思いつきショートトリップ2004 その4

近場の清流へヨシノボリ探しに行こう

Watching Yoshinobori at not so far area from Tokyo (October, 2004)

 

 節は秋ですが、暖かい日はまだまだ暑く、川の水に触れながら遊びたくなります。 にかくいろんなヨシノボリを見たり捕ったりしたいと思う私ですが、恥ずかしながら近場のヨシノボリの形態や分布についての知識が全然ないのであります。 こで、思いつきの日帰りで出かけられる近場の清流にロックオン。 応ねらいとしては、川でしっかり見たことがないオオヨシノボリ。 かし、川というものは地図で見て想像する様子とえてして違っていたりするもので、しかも会ったことのない魚は生息環境がわからないので、手探りの要素がかなりあります。 れでも手探りの生き物探し自体が楽しかったり、冷たい水が気持ちよかったり、いろんな生き物を見かけたり電車で出かけたりするのは楽しいので、とりあえず出発であります。

   

 回 は本当に近場なので、乗った電車も普通の市街地の電車、「横浜線」。 野部をまっすぐ走る電車で、都心から方々へ放射線状に走る各路線を橋渡しする役割を果たしています。 いから出発もゆっくりで、すでに太陽も思いっきり高いところにいっています。

In this short trip, the destination was not so far, I started later than usual.

 

 

 場な上に沢登りみたいなこともしなくて良いはずなので、装備もかなり適当。 気に入りの防水リュックにいろいろ放り込んで、あとは適当な手さげの紙袋・・・。 昼のつもりでミスド購入。 かと収納に便利な四角いお茶も持って準備OK。

The equipment was simple.

 

 

 からは珍しく路線バスの旅。 に近づくにつれて周囲の緑は深くなり、お客さんは一人、また一人と降りていきます。

I took a bus from the station to a river between the hills.

 

 

 あ、川に到着! 東の近場にもなかなかいい里山があるもんですね〜。 の集落は繊維系の産業が盛んなようで、織り物の機械のような音がほどよく家並みに響いております。 の日は台風明けで、水は濁り気味。 ・・・ていうか、水量が思っていたよりも全然多いなぁ・・・と思いながら地図を思い出してみると、そういえばここの上流の方にダムがあるんだった・・・。 水しているダムの下流って、魚見たりできんのかい、と迂闊だった自分にツッコミを入れながら、川原のそばへ向かいます。

It was after a typhoon, then the water was cloudy a little.

 

 

 

 原のそばで水生昆虫の成虫発見。 ビケラの仲間かな?

A leaf beetle was found beside the river.

 

 水のおかげで川原は飲み込まれてしまっていて、水際はコンクリート岸。 ういうところって、ちびっ子ヨシノボリがよくひっついているんですよね。 、網を入れるとやはり入りました。 ほう、これは何ヨシノボリなんだろう・・・。 びれには小さな黒点が見え、尾びれ基底には縦帯にも見える黒い模様が。 オヨシノボリか、という希望的見解も若干あるものの、まあトウヨシノボリかな、といった感じ。

First, some small Yoshinobori were found there.  Maybe, Tou-Yoshinobori...

 

 ょっと 離れたところに流れの速くなっているエリアを発見。 こにいるヨシノボリはオオヨシであってもおかしくない、と思える環境。 してまさにガサガサの要領で網を入れると・・・ズシッと重い感触が・・・。 を見ると、カジカでありました。 まり捕らない魚なので、変なところを触ったら刺される、なんて頭も働いて、都会っ子みたいにしばしジーッツと眺めるだけの私・・・。 けない。 れにしても、目がパッチリしててなかなかかわいい顔をしていますね。

 "Kajika", a bullhead fish was found too.

 

 

 して、大きなトウヨシノボリも入りました。 びれの橙色がきれいな橙色型です。 れの速いところを好むトウヨシノボリというのはちょっと 珍しいようにも思いますが、地域変異も激しい種類なので、こういう集団もいるのか〜と思って、感心と納得が混じったような感覚でした。

This is a male Tou-Yoshinobori.  His orange color was very beautiful.

 

 きさも大きいし、オオヨシノボリとも何ら変わりない急流好きっぽい体型、派手で美しい体色などから、いかにも降海型という印象を受ける個体でした。 こまで大きなトウヨシノボリには会ったことがなかったですし、自分の中では間違いなくトウヨシ最大記録です。 集できたヨシノボリは小型の個体が多く、この個体も本来は網の届かないところにいそうな大きさなのですが、この個体はたまたま護岸のそばにいてくれたおかげで会えた、という感じでした。

The male one was very big. 

 

 

 シノボリ採集に異常に適したかたちで水没していたコンクリート岸の様子。 の上面に小さな個体が多く見られたほか、切り立った側面にはもう少し大きな個体もはりついていました。 れはダム放水中ならではの採集環境ですが、もしこの川にオオヨシノボリがいるならトウヨシノボリとは住み分けて、もっと流心部にいるものと思われるので、放水中のオオヨシノボリの採集は困難かもしれません。 た、放水中にへたに流心部を目指して川に入ることは大変危険なのでしてはいけません。 ムが少し水量を増やしただけでも、川の流れの威力は人間が立っていられないほどになりうるからです。 かも、放水開始時にはサイレンが鳴りますが、放水中の放水量はおそらくサイレンなしで変動しているのではないかと思うと、ダムの放水下での採集はとても怖いものであることがわかります。

 The concrete bank was submerged there.  At the area like this, Yoshinobori is often found.

 

 

 シノボリ観察を終えて、ダムの影響のない支流の方へ行ってみようと思って歩き出したのですが、川は道路のはるか下を流れており、手も足も出ず。 のまま歩いていくと、なんとも意外な光景が目に飛び込んできました。 の前には牧草を食べているヒツジの子供が・・・。 っと・・・ここは神奈川県の近場だったと思うんだけど、どこかにワープしてしまったのかな??海道とか、ニュージーランドとか・・・。 光の日差しが幻想的でもあり、しばし足を止めてボーッと眺めてしまいました。

Later, I walked around there.  I found a ranch unexpectedly. 

 

 

 んびり出発の日帰り以下で行ける範囲にこんな牧場があるなんて・・・。 かもよく見るとたくさんのヒツジばかりでなく、かっこいいお馬さんまでいるじゃありませんか。 間も止まってしまったかのよう。

The scene was very peaceful.   

 

 

 のそばには、放水中であることを示すとても大きな電光表示が。 れは見えるところに来たら必ず目に入るような大きなものなのですが、川のどこで川原に出ても見つかるほど多くは設置していないでしょうから、誤ってけがをする人をなくすためにはもっといろいろ考えないといけないのかもしれませんね。 ずはダムとはどんなものかをしっかりと知ってもらったり、児童教育で教えたりして、次にこの川の上流にダムがあることを訪れた人たちにも意識してもらう工夫が必要だと思いました。

There was a indicator showing drainage of water from the dam.  

 

 葉に色づき始めた里山に囲まれたバス停まで戻ってくると、ほどなくしてバスがやってきました。 こはほんとに近場で、普通に遊んで帰っても遅くならないうちに家に着きそうです。 水されていない時にまた来たい場所だなーと思うと同時に、近場にも意外と楽しいところがいっぱいあるかも、という発見があった有意義な日帰り小旅行となりました。

This trip was very short.  But, the trip like this is very delightful.

(近場 の清流へヨシノボリ探しに行こう! おわり)

 

 

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