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― 高島の標準語 ―
新高島町史(高島の方言)高島方言(編集・故 斎藤フサエ様)から抜粋、及び参考にし、 また、有志からの助言も加え、私なりにまとめてみました。
これらの言葉は、あえて言い換えるならば「たがしまのしょうじゅんご」なのです。
イントネーションが伝えられず残念です。
また、私の世代では既に使われなくなった言葉や、道内各地で同じように使用されている浜言葉も含まれております。

― 高島の方言 ―(新高島町史320ページより)

「高島の女の人は美人が多いけれど、言葉を聞いたらがっかりする。」ということを街の人から聞いたことがある。 たしかに、20年くらい前までの高島町内で普通に話されていた言葉の多くは、いわゆる東北の浜言葉が混じってできた「高島弁」で、 街の人々には荒々しい方言に聞こえたのであろう。

しかし、最近の若い人達は、学校や職場が高島町の外の市街に移っているためか、この高島弁を使わなくなってきているが、 50歳以上の両親や祖父母のいる家庭内では、いまでもこの方言は生きており、小中学校の会話の中でも聞くことができる。

高島の方言は、東北から北陸地方の海岸沿いの地方の人達が移住してきたため、故郷の東北方言がそのまま持ちこまれて 使われているのであるが、よく聞いてみると、東北の地方のいくつかの方言が混じり合って使われている。

移住した人々の出身地から、越後衆(新潟県)津軽衆(青森県)能登衆(石川県)秋田衆(秋田県)庄内衆(山形県)南部衆(岩手県)と呼び合い、その土地の方言が自由に使われていた。中でも一番よく耳にするのは、 高島3丁目(元北高島町)が漁業関係者が多い関係から新潟県の方言である。高島2丁目(元南高島町)では、青森県の津軽弁が聞かれる。 このように東北各県の方言が入り混じって使われ、高島という地域の共通語となったこの浜言葉を、 『高島弁』と呼んでもよいのではなかろうか。

― 特徴 ―(新高島町史321〜323ページより要約)

1.母音(イ)の発音
50歳以上(町史発刊当時の昭和61年現在)の人は、イとエの区別がつかない。
井戸と江戸、息と駅が同じ音に聞こえる。

2.カ行・タ行の濁音化
烏賊(イ)、赤・垢(ア)、魚(サナ)、高い(タイ)、行く(イ)、 書く(カ)、底(ソ)、凧・蛸(タ)、 旗(ハ)、板(イ)、落ちる(オル)、立つ(タ)、待て(マ)など
この濁音化の発音で高島の言葉が荒々しいとか重い感じのする方言として聞こえるのである。

3.鼻音(ン)の加わる発音
鍋(ナベ)、只(タダ)、水(ミズ)、足袋(タビ)など
このように鼻音(ン)が加わることで柔らかい発音となり、方言のもつ暖かさが感じられる。

4.発音の省略化と短縮
くれる(ケル)、食え()、居ない(イネ)など

5.特殊な助詞の使用

@『格助詞』
→方向や場所を示す助詞 ヤマイグ(山へ行く)  コゴコイ(ここへ来い)など
→〜を オレイレレ(自分を入れろ)  ホンヨメ(本を読め)など

A『終助詞』
デャ→命令形や自分の行動の肯定などに使う ハヤグ イゲデャ(早く行けよ)  アシタ イグデヤ(明日、行きます)など
ンス→〜ですね 老婆が丁寧に話す時に聞かれる ソンダンス(そうですね)
ガヤ・ワヤ→〜ですか? 〜ですとも 疑問とそれの答えの中で使われる  マンマ クッタガヤ(ごはんを食べたのですか) クッタワヤ(食べましたとも)など
ベ、ベヤ、ペヤ→東北弁の代表的なもので、高島では今でも広く使われている。 動詞の現在形につけて勧誘、過去形につけて確認の意味に使う。 クウ(食べよう) イグベヤ(行こう) クッタ(食べただろう)  イッタ(行っただろう) ヤメッ(止めよう)など
→〜するぞ、〜しよう イグ(行くぞ) カエル(帰ろう)など

B『接尾語』
→名詞の語尾につけて愛称後として使われる イヌノコッ(犬の子) ユッ(お湯、お風呂)

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