【アルバム名】
LET ME TELL YOU ’BOUT IT (BLUE NOTE)
【リーダー名】
LEO PARKER (1961/9/9)
【パーソネル】
JOHN BURKS (tp) BILL SWINDELL (ts) LEO PARKER (bs) YUSEF SALIM (p)
STAN CONOVER (b) PURNELL RICH (ds)
【収 録 曲】
GLAD LAD / BLUE LEO / LET ME TELL YOU 'BOUT IT / PARKER'S PALS /
LOW BROWN / TCTB
【内   容】
 9月も終わりに近づいてまいりました。もう、すっかり秋ですなぁ。運動会シー ズンたけなわでございます。
 
  たけなわ、しめ繩、荒縄とぉ〜 ナワにもいろいろあるけれどぉ〜
  縛るんだったら亀甲ねっ♪ 亀甲、亀甲、亀甲ねっ♪
  あ〜ん、キッコ、キッコ、キッコー、キッコーマン!
  いくぞ我らがキッコーマンっ♪
 
  (「正義の味方キッコーマン」主題歌:“いけいけキッコーマン!”)
 
千葉県は野田市出身の野田喜久子(23歳/通称「キッコ」)は普段はキッコーマ ン醤油に勤めるしがないOLであるが、ひとたび事件が発生すると正義の味方キッコー マンへと変身し、関東進出をたくらむ関西系醤油メーカー「サンジルシ」の営業マンを 得意のロープ・テクで縛りあげるのであった。って、たんなる営業妨害やん!という話 もあるし、女のくせになんで「マン」や?という意見もあるでしょうが、「女だからこ そ“マン”なのぉ♪」などとホザいて、PTAのおばちゃんから顰蹙をかっているテレ ビ番組の主題歌でございますな、いけいけキッコーマン!テレビ東京あたりで放送して くれませんかね?とまあ、そんなことはどうでもよくって、運動会シーズンたけなわで ございます。運動会というのは天気が気になるものでございますな。
 
「ねえ、パパ。あしたの運動会、晴れるかなぁ?」
「うん、どうかいなぁ?」
 
このようなくだらない会話が日本全国の約2000万世帯で交わされ、そのせいで ニッポンは運動会シーズンになると急にお寒くなるんですよねっ。と、日本気象協会の 人も言っておりました。さて、私の家から道路を1本挟んだところに位置する日進小学 校でも今日が秋の大運同化医って、わざわざ何でこんな不自然な漢字変換をする?ザウ ルスの辞書。日進小学校でも今日が秋の大運動会でございまして、朝から子供達の歓声 が閑静な住宅地に響いておりました。空には、風にはためく万古焼き、ぢゃなくって万 国旗。あ、そういえば「北九州万古旅」、なかなか更新できませんな。それに、この原 稿がUPされる火曜日は「マイ・ピン子」ではなかったか?という指摘もあるでしょう が、ピンコもバンコも今週は勘弁してください。だってあれ、面倒なんだモン♪運動会 には入場モンと退場モン♪応援旗にはドラエモン♪流れる音楽、水戸黄モン♪流れねー よ、そんなモン!
 
 運動会には、いろいろな競技がありますな。最近では「足の遅い子がドベになっ て、グレでもしたら大変!」という配慮からか、純粋な徒競走というのをやらなくなっ たみたいですけどね。グレちゃった子供はグレ釣りに行くか、レスリングのグレコロー マンをやるしか手がないから、そういった配慮はわからんでもないですけどね。かくい う私は、走るのはあまり速いほうではなかったっていうかぁ、ぜんぜん速いほうではな かったっていうかぁ、遅いほうだったというかぁ、さっぱりだったというかぁ、とにか く万年ドベだったわけなんですが、グレることもなく、ツツガムシ病にかかることもな く、こうしてなんとかつつがなく生きているわけでございまして、あまりにも過保護的 な「気の遣いかた」というのはかえって子供をスポイルするのではないかと器具、あ〜 ん、使ってぇ♪
 
今週の学級目標:気ぃ遣うな、器具使え!
 
ということで、ただ走るだけの徒競走よりも、いろんな器具、というか道具を使っ た競技のほうが見ているほうも楽しいというのも事実でございます。よく、サザエさん でネタにされるのは「パン食い競争」ですな。おそらく今日のサザエさんも、3本のう ちの1本は「運動会ネタ」で(「ワカメ、涙の3等賞」とか)、その中の父兄参加競技 「パン食い競争」に参加するため、昨夜から断食を挙行した波平が本番直前になって貧 血で倒れ、「もぉ、お父さんってばホンバンに弱いんだからぁ。」とフネさんを嘆かせ る。というシーンが展開されるのではないかと思われます。乞うご期待!(見忘れない ようにビデオをセット済。)
 
 @ さて、本日はレオ・パーカーです。
 
  > 俺、馬鹿ぁ?
 
と、鰈さまが俳句に詠んでおられました。前回レオ・パーカーは『ローリン・ウィ ズ・レオ』というアルバムを紹介したんですが、ちょうどその頃、ラズウェル細木セン セの「久し振りにレオ・パーカーでも聞こう。」というようなカキコがあったことを覚 えている人もいるでしょう。塩通掲示板にもそんな立派な栄光の時代があったんですな ぁ。で、レオ・パーカー。ビリー・エクスタイン楽団の第一バリトン奏者だったのをは じめ、バリサク1本サラシに巻いて、数多くの楽団を渡り歩いた「渡世の人」でありま す。アウアウアウ。それはオットセイ。で、50年代のほとんどを結核のため棒に振っ たレオ・パーカーは60年代になってブルーノートに2枚のアルバムを残し、62年に 35歳の若さで死んでしまいます。んなわけで一般的にはあまり知られてないわけであ りますが、ブルーノートならとりあえず何でも買う“節操なしCDコレクター”さばぴ ょんの手によってこうして全世界に発信され、レオ・パーカーも草場の陰で「覗き行為 」などに励んでおられるのではないかと思います。で、この『レット・ミー・テル・ユ ー・バウト・イット』というアルバム、サイドマンが地味ですな。ジョン・バークス、 ビル・スウィンデル、ユセフ・サリム、スタン・コノヴァー、パーネル・ライスって、 誰一人として知らんがな。唯一、パーネル・ライスというドラマーが、ちょっぴり名前 がパールライスに似てるよねっ♪というネタを書いたらそれでおしまい。パールとおこ めの取り合わせは結構いい感じではありますが、とりあえず1曲目から聴いてみましょ う。
 
 「グラッド・ラッド」。ラッドというのはベリー・エクスタシー楽団、あ〜ん、 とってもエクスタシー♪違います。ビリー・エクスタイン楽団時代のレオ・パーカーの あだ名ですな。そういえば昔、すけべ漫画雑誌の裏表紙の通販に「エクスタC」という 名前のクスリがあったことを思い出しましたが、3管ユニゾンが賑やかなジャンピーな ナンバーでございます。ソロ先発は作曲者のレオ・パー本人。縦横無尽に駆け巡るバリ トンが素晴らしいとCDライナーの後藤誠センセも書いておられます。続くソロはトラ ンペットのジョン・バークス。ディジー・ガレスピーの本名がジョン・バークスらしい んですが、ディズとは別人(28号とか言わない。)なのだそうです。ちょっぴり中間 派的なスタイルの持ち主ですな。再び、最初のソロよりもさらにノッた感じのレオのプ レイが聴かれ、短いピアノ・ソロがあって、もう一度レオが出て、後テーマに戻ります 。ハード・バップ、ファンキー系のサウンドではありませんが、それなりに楽しめるの ではないでしょうか。次。「ブルー・レオ」はレオとアイク・ケベックの共作。ベース のピチカートで始まるディープなブルースですな。もぉ、淡谷のり子もびっくり。本名 は「淡谷のり」というらしいですけどね。オヤもいったい何を考えてそんな「浅草海苔 」みたいな名前をつけたんでしょうね?で、先程ちょっと「淡谷のり子」でサイト検索 してみたところ、こんな記事がございました。
 
92/08/13 東京夕刊 芸能面 05段
 
「少しは歌がわかってきた」 85才の淡谷のり子が新曲「抱いて」を発表
 
抱いて?嫌やぁ!!
 
さて「ブルー・レオ」。レオ・パーカーがワン・ホーンで実に深いブルース・プレ イを聴かせた後、ユセフ・サリムのピアノが続きます。このソロがなかなかイイ感じで す。後テーマでは残りの2管がアンサンブルで花を添え、演奏を盛り上げております。 はい、3曲目。タイトル曲「レット・ミー・テル・ユー・バウト・イット」。ゆったり したテンポの典型的なアーメン・ナンバーです。大阪のミナミにある中華そば屋ぁ?そ れは「ラーメン難波」。いや、本当にあるかどうか知りませんが。3管コテコテ・ハー モニーのテーマに続き、ワルツ・タイムにのせてレオ・パーカーがゴキゲンなソロを繰 り広げます。ライナーノートではまだ使われているぞ、ゴキゲン。テーマから続く反復 メロディのピアノとベースのバッキングも素敵っ♪再び濃いテーマに戻って、最後にリ ズムが降りて「決め」のアンサンブル。あっぱれです。この曲と4曲目の「ヴァイ」は 原文ライナーを書いているロバート・ルイスの曲なんですな。
「ヴァイ」のほうはマイナー・キーの作品なんですが、アップ・テンポで演奏され るため暗いムードはありません。ドライビングなパーカー、小粋なジョン・バークス、 豪快なビル・スウィンデル、哀感を湛えたユセフ・サリムと続くソロ回しは日光江戸村 の猿回しに匹敵する、本アルバム最大の呼び物でしょう。全然名前を知らん人達でもこ んな立派な演奏が出来るんですな。ジャズは名前じゃない、女は顔じゃない、太モモや !ということを改めて感じさせられる1曲でございます。5曲目「パーカーズ・パルズ 」。ミディアム・スローのほのぼのナンバー。ソロ先発はテナーのビル・スウィンデル なんですが、この人、実に豪快でノリのいいブロウをかましてくださいます。続くレオ のソロは余裕綽々といった感じですな。大物の風格さえ漂わせております。6曲目の「 ロウ・ブラウン」はピアノを弾いているユセフ・サリムの曲。ゴスペル調のファンキー なナンバーでございます。変則8ビート風のリズムもゴッキゲン♪ジョン・バークスも 、ここではかなりモダンなソロを聴かせてくれます。ビル・スウィンデルはここでも「 ノリ一発」ですな。もぉ、淡谷のりもびっくり。作曲者ユセフ・サリムのピアノ・ソロ もたいへんよろしい。ラストの「TCTB」は大ブローイング・セッションでございま す。
 
 以上、期待度ほとんどゼロだったにもかかわらず、元気ハツラツの好アルバムで ございました。あ、ちなみに今日のサザエさん、運動会ネタはありませんでした。んが 、んぐ。


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