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あいごどる 「話相手になる」
(用例)くだらね話のあいごどっても いられね 「くだらない話の相手もしてられません」

あいでくさい 「相手にならない」
(用例)おめだば よえくて あいでくさい 「君は弱くて相手にならない」

あいさ 「間・すきま」
(用例)スケソば食べでだっけ 歯のあいさに はさまったでや 「(干した)スケソウを食べてたら歯の間に挟まりました」

あいのりあうで 「尻馬に乗って」
(用例)いっつもかっつも あいのりあうで 失敗すんだ 「いつも尻馬に乗って失敗します」

あいばわり 「そりが合わない」
(用例)おやがだとは あいばわりんだ 「親方とはそりが合わない」

あいどり 「餅つきの手返し相手」
(用例)おめのあいどりだば おっかねぇな 「あなたの手返しだとこわいですね」

あおげだまに 「あおのけざまに」
(用例)すべぐって あおげだまに しっくりげった 「滑ってあおのけざまにひっくり返りました」

あおっぱ 「小形のヒラメ」

あおっぱな 「薄緑色の鼻汁」
(用例)あおっぱなふぐでふぐな 「鼻汁を服で拭くな」

あが 「船底に入った海水」

あが・あっか・あがご 「赤ん坊」
(用例)おめんどごのあっか めんこいべや 「あなたの家の赤ん坊はかわいいですね」

あがけっと 「赤色の毛布(ブランケット)」
※明治、大正、昭和初期と、漁師の防寒衣に用いられた。

あがし 「灯り」
(用例)しってい ふぶいだな おらえの船のあがしみえだどぎ ほっとした 「ものすごい吹雪いたな 俺の家の船の灯りが見えた時はほっとした」

あがだら 「銅貨」
(用例)つりっこに あがだらばっかり よごすなや 「つり銭に10円玉だけをよこさないで下さい」

あがどり 「敷布」
(用例)あがどりとっかえたから きもぢよぐねれっぺ 「敷布を交換したから気持ち良く眠れますね」

あがもぐれ 「赤むくれ」
(用例)切り傷があがもぐれになった 「切り傷が赤むくれになってしまった」

あがんべ 「目が充血している様子」

あぐだ 「元気だ・達者だ・強い」
(用例)ころんでも すぐ おぎだんだ あぐだあぐだ 「ころんでもすぐ起きたのですか 元気だ元気だ」

あぐど 「かかと」

あぐもん 「漁師も予期せぬ気象状況下に起こる単独の高波」

あげやじ 「鮭・秋味」

あげやじぼ 「ゆきむし・アブラムシ科のリンゴワタムシ」
※北国では雪に似ていて、この虫が出ると雪が近いとも言われる

あごあわせ 「漁期開始の宴会」

あごわがれ 「漁期終了の宴会」
(用例)こどしの漁がいがったがら あごわがれも賑わった 「今年の漁が良かったから鰊漁の締めの宴会も賑わった」

あさげ・あさま 「朝」
(用例)あさげのまんま 「朝食」

あさづつ 「明けの明星」
(用例)あさづつ いただいて かせぐ 「まだ星の輝きがある早朝から働くこと」

あさま 「朝・朝の間」
(用例)あさまっから喧嘩してだで あの夫婦 「朝の間から喧嘩していました あの夫婦は」

あじゃ・あっちゃ 「母さん」

あじゃらけない 「しまりがない・頼り気がない」
(用例)そんだ あじゃらけない しばりかだしてもだめだど 「そのような しまりがない 縛り方してもだめです」

あずかう 「養う」

あずばる 「集まる」

あず(づ)ましい 「ゆったりとして落ち着く・ゆったりとして気持ちが良い」

あずらぐ・あずらえる 「預ける」
(用例)この子 ばばちゃんどごさ あずらぐこどにした 「この子をおばぁちゃんの家に預けることにしました」

あせぼ 「あせも」

あだする 「仕返しをする」

あだち 「鮭の身を三枚におろして乾かしたもの」

あだまやみ 「頭痛」

あだらしや 「分家」
(用例)松田のあだらしやのがっかだ 「松田の分家の母さんです」

あだわり 「運命・自分に与えられている宿命的なもの」

あっか・あが 「赤ん坊」
(用例)おめんどごのあっか めんこいべや 「あなたの家の赤ん坊はかわいいですね」

あづがう 「看護する」

あっかもっこ 「悪口」

あっこ 「(幼児語で)水」

あづばる 「集まる」
(用例)盆踊りは児童公園さ あづばれ 「盆踊りは児童公園に集まって下さい」

あづべこづべ 「よせ集め・かき集め」

あづ(ず)ましい 「ゆったりとして落ち着く・ゆったりとして気持ちが良い」
(用例)広ぐて あづましいべ 「広いので、ゆったりして落ち着きますよね」

あったら 「(否定的に)あのような」
(用例)あったらおなごの どごいんだ 「あのような女のどこが良いのですか」

あっちゃ・あっぱ 「お母さん」

あっちゃ・あっちゃこっちゃ 「あっち・あっちこっち」
(用例)あぶねから あっちゃいげ 「危ないから、あっちへ行きなさい」

あっぱくさい 「簡単だ・相手にならない」
(用例)おめはよえぐて あっぱくさい 「君は弱くて相手にならない」

あっぷかっぷする 「溺れそうになって浮き沈みする」

あっぺ・あっぺこっぺ 「逆・あべこべ」
(用例)靴のはぎ方が あっぺだべさ 「靴の履き方が逆ですよ」

あで 「海中の岩礁」
(用例)もぐってだら あでば けっぽって いでがった「海中を潜水していたら岩を蹴ってしまって痛かった」

あでがいぶち 「割り当ての食べ物・給料など」
(用例)さがな とれねぇがら ばんしゃぐのあでがいぶちは いぢごうよ 「不漁で晩酌の割り当ては一合です」
(用例)さがな とれねぇがら あでがいぶちは はなくそだ 「不漁で給料は少ないな」

あでっぽなし 「目的・目標・方針」
(用例)あでっぽなしに漁してんだば とれるわげねぇべや 「目的もなく漁をしているのだから捕れるわけがない」

あでわら 「海中の岩礁が多いところ」
(用例)あっこは あでわらだから 気つげで船うごがせ 「あそこは岩礁が多いから注意して運航させなさい」

あにゃ 「兄さん・若い男の人」
(用例)おめだば いぐづになっても あにゃば すぎだな 「あなたなら何歳になっても若い男の人が好きですね」

あねこ 「若い娘」
(用例)おめだば いぐづになっても あねこば すぎだな 「あなたなら何歳になっても若い娘が好きですね」

あば 「お母さん・おばさん」
(用例)たがしまの あばだぢは ずぶんのこど 俺って言うんだで 「高島のおばさん達は自分のことを『俺』と言います。」

あば・あんば 「網の上部に取り付ける浮き木」

あばっしゃい 「行きなさい・行きましょう」

あばめる 「あまえる」
(用例)まだ あっかが あばめでばっかりいで 「まだ赤ん坊か 甘えてばかりいて」

あぶらつん 「燃料代・ガソリン代」
(用例)あぶらつん なまら 上がって 漁いぐにも ばぐぢみてぇだ 「燃料代が高騰して漁へ行くのもギャンブルのようだ」
■「あぶらつん」は、小樽市在住のYH様からの情報提供によります。ありがとうございました。

あぶらなぎ 「波の全くない海・油を流したようにさざ波もない状態」

あぶる 「浴びる」

あべ・あんべ 「行こう」
(用例)豊井さ おめも泳ぎにあんべ 「豊井へ 君も泳ぎに行こう」

あべつぐ・あんべつぐ 「あまえてベタベタする」
(用例)あんまりあんべつぐなってば 「あまり、ベタベタ甘えるなって」

あまごい・あまっこい 「あまい」
(用例)なまら あまごい みがんだでや 「すごく甘いみかんです」

あまされる 「仲間はずれにされる」
(用例)ろぐなこどしねぇから あまされるんだべや 「悪いことするから仲間はずれにされるんだ」

あみおろし 「着漁の祝祭宴」

あみきより 「網を修理する人」

あみわだし 「餅や魚を焼くための金網」

あめぇ 「塩気が足りない」
(用例)この塩ジャケ あめぇな 「この塩鮭、塩気が足りない」

あめくさい 「食べ物が腐敗したすっぱい臭い」

あめふりばな 「春に咲き花を摘むと雨が降ると言われる花」
※日本では数種類あるが「ひるがお」を指すことが多い。高島では『えぞえんごさく』を指す。

あめる 「食べ物が腐敗する」
(用例)はやぐ かねば あめでしまうべや 「早く食べてしまわないと腐ってしまうぞ」

あや 「母さん」

あやがす 「機嫌をとる・あやす」
(用例)なんぼ あやがしても なぎやまねな このあっかは 「いくら あやしても泣き止まないね この赤ん坊は」

あやこ 「お手玉」

あやつける 「きどる・格好つける」
(用例)あそこのあんにゃはまんず あやつけるな 「あそこの兄さんは何につけても格好つけるよな」

あやわりぃ 「体裁が悪い・気まずい」
(用例)おどご衆のながに入っていぐのは なんだがあやわりいな 「男達の中に入って行くのは何か気まずいよね」

あゆみ 「歩み板(船から陸に渡した板)」
(用例)さがなあげで あゆみ わだるのがおっかねぇな 「魚揚げで歩み板を渡る時がこわいですね」

あらぐ 「歩く」
(用例)ちゃっちゃとあらげ 「さっさと歩け」

あらげる 「逃げる・場を外す・片付ける」
(用例)あいつだば 酔えば からむから あらげできた 「あいつは酔えば絡むから逃げてきた」

あらち 「新しい開墾地」
(用例)あらちに蒔いだら よぐでぎる 「新しい開墾地に種を蒔いたら よく育ちます」

あらびる 「乱暴をする」

ありぐ 「歩く」

あわっけない 「はかない」
(用例)しどのいのぢなんて あわっけない 「人の命は、はかない」

アンカおろす 「錨を降ろして停泊することをたとえて 一ヶ所に長居すること」
(用例)あそこのうぢさ アンカおろしてしまって おそぐなった 「あそこの家で長居をしてしまって遅くなった」

あんさま 「長男に対する敬語」

あんさん 「若い男性」

あんじごど 「心配事」

あんじょ 「凧の糸目のバランス」
(用例)じじにたごのあんじょ とってもらったっけ ひってぃあがるやづよ 「お祖父さんに凧の糸目のバランスをとってもらったらすごく上がるさ」

あんだに 「あんなに・あれだけ」
(用例)あんだにあったのに もう ねぐなった 「あんなにあったのに もう無くなった」

あんちゃ 「兄」

あんちゃこ 「若僧」
(用例)あんちゃこのくせに なまいぎだ 「若僧のくせに生意気だ」

あんべ 「あんばい・具合・調子」
(用例)飲みすぎで あんべ わり 「(酒を)飲みすぎて 体の具合が悪いです」

あんべぇさんべぇならない 「手のつけようがない・捌きようがない」