- 【タイトル】
- 花火
- 【販売会社】
- 魔法
- 【ジャンル】
- シミュレーション
- 【価 格】
- 4,800円
- 【メモリーカード】
- 5ブロック
- 【ガ イ ド】
- 「いやあ夏ですねぇ、志摩子さん。夏と言えば花火。」
- 「桜の下でお酒を飲んで・・・」
- 「それは花見!」
- 「チョコレートを食べすぎると出ちゃうんですよねぇ。」
- 「それは鼻血!」
- 「よう姉ちゃん、ちょっと俺に付き合えやぁ。」
- 「それはオヤヂ!」
- 「ということで今回は“花火”というゲームでぇす。作ったのが“魔法”という会
社。」
- 「なんかふざけてますよねぇ。」
- 「ホント。法律違反ですよねぇ。」
- 「それは違法!」
- 「真似ばっかりして。」
- 「それは模倣!」
- 「お亡くなりになって。」
- 「それは訃報!」
- 「でも私、マスカットよりも好きだな。」
- 「それは巨峰!」
-
- ※
-
- 「さて各地で花火大会たけなわ。」
- 「花火大会を見た後って、無性に花火やりたくなりますよねぇ。」
- 「そうそう。で、スーパーへ“おこさま花火セット”を買いに走って。」
- 「でも、“20連発”なんてのをやっても全然物足りなくって。違う。俺がやりた
いのはこんなもんじゃない!」
- 「俺はヘビ花火がやりたい!」
- 「やりたくねーって!」
- 「でもコドモの頃って花火師に憧れましたよねぇ。」
- 「そうそう。」
- 「むちゃくちゃでござりますがなぁ、とか真似したり・・・」
- 「それは花菱アチャコ!」
- 「でも私はエンタツのほうが好きでしたね。」
- 「ほう。どうしてですかぁ?」
- 「サンタさんがやってくるし・・・」
- 「それはエントツ!」
- 「飛び抜けているし・・・」
- 「それはダントツ!」
- 「後ろからどーんと・・・」
- 「それは衝突!」
- 「純朴な感じで・・・」
- 「それは朴訥!」
- 「こってりしてるんですよね。」
- 「それは、とんこつ!」
- 「ということで、あなたも花火師になれる“花火”、ゲームスタートでぇす!」
-
- ※
-
- 「とりあえず“VTR鑑賞”でも見てみましょうかぁ。」
- 「そうですね。では“赤のサンプル:パイロン”というのを。なんだかよくわかり
ませんが。」
- 「はいはい。あ、ロードの時間が短いのはいいですね。あ、始まりましたよ。」
- 「ダルマサンガ、コロンダコロンダとか言ってますよぉ。ラーメンのドンブリが飛
んで来たり。音楽と画像のセンスにかなり難有り、減点10。といったところでしょう
か。」
- 「かんじんの花火のほうは?」
- 「テレビ画面でアニメ調の花火を見たところで、綺麗でもなければ面白くもない。
ま、そんなところでしょうか。」
- 「辛口評論で知られる花火研究家、伊勢志摩子さんでした。」
- 「どおもぉ。」
- 「ところでこれ、ゲームとしてはどういうことをすればいいんでしょうねぇ?」
- 「ちょっとやってみましょうかぁ。」
- 「あなたの名前を教えてね。だって。塩サバさん、30過ぎてこんなのやってて、
かなりむなしくありません?」
- 「いやあ楽しいなぁ♪では名前を入力しましょうね。漢字も使えるから志摩子さん
の名前をお借りして・・・」
- 「私、オトナの女だから・・・」
- 「嫌ですか?」
- 「“志摩ぴょん”にしてくださぁい。」
- 「はいはい。じゃあこれで。」
- 「ああ!字が違うぅ!なんですかコレは!」
- 「死魔ぴょん♪」
- 「えーっ、なんか暴走族みたいで・・・」
- 「嫌ですか?」
- 「かっちょいいっ♪」
- 「あ、ゲームのストーリーが始まりましたよぉ。なになに。世界初の花火のテーマ
パーク“花火ランド”のオープン直前になって・・・・」
- 「えーっ、花火ランドぉ?なんか、そのまんまの名前ですねぇ。プッシュG軟膏み
たい・・・」
- 「まあね。で、もう少しでオープンという時になって天才花火師、パイロンが病気
で倒れてしまったと。みんなが心配そうに見守る中、パイロンは意識不明で眠り続けて
います・・・」
- 「病院連れてけよ!といった感じですね。」
- 「ホントにねぇ。で、弟子のピエッタは困ってしまって・・・」
- 「わんわんわわ〜ん、わんわんわわぁん♪」
- 「犬のおまわりさんじゃねぇ!」
- 「でも役にたたなさ過ぎですよねぇ、犬のおまわりさん。」
- 「それはそうなんだけど。で、困ったピエッタはあなた、まあプレイヤーにですね
、助けを求めにきたと。」
- 「やだね!」
- 「助けてやれよ!」
- 「面倒くさいなぁ・・・」
- 「とりあえずですね、花火ランドの各エリア内を歩きまわって、花火の材料となる
“星”を拾い集めると・・・」
- 「なんでそんなものが道に落ちてるんですかぁ?」
- 「それはまあ、ご都合主義と言うことで・・・」
-
- ※
-
- 「あ、落ちてる落ちてる!」
- 「落ちているというより、なんか“置いてある”という感じですねぇ。」
- 「確かにね。ま、とりあえず拾いましょう。」
- 「拾ったら交番に届けてっと。」
- 「どんなゲームなんだよ!」
- 「善行ゲーム。鈴木善幸元総理大臣もおおいにハマったという・・・」
- 「ハマらねーって!」
- 「花火の筒も落ちてますよぉ。」
- 「どうなるのかなぁ。やってみましょう。“○”を押してと。」
- 「わあ、花火が上がったぁ♪また上がったぁ♪またまた上がったぁ♪またまた・・
・って、いつまでやってんですか、コレ?」
- 「ちょっと説明書を見ましょう。えーと、何にも書いてないけど、放っておけば恐
らく永遠に・・・」
- 「ストップストップ!えーと普通に考えればおそらく“×”ボタンで、終わらんや
ん!スタートボタンも、駄目ですね。もう1回“○”で、あ、止まりましたぁ。」
- 「無駄な5分間でしたね。」
- 「ま、その間に原稿書いてたからいいんですけどね。」
- 「あ、筒の向こうに色々とアドバイスしてくれる“花火ばば”がいますよ。」
- 「じゃ、婆さん目掛けて花火をぶっ放してみましょう。」
- 「やめろって!」
- 「えーと、“筒の角度を変える”で10度にして、いざ打ち上げ!」
- 「あ、惜しい!あと2メートルくらい左ですね。」
- 「でも左右には動かせないんですよぉ。」
- 「うーん残念。」
- 「でも婆さん、何にも言いませんねぇ。花火を人に向けて撃ってはいけません。と
か叱られてゲームオーバーになると思ったのにぃ。」
- 「もしかして原稿書くの、嫌になってません?」
- 「はい、かなり。」
- 「あ、でも“移動させる”というコマンドがありますよぉ。」
- 「チャンス!よし、移動して発射ぁ!」
- 「惜しい!あと50センチ!」
- 「もう少しですね!」
- 「当たった!」
- 「でも、すり抜けた!」
- 「なぁんだ・・・」
-
- ※
-
- 「えーとまず、赤のエリアに移動してみましょう。」
- 「なんか襲われそうですねぇ。」
- 「それはゲリラ!」
- 「ヒューストンからやってきた・・・」
- 「それはゲイラ!」
- 「どうもおなかの具合が・・・」
- 「それは下痢や!」
- 「で、赤のエリア。さっきのデモ花火にあったダルマとラーメン丼のところですね
。
- 「そうだ、一度、花火をつくってみようか。だって。」
- 「わーい、これで晴れて・・・」
- 「花火師デビューですね。」
- 「私ね、花火を作ったらやってみたいことがあるんですぅ。」
- 「なんですかぁ?」
- 「この原稿書くのやめるぅ!」
- 「俺は今すぐやめたい!」
- 「まあまあ。ひとつくらいは花火を作ってみましょうよぉ。」
- 「そうですねぇ。えーと、まず型を選ぶと。割物1、割物2・・・」
- 「ナマ物1、瀬戸物2、鍋物3、浮気モノ4、バッタもん5・・・」
- 「そんなのはない!」
- 「LとかMというのは大きさなのかなぁ。土星というのもありますね。」
- 「この芯入り2というのが綺麗そうじゃないですかぁ?」
- 「そうですねぇ。お前、入ったばかりなのに生意気だぞぉ、とかいって体育館の裏
に呼び出して集団リンチしたり・・・」
- 「それは新入り!」
- 「じゃ、型はコレにしてと。これに“星”を詰めるんですね。」
- 「そうです。ゾーンごとに種類の違う“星”を詰めるんです。」
- 「じゃあ、ご飯の中に梅干しつめてっと。」
- 「おにぎり作るんじゃねえ!」
- 「あ、しぐれのほうが好きでしたぁ?」
- 「そういう問題じゃねえ!」
- 「えーと、本体のゾーンが3つに“のぼり”というのがあるんですね。」
- 「“のぼり”というのは花火本体が開く前に光る部分です。のぼっていく途中に見
えるヤツですね。」
- 「じゃ、のぼりに“ねじりんぼう”、本体のゾーンに“赤牡丹”と“朱白牡丹”と
“こなこな”を詰めてと。」
- 「さあ、仮打上げですよぉ!」
- 「ひゅーっと上がって、わーっ♪」
- 「綺麗ですか?」
- 「いまいち〜!」
- 「なんか色が地味ですねぇ。」
- 「私もそう思うぅ。青系が欲しいですね。のぼりもぱっとしません。“ねじりんぼ
う”と“こなこな”、君たちクビだ!」
- 「星の世界も厳しいんですねぇ。」
- 「ゾーン部門には“青牡丹”クンを新規採用、のぼり部門には元厚生省官僚の“色
はち”氏を・・・」
- 「天下りかい!」
- 「さて、レッツ仮打上げ、ゴー!」
- 「あがっていって・・・」
- 「どーん!」
-
- 「わあ、本体は綺麗ですねぇ♪でも“のぼり”がねぇ・・・」
- 「むちゃくちゃですねぇ、“色はち”氏・・・」
- 「やはり天下りだけに・・・」
- 「“のぼり”には向いていなかった・・・」
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- 【総合評価】
- 「花火を作る」という企画は面白いと思います。そこらを歩きまわっていろんな種
類の“星”を集め、新しい花火を作って最終的には花火ショーをプロデュースしなけれ
ばなりません。道は遠いなあ。でも「遊べそう」な感じはありますね。ただメルヘン調
のとってもお子様チックな作りだけは何とかならんのか。さすがに30歳にもなるとこ
の手のゲームはちょっぴりオトナノ快感、う〜ん、癖になりそう♪求む、「花火〜職人
肌編」!
- 【欲しい?】
- う〜ん、欲しがる人、きっといるだろうなあ。このコーナー、いつも同じ人ばかり
が応募してくるので、一度貰った人はご遠慮してくださいね。「ワタシ、初めてなの。
」という人、お待ちしております。
-
- fwip4651@mb.infoweb.ne.jp
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- 来週は「夏休み」で1回お休みです。2週間後にまたお会いしましょうねっ。では
。(志摩子)
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