家族旅行の目的地は、会いたいハゼのいる場所にしよう!
聖地インドネシア、1日限定バリ島探索隊。
Watching Bouzu-haze in Bali island (August, 2006)
両親と一緒に旅行に行くのが年に何度かの恒例になっている私ですが、どうせ行くならハゼ観察もできる所に行きたいなぁと思い、ここ何度か南西諸島を中心に旅先を選んできました。 そして今回。 海外旅行もいいのではないかという話がでたので、これはチャンスとばかりに行き先を考え始めた私。 これまでにもサイパン島に海外観察を決行したことがありますが、仮に親が行きたいと言っても、見たことのない魚を見たいという点でサイパン島は避けたいところ。 同様にして、グアム島もその近くだから似たような顔ぶれと思われるわけです。
・・・などなど、いろんなことを考えた結果、親が観光で楽しんでもらえる場所で、ボウズハゼ類がいろいろいそうな場所という条件をクリアするところとして今回選んだのがバリ島でした。 バリ島といえばそこはインドネシアであり、海外産のボウズハゼといえばたいていインドネシア産○○ボウズだというように、インドネシアはボウズハゼ類の聖地のひとつなのです。
もっとも、バリ島に惹かれた理由にはネット上でハゼの水中写真を通じてお知り合いになった方から聞いた、「バリ島面白そう」という情報も大きく影響していたのでありますが・・・。 ということで、現地滞在中の1日限定バリ島探索隊、スタートです!
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今回の目的地をバリ島にした理由の大半は、ハゼの水中写真を通じてお知り合いになった木村さん(
普通にメールさせていただいてましたが、実は偉い方だった!)に見せてもらったバリ島の水中写真に、正体不明のヨロイボウズハゼの仲間が写っていたからでした。 しかも、木村さんの部下さんの井上さんに案内していただけることになり、しかもしかも夜明け前出発までOKしてくださいました。 ありがとうございますっ!! バリ島は意外と広いので、見に行く場所が遠いときは夜明け前出発もあるのだとか。
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日が少し昇ってきた頃、学校に向かう子供たちに遭遇。 ていうか、バリ島といえど渓流域のある標高の高い地域は気温が低く、子供たちもなんと長袖! しかも、息も白くて、だいぶ予想外。 |
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最初に案内していただいた場所は、分水嶺を越えてすぐの最上流域。 これはいきなりアカボウズハゼ類の生息環境だろう!と思われ、鼓動が高まりましたが、ここでは魚を発見できず。 ただ、陸封種と思われる小型のテナガエビ類はいたので、午後に気温が上がる頃に見たら何か発見できたかも?? |
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さて、 このあたりは上流から水量のある川がたくさんあるようなのですが、少し移動して渓流の様相をなすエリアへ。 井上さんは私が魚を探している間、私が小さく写るアングルでいろんな川の写真を撮ってくださっていました。 短パンで川に入ると、尻もちをついていないのになぜかお尻のあたりが濡れるんだよなぁと前から思っていたのですが、この写真で初めて理由が判明。 ひざのあたりまで水に濡れてから正座の姿勢をとると、濡れたサンダルがお尻の下に来てるんですね・・・。 沖縄だったら何もいないってことはありえない環境だ、と思ってとりあえずゴーグル装備で水中を覗いて見てみます。 すると・・・ |
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いたいた! しかもヨロイボウズハゼ属の魚にいきなり遭遇とは! 日本のヨロイボウズハゼとも異なる体色に、これまた急速に鼓動が高なりました。 うまい具合に保護色になっているけど、ヨロイボウズの仲間はもしかしたら種類ごとの体色が生息地の環境の保護色とも関係しているのかな?? |
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もう少し接近してみると・・・。 なるほど、変わった模様をしています。 金色というか飴色というか、日本のヨロイボウズとはまるで違う体色です。 明らかに図鑑でも見たことがない魚との遭遇ということで、もうこれで満足といった感覚も少々。 前回のハゼ研究会で新種の可能性ありと報告されてた魚にも似ています。 バリから日本への海流の流れなんぞを考えてみたり。 頭をそういう方向に使うのは大好きなんですけどね…。 |
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さて、 水中でじっくり観察したあとは、ケースに入れて間近に観察をしよう!といういつもの流れで、採集に移行。 これまた井上さん撮影の写真。 タモ網の二刀流でいつもどおり採集に没頭する私。 前の写真のとおり、この魚は意外と接近しても逃げない、人懐っこい魚でありました。 日本のヨロイボウズは、目が合っただけですぐに体色を変化させて、近づくと同じ距離を保ってこっち見ながら逃げていくんですけどね。 |
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採集してケースで観察してみると・・・はじめは地味な感じだった体色に見る見るオレンジ色が乗ってきて、とてもきれいな姿に変身してくれました。 写真では分かりづらいですが、お腹は水色っぽく染まっています。 このカラーリングにこの表情、なんとも可愛いです。 日本のヨロイボウズと比較すると、第2背びれの黒い斑点は同じですが、唇と体がオレンジ色になるほか、第1背びれの下のあたりのウロコや第1背びれの軟条が黒く縁取られたり、胸びれと尾びれの付け根に黒い斑点があったりと、異国の魚だなあという雰囲気をかもし出しています。 |
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しばらく遊んで、次の場所へ移動。 手前の女性が井上さん。 奥の男性は、同行したデワさんという方。 3人チームで、ちょっとした探索隊のよう。 デワさんは優しくて、移動のたびに僕のリュックを持ってくれました。 清流のそばは、歩くだけでもかなり気持ちいいです。 水辺には竹が生えていたりして、日本とどこか似ているようで、でもどこか違うような、不思議な感覚のする光景です。 |
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次の場所は、ご覧のとおり迫力満点の滝! 写ってる私と比べると、ものすごい落差なのがわかります。 しかし、ヨロイボウズハゼたちはこの滝を登って、その上にいるのであります。
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ここでももちろん採集。 しかし、先ほどと同じヨロイボウズハゼ属の魚だけでした。 日本ではヨロイボウズハゼというと絶滅危惧種ですが、ここではおびただしいとも言える密度で生息していました。 滝で遊ぶのがまた気持ちよくて最高です。 |
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水中はこのヨロイボウズの仲間たちの楽園でした。 水温が低いせいか、闘争する様子はなく、仲良く上流を向いて石にはり付いています。 |
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大量のヨロイボウズハゼの仲間に大興奮&ご満悦の私。 今回のニューアイテム、簡易ウエットスーツも装着。 下に海パンはいてるのも忘れて短パンのまま水に入っちゃってるし・・・。 ずぶ濡れ・・・。 一応顔を隠しておこうかな・・・。 |
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さて、中流から下流の魚を見にまた移動。 ここは不思議な景観で、鉄砲水でもあるのか、巨大な石がゴロゴロしてて圧巻。 ここでは2種類のボウズハゼ類を目撃するも、隠れる穴やくぼみがたくさんある一枚岩という特異な底質のせいもあり、ゲットできず・・・。 無念・・・。 ニジイロボウズっぽい、背びれが大きい感じの魚と、ボウズハゼ属っぽい魚が見られました。 なぜか密度はあまり高くありませんでした。 |
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このあと、井上さんのおうちに案内していただいて、現地の魚料理などをいただきました。
こういうのはホテルで食べられないから貴重な体験。こちらはナマズのフライ。
クララ(いわゆるヒレナマズ?)の仲間かな? 普通に美味しい。屋台で60円くらいらしいです。
そして、左上に写っているエビ風味のチリソースみたいのがまた激ウマッ!
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こちらはバリでつくられたカラスミ。
日本のカラスミを食べたことが無いのでどう違うのかわかりませんが、これまた美味しかったです。 ビールのツマミにいただいてたら止まらなくなりました。
残りをお土産にいただいてしまいました。
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井上さんのお宅は、とても素敵なバリスタイル! 開放感いっぱいのリビングでいただくビールとおつまみは最高でした!! |
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こうしてバリ島1日探索隊はひとまず解散しました。 また来たい島ですし、井上さんにもデワさんにもまた会いたいなぁ。
そして、今度は木村さんとも川へご一緒してみたい。
井上さんのお話だと、今回の私の件を仕事づきあいの方々のときよりも厚く気にしてくださっていたとか。
そして、私以上に容赦なく川を攻める方だとか・・・。
いつかお会いできる日が楽しみでたまりません。 てことで、バリ島探索、終了であります。
バリ島ってこんなとこ。番外編のバリ島裏日記はこちら→→→ Click !! Click !! Click !! (聖地インドネシア、1日限定バリ島探索隊。 おわり) |
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