2005年 思いついたら今年も飛び出せ!  その3

ビワヨシノボリに初遭遇!

My first meeting with Biwa-Yoshinobori at Biwa lake (July, 2005)

 

 の旅行はどこに行こうかな、なんて考え始めた頃に、日淡会の西村さんから「琵琶湖に行くけど一緒にどうです?」的なメールをいただき、迷わず同行させていただくことに。 琶湖と言えばビワヨシノボリ、しかもこの時期はビワヨシが湖岸で見られる短い期間にちょうど当たっているようで、期待が膨らみます。 通の週末だったのですが、例によって夜行列車なんぞを駆使して強行であります。

   

 当に何度目になるんだかわからない、ながら号に乗車。 回は社会人らしく、仕事の後の夜行出発を強行。 あ、たまにはこういうのもいいでしょう。 かも、横浜から乗れば近いものを、旅となると東京駅から出たくなってしまうのは旅人の本能でしょうか・・・。

I departed from Tokyo station late at night. 

 

 

 ょっと車窓を楽しんだ後はぐっすりと眠りに落ち、起きたらもう下車駅の名古屋。 の列車は名古屋で後ろ3両を切り離します。 は終点の大垣まで乗ることが多かったので、この切り離しシーンは初めて目撃。 

Then, I arrived at Nagoya station early next morning.

 

 

 て、ホームの表示を見ると、ほんとに何かと縁があるこの列車に遭遇。 の日は1時間近くの遅れが発生していたようで、通常なら名古屋のもっと手前ですれ違っていたはずのところ。 んと、縁がある・・・。

I met a sleeping express "Hayabusa/Fuji" which I had met many times. 

 

 

 「はやぶさ・富士」号は轟音を響かせて東京へ向かって走っていきました。 度乗っても、またいつか乗りたいな〜と思う列車。

It left for Tokyo soon.  I could meet it because it was delayed about an hour.

 

 

 

 古屋で西村さんと合流、西村さんの第一声は「いやあ、ほんとに来ましたね」。 っぱり無茶だったのかなあ・・・なんて名古屋で思ったり。 れはそうと、場面は琵琶湖の水中。 かが足元をつつく感覚があったのでゴーグルで覗いてみると・・・いたずら好きな犯人はビワヒガイでありました。 

The mischievous fish nudged my foot was "Biwa-Higai"(Sarcocheilichthys variegatus microoculus).

 

 く見ると、ヒガイの群れがあちこちで見られました。 来魚の群れが普通に見られるというのは、やはりいいものです。 東で在来魚が群れでいるところを観察しようと思ったら、なかなか簡単ではないでしょうね。

"Biwa-Higai" forming a group was found.

 

 シノボリを探し始めると、足元にも実にたくさんのヨシノボリがいることに気づきます。 ”ここで見られるのはトウヨシノボリかビワヨシノボリだけで、両者を判別する基準は・・・”なんて思う前に胸びれと背びれをヒラヒラさせながら泳いでいるヨシノボリを発見。 ・・・これは!そう、ビワヨシノボリに初遭遇であります! 

 This is "Biwa-Yoshinobori", the fish which I wanted to see !

 

 

 察していると、縄張りを持つビワヨシノボリのオスは体が小さいわりに実に気が強く、ヌマチチブさえ追い払います(写真)。 られた繁殖期に産卵を成功させなければならないという使命感を持っているように見えたりして、少々感動的な光景でありました。 

Male "Biwa-Yoshinobori" was very warlike to keep his territory.

 

 びれの大きなオスが私のサンダルにも攻撃をかけてきました。 れにはさすがに申し訳なくなって、ほかの個体を観察することに。 

Finally, he attacked me.

 

 

 のひれが黒い方がビワヨシノボリ、右の個体がトウヨシノボリ(いわゆるビワトウ)。 ワヨシノボリは第一背びれがとても小さいですし、体色などからも慣れればすぐに見分けられる両種。 じ場所を産卵場所として利用しながらも、産卵期をずらすことで双方の生存を可能にしている彼らは、ライバルと言うよりは共存する仲間のように見えてきます。 

 The left one is "Biwa-Yoshinobori", and right one is "Tou-Yoshinobori".  "Tou-Yoshi" is found all the year round.  But, it is interesting that "Biwa-Yoshi"has a migration life in Biwa-lake, then we can see them at shore area only in the early summer.

 

 

 集した個体をプラケースで観察。 んとも言えず美しい魚ではありませんか。 リーブグリーンの顔や第1背びれの青など、オスにはきれいな色が出ています。 して、第2背びれは丸みを帯びて伸びています。下の小さな個体はメスです。 スや幼魚に見られる尾びれや第2背びれの縞模様は、体の大きなオス(右上)では不明瞭になるようです。

"Biwa-Yoshi" is very beautiful fish.  The right one is female. 

 

 

 派なオスはエラの下や尻びれに鮮やかなオレンジ色が出ています。 た、胸びれは黒く染まっており、大きく伸びています。 

Male "Biwa-Yoshi" is dyed olive green.   

 

 

 ちらは同じ場所にいた小さなヨシノボリを採集してみたもの。 ワヨシノボリは今が繁殖期なので、遊泳生活を終えてすでに着底しているこの幼魚は、数ヶ月前に繁殖期を終えているトウヨシノボリだと思われます。

A baby "Yoshinobori" was found.  Because it was the breeding season of Biwa-Yoshinobori then, this was "Tou-Yoshi", I think.  

 

 ビワヨシノボリはオスの第2背びれが長く伸びるのが特徴だという漠然としたイメージは持っていたのですが、実は思っていたよりもずっと美しいヨシノボリで驚きました。 びれやエラの下のオレンジ色のほか、あごの下に鮮やかな青い色が出ています。 して、オスの第2背びれは泳ぐとひらひらしてとても優雅に見えます。

Male "Biwa-Yoshi" has well grown fins.

 

 ビワヨシノボリ初遭遇に満足して、この後は湖岸のポイントをいくつか見て回りました。 中で真っ黒い体に金色の斑点が1つある、見慣れないトンボを発見して西村さんと魚の網を持ってしばらく追い続けるも、採集できず。 番似ているのはコシアキトンボだと思うのですが、コシアキトンボは見慣れているから違うと思うし。 局、後日ネットで調べても正体がわからず、撮影もできなかったのが悔やまれる結果に・・・。 

 て、ビワヨシ遭遇の余韻に浸り気味の私。 岸のいろんな小魚の群れを見るもリアクションが悪かったのか、西村さんにして 「たろうさんはハゼ以外のものを見ても無反応」と言わしめる始末・・・。 「そ、そんなことないですよ。 物釣りもできるかなと思って一式持って来てますよ?」なんて言う僕の目に映っていたものは・・・。 っぱりコイ科魚類の群れに混じって浮遊生活を送るヨシノボリの幼魚だった・・・。 

A huge group of young fish is found in other area.  "Yoshinobori" was also mixed.

 

 

 回は琵琶湖岸をめぐる短期決戦の旅で、私にとっては記念すべき旅になりました。 琶湖は何度訪れても何かしら楽しいところであります。 してこの後、行きと同様に西村さんに運転をお任せしてしまって(助手席で居眠りしてしまって・・・)名古屋の有名な(いろんな意味で)喫茶店「マウンテン」へ。 れまたいい経験をしたのでした。 西村さん、今回も本当にありがとうございました〜。 の日、私は夜の新幹線で帰京。 時間のわりに遠出した感もあり、またまた充実した旅となりました。

The natural environment had been preserved well in Biwa-lake area.

(ビワヨシノボリに初遭遇!  おわり)

 

 

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