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◎6月14日(土)曇 (1日目)
 関空→イスタンブール泊

●メル友に再会
 関空でメル友のKさんと再会。数日前に「見送りします」とのメールが届いて再会を楽しみにしていました。
 Kさんには昨年9月、オーストリアへ出かけた際にも見送ってもらい、会うのは2度目なのですぐにうち解けて旅の話に夢中になれました。
 
●差し入れ
 待合室でしばらく雑談したあと、4階の片隅にあるビジネスセンターで参加者の顔合わせがありました。自己紹介をするはずでしたが、イスタンブール行きのトルコ航空TK049便(12:35発)の離陸が20分早められたそうで先送りに。
 搭乗時間が早まったので、Kさんと慌ただしく挨拶を交わして手荷物検査ゲートへ。別れ際に可愛いカードと食料品をあれこれ差し入れしてくれました。

●健康申告書
 手荷物検査はあっけないほど簡単。トルコ航空では搭乗前に「健康申告書」なるものを提出する決まりになっており、チェックインの際に渡された書類に体温、病状の有無など必要事項を記入しました。もちろんSARS対策。終息するまで続けるそうです。

●機内がらがら
 11:50、 TK049便に搭乗。SARS対策の体温測定カメラの前を通過したのですが、あまり気持ちの良いものではありません。
 機内は事前に聞いていたようにがらがら状態。「どこでもご自由に」という感じなので、最後尾に陣取って、これから12時間30分のフライトに耐えることにしました。 座席は2×4×2型でした。

●乗客1人待ち
 離陸が20分繰り上がって12:15になったはずなのに、12:40になってもTK049便は微動だにしません。しばらくの後、「乗客1人の搭乗を待っている」との機内放送が流れました。
 「よほどの大物だろう」と思っていたら、13:00ごろトルコ人らしい若い男性が大きなバッグ3個を引きずるようにして搭乗。とくに悪びれた様子はうかがえません。

●いったい何者?
 13:16、ようやく離陸。最後尾の空席に座った男性に乗務員が話しかけてますが、遅れて搭乗したことを叱責しているわけではなさそうです。そのうち別のトルコ人男性がやってきて大声で雑談を始めました。「この男、いったい何者?」と理解に苦しむ態度です。

●時差は−6時間
 初めての機内食は魚とチキン。自分は魚をチョイス。内容は鮭とパスタで味はいまいち。妻のチキンの方が美味そうでした。

        《以下、6時間遅らせた現地時間で表記》

 食後、時計を現地時間に合わせました。トルコのイスタンブール、ルーマニア、ブルガリアはともに夏時間を実施中なので6時間のマイナスです。

●SARSのあおりで
 大気が不安定なのか、機体が上下左右によく揺れます。下界は雲ばかり。その揺れに身を任せているうちに2時間ほど、気持ちよくまどろみました。
 今回の「ルーマニア・ブルガリア」はSARSのあおりで実現しました。希望していた「ウズベキスタン・トルクメニスタン」ツアーが駄目になって、代役として浮上したのがこのコース。

●計画を変更
 トルクメニスタン側がSARS防止の水際作戦としてアジアからの入国者に対するビザの発給を休止したため、旅行会社はウズベキスタンにカザフスタンなどを組み合わせる苦肉のコース変更を余儀なくされました。
 トルクメニスタンはぜひにと思っていた国。これをはずされたのでは出かける興味が薄らいでしまい、それをキャンセルして「ルーマニア・ブルガリア」に振り替えたというわけです。  

●二転三転の準備
 直前にルーマニア旅行から帰国した友人の情報では、半袖シャツ中心で過ごしたとのこと。添乗員からも現地は急に暑くなったとの連絡があって、衣類の準備も二転三転しました。
 退屈な時間。動きの鈍い脳みそは、そんなことを断片的に思い出させます。12:20、あと5240kmの表示。先は長いですが、機内は気の毒に思うほどの空席なので、くつろぎ気分で揺れに任せています。

●下界の風景
 次第に雲が切れてグレーの湖が見えます。うつらうつらしながら時間を過ごしているうちに機はウラル海を通過してカスピ海に迫っていました。
 ウラル海の南側には、SARSの影響でキャンセルしたウズベキスタンやトルクメニスタンがあります。16:00、余すところ2250km。30分後、南北に縦長のカスピ海上空に達しました。

●アララット山
 17:20、アララット山が見えてきました。親子がはっきり浮かんで、親の方はかなりの残雪を被っています。
 東トルコを旅行したときに眺めた山容よりも美しい姿です。実は搭乗したときから「アララット山が見えるかも」と密かに期待していたので大満足。機内も一時騒然とし、眠気が吹っ飛んでしまいました。

●強制送還
 19:15、定刻より15分遅れてトルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港に着陸。
 ところで、搭乗に遅れた男性は、ビザか何かの不備で強制送還されたようです。悪びれた様子が見られなかったので、悪質な違法者ではなかったのでしょう。VIPでもないのに離陸を待った理由がわかり、「何者?」の疑問は解消しました。

●トルコも観光客減
 スーツケースは団体扱い。開けられることもなくバスに積み込まれました。一緒に乗り込んだ現地ガイドは中年の男性。「イラク戦争の影響でトルコの観光客が減っています。ようこそお出でくださいました」と早口の日本語で挨拶しました。
 20:15、大きな通り沿いにあるホテルに到着。土曜日の夜とあって周辺は大勢の人で賑わっていました。

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