkansen,"Nozomi". |
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やはりのぞみは速いですねー。 ねらいが当たって窓側に空席を発見した私は、晴天の車窓に目を奪われっぱなし。 あっという間にもう濃尾平野であります。 ウシヨシの生息環境を知らない私は、あちこちに”こんなところにいるのかも〜”という場所を見つけるものの、時速300km/h 近い速さであっさり通過。 "Nozomi"was so fast that the scene shot fast too. |
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先に琵琶湖方面に行ってから濃尾に帰ってくる予定の今回の旅、新幹線を京都で降りて琵琶湖に向かいます。 京都駅の電光表示を見ると、遅れ時間を刻々と表示できるシステムになっていることに関心。 京阪神の鉄道は進んでるなーと思います。 そして、のぞみで来たらこんな朝早い時間にもう京都に立っていられるのかー、という感慨も。 早起きはたくさんの得。(この日の私は早起きでなく、寝てないだけ。) In Kansai area, there was indications of delay time. Thanks to "Nozomi", I arrived at Kyoto in the morning. |
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京都駅は何年か前から地球連邦軍本部(?)みたいな感じのする、近代的でビッグでヒュージ(??)な駅舎になっています。 何度見てもこの巨大さに飽きることはなく、毎度圧倒されるということは、ある意味、だいぶ時代を先取りしたデザインなのかもしれませんね。 Kyoto station building is very very big and fine. |
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京都駅から琵琶湖の西岸を走る列車は、その名も湖西線。
東海道線からの直通列車も多くて便利な路線のようですが、私が乗ったのは京都始発のローカル色の濃い一番手前の列車。
電車の博物館のように多くの列車が発着する京都駅の中にあって、思いっきり昭和の雰囲気を発しています。 I rode the local train from Kyoto to Biwako-lake next. |
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山科で東海道線と離れると、車窓の向こうに琵琶湖が見え始めます。
そして、だんだん湖岸が近づいてきて、気分もワクワクし始めます。
湖岸に用事がない人にはなんともない光景なのでしょうけど・・・。 The largest lake in Japan,"Biwako" lake came closer. |
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とある駅でふと琵琶湖と反対の山側に目を向けると、ドアの向こうには深い緑がそばまで迫っていました。 I could see a country scene out of the door at a station. |
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目標にしていた駅よりも手前が終点の電車だったので、乗り継ぎながら進んでいきます。
途中では東海道から直通で走ってきた新快速(左)にも乗車。
右は昭和時代に特急を越える速さの新快速を実現した117系電車。
左の223系電車の大先輩です。
なお、どちらも乗り心地は東日本で言うと伊豆に向かう特急踊り子号と同じレベルで、あれに特急料金を払わせる東日本って・・・胸中複雑。 Trains in Kansai area are very fast and convenient. |
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さて、とある駅で降り立ってテクテク歩き始めると、遠くから電気機関車の音が響いてきました。 あっ!と思って(急速に脳内時刻表をめくりながらその声の主に気がついて)線路の方を見ると、北海道に夢を乗せて走る寝台特急「トワイライトエクスプレス」がやってきました! ん〜、こんなにかっこよく見える場所だったら、少し移動すれば絶好の撮影スポットを見つけられたかも、との後悔も少々。 ここだって、金網さえなければそれなりに・・・(ブツブツ)。 I saw a sleeper express from Osaka to Hokkaido, "Twilight Express". |
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湖岸までそんなに近くない駅だったのでのんびり歩いていると、子供の頃には競走のライバルでもあったトノサマバッタの飛ぶ姿を目撃。 当時、自分の全力疾走とちょうど同じくらいのスピードで飛ぶこの虫を捕まえるべく、網を持って川原の土手を走ったものです。 で、そんなバッタたちの中に近づいても全然動かない個体を発見。 どうやら産卵中のようでした。 ・・・ていうか、アスファルトなんですけど、どうやって穴を?? The biggest grasshopper in Japan, "Tonosama-Batta" was found. Batta means a grasshopper, and Tonosama means a king. |
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もうしばらく歩いて、待望の湖岸に到着。 広大な湖面をしばらく眺めていると、今度は足元を1匹の黒いドラゴンフライが飛んでいきました(普通にトンボと呼びましょう)。 あまり自然が豊かでないところで育った私にとって、シオカラトンボとアキアカネ以外の、しかも黒いトンボというのはけっこう珍しく感じるのであります。 さらにオニヤンマでもないということも大きさから認識できて・・・こりゃあ、少なくとも僕は見たことがないトンボだ! と思ったらすぐに追いかけていました。 するとトンボは少し先で普通に地面にとまってくれました。 そのあたりがまた見慣れないトンボらしい行動でワクワクします。 そして近づいてみると・・・ん?このしっぽの形は図鑑で見たことがあります!”おおーっ!ウチワヤンマだーっ!”と、心の中で絶叫(詳細な種類はちがうのかもしれませんが)。 たぶん、「コォ〜〜ッ」とかいう声は出ていたかも・・・。 とにかく、絵の図鑑でしか知らない昆虫に初遭遇して大感動でした。 A rare(for me?) dragonfly was found. |
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さあ、ビワヨシこそ期待はしていませんが、そろそろヨシノボリを探してみようと思い、湖岸に流入している小河川を発見、ちょっと覗いてみました。 水はきれいで、底がはっきりと見えます。 ただ、足を入れたら砂で濁りそうな雰囲気なので、慎重に接近。 I found a fine small river. There are countless rivers like this around Biwako area. |
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おおー、いるいる!
なんだか明らかに体色の異なる個体が混じっており、さらに接近しながら、分布するであろう種類の記憶検索も同時進行させます。 Many Yoshinobori were living there. |
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・・・とにかく捕って見てみないとはっきりしないのが海に行かないヨシノボリの基本なので、まずは採集。
こちらは体色の淡い感じの個体。
ふむ〜、トウヨシノボリのようですね。 The Yoshinobori was Tou-Yoshinobori. |
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じゃあ、黒っぽい方の個体は誰なの??と淡い期待も膨らみます。 で、捕って眺めてみると・・・んー、同じトウヨシの体調変化かな?という結論に私の中では至ったのですが・・・。 是非お目にかかりたいビワヨシは頬に斑点が無かったような気がするし、流入河川には入らないとどこかで聞いた気がするし・・・でも上の写真の個体に比べると第一背びれは明らかに小さいし、 のどがうっすらオレンジ色にも見えるし・・・。 でも、ここで焦って採集して家に連れて帰ったところで気が強いトウヨシの一種だったらブルーだし・・・ということで、ビワヨシは改めてシーズンも合わせて、これだ!という個体に会えるまでのお楽しみにしておこう、と思ってこの個体は川に放してきました。 結果はどうあれ、判別に悩んだりするこういう時間がとても楽しい私は、これでも琵琶湖訪問に満足。 いつかビワ君に会うための下見とでも思えば目的は十分達成です。 This is also Tou-Yoshinobori. This species is very variational. |
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このあたりはネコが住民と密接に暮らしているようで、クリアケースのヨシノボリを眺めてニヤけたりしている私の様子もずーっと遠くから監視されておりました。
しかし、私がそのヨシノボリを川に放したのを見るや否や早々に背を向ける、なんとも知識豊富なネコさんでありました。
A cat was watching for me to release the goby... |
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まだ日没まで時間もあるし、さらにちょっと歩いてみました。
湖面からそよぐ風は心地よくて、足の疲れも感じません(宿で感じる)。
このあと、微妙にコンクリート護岸されているエリアを発見して、それに沿って目を凝らしていると、なんとカネヒラのメスらしき群れを目撃!
最低限度の格安フィッシングセットを常備している私は、ここで久々に釣り糸を垂らしてみました。
Later, I walked around the shore of Biwa-Lake a little while. |
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・・・結果は何度上げてもブルーギル・・・。 厳しい現実を体感して、ちょっとため息をついていると、またもすぐそばにネコ氏が私の顔を凝視しながらやってきました。 ”ブルーギルって、おいしいんだよ?”っていうテレパシー的なものが(?)伝わってきます。 ふむー、釣るのは簡単だし、ハリスとかを以前に飲んでいないか確認してからだったらあげてもいいかな、と思い始め、彼のためにと思ったらブルーギルでも釣りたくなってくるのが不思議です。 (今思えば、ほんとに何を飲んでるかわからないからあげない方がよかったなぁ〜。後悔大。) ギルを釣り上げるとネコ氏の目つきが急変するのがまた面白いのですが、彼のほうにポイっと投げてあげるとけっこう落ち着いて食べていました。 食べるときだけは物陰に隠れたりするのですが、食べたらまたこっちに歩いてくるあたりはマジクレバ。 結局彼には大小3匹のブルーギルをあげて、彼も満足げに手を舐めたりしているので私も帰ることにしました。 Then, I played fishing and landed some "Blue-gill". I gave them for this cat. Blue-gill ( Ictalurus punctatus ) is a sunfish from North America, and it is a subject of extermination in Japan now. |
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緊急釣り道具セットを片付けたりしていると太陽は山の向こうに沈んで、琵琶湖はまた違った表情をみせてくれます。
Biwa-Lake had a very beautiful sunset. |
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駅に戻って電車を待つと、運良く直通の新快速がやってきました。
最新鋭の223系電車の加減速性能は抜群で、そのためホームに入ってくるスピードもかなりのものです。
昭和の頃なら、このスピードでホームに来た電車は”通過かぁ”と思ったものですが。
A super rapid car came running. |
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車内で切符をポケット入れると、ポケットの中から紙切れが。 実は、ネコ氏と一緒に釣りをしていたら漁業組合の方らしきおじさんが歩いてきて、紙を1枚渡してくれたのでした。 ネコ氏はおじさんが立ったまま接近してきたら逃げるかと思いきや、”あ!漁協のおっちゃんや!”みたいな顔で何かを期待する表情になっているのが楽しかったり、それがまたジェラシかったりして(何故)紙は後で見ることにして釣りに没頭していたのでありました。 で、紙面の内容はというと、外来魚の放流禁止についてのお願いでした。 関東では見たことがないことだったので、行動に移しているのはえらいなーと感心しました。 このほか、湖岸にはリリースボックスのような生簀があり、その中に放すような工夫がされていて、魚を保護するために行動するって大変なんだな、と思いました。 This is a paper appealing to the people that the exterminating Large-mouth-bass and Blue-gill is needed, and releasing them is forbidden. |
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京都に宿をとってあった私は、就寝の時間までに何か京都観光でもできれば、と思っていろいろ調べたところ、妙蓮寺で万灯会なる催しがたまたまこの日に行われていることを知り、訪れてみました。 情報を得るなり、京都通の友人にメールで”妙蓮寺ってどこらへん?”というメールを送るも、”知らない”との返事。 ”妙心寺なら知ってるけど”ということで、どうやらマイナーなお寺のよう。 何かとひとと少し違うことに魅力を感じる私は、それもいいなぁと思ってとりあえず行ってみると、思ったとおりの落ち着いたマイナーイベント風の催しが開催されておりました。 In Kyoto, there is many small festivals at temple like this. |
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万灯会(まんとうえ?)というのは、いろんな方が書いた絵や詩を灯りで照らしてたくさん集めた催しのようで、境内は暖かい感じの光に包まれて、とてもいい感じでありました。
Many pictures and poetries were displayed there. |
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出店やフリーマーケット的なものも適度な感じで、こういうマイナーな雰囲気が私はけっこう好きであります。
大小のお寺が無数にある京都の中にはこういう催しもあるんだろうなーと思っていましたが、実際に遭遇できていい思い出になりました。
There were also stores by the people. |
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あとはもう宿に戻って寝ろよ、っていうところなのですが、大好きな阪急電車が近くを走っていると思ったらつい見に行きたくなってしまった馬鹿コヤジがここに一人・・・
。 ホームに下りると、幸運にも最新型の9300系電車に遭遇。
先端技術の足回りや最大級のサイズの窓など新しさを備えながらも、車体のチョコレート色や車内の木目調といった阪急の伝統と誇りはしっかり受け継いでいる、なんとも頼もしい正当なる後継者であります。
This is a train running in Kansai area, "Hankyu" railway. |
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ちょっと乗ってみたりして、今度は逆に昭和のストーリーテラー的な5300系電車に遭遇。
これでもうさすがにこの日は満足して、宿に戻って就寝です。
宿は京都駅に近いホテルで、平日ということで設備のわりにだいぶ格安。
疲れを急に認識して眠りに落ちました。
This body-color is a tradition of Hankyu-train. |
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