中国旅行記

青島編2−中国人の結婚式に参加するの巻
(2000.8)

日程

1日目:到着。結婚式に参加
2日目:買いだし

 

発端

 発端は一枚の手紙から。日本にいたときの教え子、SくんとKさんからでした。

「8月27日はわたしたちの結婚式です。ぜひ、先生も来てください。」

 なんだとぉ〜〜。この二人は、日本語学校時代から付き合っていて、すでに入籍は済ませていたが、夏休みの帰国に際して、結婚式をしてしまおうというのです。かわいい学生の結婚式、参加しないわけにはいきません。ちょうど夏期補習も終わったところだったし、のこのこと夜行列車に乗って、青島まではせ参じたわけです。今回は旅行記というよりも、中国の結婚式レポートを書いてみようとおもいます。

 

そして到着

 前日まで補習があったので、終わってから夜行列車に飛び乗り、そしてついたのが朝の5時半。さて、困った。今から行っても迷惑極まりないでしょう。かといって、こんな時間に時間をつぶせるところなんてないし。で、明け方の海を見ながら、ケンタッキーが開く7時半まで、ぼーーーーーーっとして過ごしていました。
「9時ぐらいに来てください」と言われていたので、それでもまだ時間が余る。なんとか時間をつぶして、タクシーでSくんの家へ向かいました。
去年のお正月、わたしは彼ら二人のご招待を受け、Sくんの実家へ遊びにいったことがあります。しかし、道順など覚えているわけもない。自分でも、よくたどり着いたな、とおもいました。(タクシーを2回乗り換えた。)

 

中国結婚式れぽぉと

 さて、結婚式な一日のお話をしましょう。
 Sくんの話によると、結婚式は四日間行われるそうな。最初の2日は、新郎(シンラオ)側の招待。あとの2日は新娘(シンニャン:新婦)側の招待。わたしが行ったのは、メインの新郎側1日目。
 まずは新郎が、新娘の家へ行って、お嫁さんをお出迎え。そして新娘を連れて、新しい家となる新郎側の実家へ向かいます。新郎側の家では、ありとあらゆるところをデコレーションして、大騒ぎでお出迎え。家の中へ迎えると、新娘が、新しい両親へあいさつをする儀式が始まります。お茶を出したり、食べ物を出したり。(実はよく見えなかったので、実態は不明。)家族全員が、新しい家族を迎えるお祝いムードにあふれていました。


 その後、ホテルへ移動して、披露宴。この披露宴も、形式ばったところはほとんどなく、リラックスしたムード。
日本だったら、いろいろな人のスピーチがだらだらと続くのですが、スピーチは、新郎、新娘の父、そして一人招待されていたお偉いさん(彼ら二人の留学の斡旋をした国際教育センターの人。そーいえば、この方は日本でわたしの授業を見学されたような…)の三人のみ。
あとは、のめや歌えやの大騒ぎ。新郎新婦も、別にひな壇に座っているわけではなく、招待客に混ざって食事をしていました。だから、なんだか感じがよかったわぁ。
そして、
とにかく飲む。その量が半端じゃない!Sくんは、ほとんど飲めない人なのですが、その仲間たち(友人)が飲む。そして、Sくんのお兄ちゃんがこれまた飲む。青島だから、ひたすらビールを飲む。そして迷惑なことに酒に弱いわたしにも飲ませる。断ろうとしても許してくれない。飲んで飲んでのみまくり、飲ませて飲ませて飲ませまくる。最後はみんなしてへべれけ。なんだかわかんないが、初対面の彼らと肩を叩き合って、笑い合う。飲んで飲ませて大騒ぎ。記憶が飛んじゃうかとおもった…。


 で、これで終わったとおもったら大間違い。夜の6時から、新郎新婦の友人を集めて2次会が。仲間たちが倍増し、これまた押しなべて飲む。飲んで飲んで飲む。そして飲ませる。めちゃくちゃなことを言って飲ませる。
曰く、
「ここは青島だから、外国もの(コーラのことです)はだめ。ビールを飲め!」
「中日友好だから飲め!」
「日本人だから飲め」
「うれしいから飲め」
「とにかく飲め」

そこでふと我に返る。
「あのぉ〜〜、女の子で飲まされてるの、私だけなんですけどぉ…」
仕方ないか。中国の女性はあまりお酒を飲みません。「じゃ、あたしもぉ〜。」と言うわけにはいかないのが、中国。「外国からの大切なお客さま」にお酒を勧めないのは、失礼にあたるのですね。そんで、断れないあたしも、そーとーなお人よしですね。こんなことしているから、「お酒弱いんですぅ〜。」と言っても、誰にも信じてもらえないのです。結果、今日2回目のどんちゃん騒ぎ。めちゃくちゃつかれたが、かなりおもしろかったです。


 さて、2次会が終わると、最後にまた新郎の家へ移動します。時計はもう11時をまわっていました。「こんな夜更けに一体何を?」と思いながらついていくと、これが大当たり。新郎新婦をはやし立てながら、色々なことをさせるというくだらないながら、爆笑のゲームが残っていました。これも、中国の結婚式ではよくやるらしいですね。

 何をしたかというと、まず、二人をペットの上に上げて、いろいろな質問タイム。答えられなかったり、間違えたりしたら、お玉で新郎の頭を殴る。残念ながら、私の中国語力の限界により、内容はほとんどわかりませんでした。
その後、友人が考えた(らしい)ゲーム。
1.二人の股間(といっていいのか)に大きなたらいを結びつけ、向かい合わせでたたせ、「パ〜ン」と音が出るまで打ち合わせさせる。(その際必ず、「Oh,Yeah」と声をあげること。)
2.新郎が目隠しをして、新婦の口の中に食べ物を入れる。(新婦はその際、「我要、我要(ほしいわ)」と声を出す)

などなど。爆笑しました。その後二人が最後の杯を交わし、就寝タイム♪なが〜い一日が終わりました。


 ちなみに、私が悩んだのがお祝いです。普通は、お金をあげるらしいのですが、留学している二人に、中国元をあげてもしょうがないだろうし、かといって、日本円では、かなりの金額になっちゃうので、二人が恐縮するだろう。じゃ、何か記念品を、と思っても、いずれまた日本へ行く二人に、めったなもんをあげても、邪魔になるばっかりだ。悩んだ末、たか〜いお酒を一本買って行きました。(中国のお祝いの定番、芽台(マオタイ)酒。)これなら、飲めばなくなっちゃうし。

 

余談

次の日も誘われていたのですが、幸せそうな二人を見てもう満足した私は、キャンセル。なぜなら行きたいところがあったから。
そ・れ・は。
ジャスコ!青島には、ジャスコがあるんです。青島に着たら、必ずここに行って、済南では手に入らない日本ものを買って帰るのが私の慣わしです。今回手に入れたのは、カゴメ野菜ジュース、そば(年越しそばにしようと思って)お土産にケーキなど。はやく済南にもジャスコができないかなぁ。<無理でしょう。

 

結論

 中国の結婚式はすばらしい!!!日本で何度か、結婚式に参加しましたが、こんなに楽しめて、こんなに心からお祝いできて、こんなに心があったまる結婚式ははじめてでした。本当にみんなが、「おめでとう」の気持ちを持って、お祝いして、大騒ぎして、浴びるほど酒飲んで・・・。ある意味辛かったけど、大変心に残りました。日本でも、こんな結婚式をすればいいのに。どうしても、「儀式」っぽいところから抜け出せないような気がするんですよねぇ。私がいうことじゃありませんが。みなさんも、機会が合ったらぜひ参加して見て下さい。楽しいんだから。

とにもかくにも、Sくん、Kさん、末永くお幸せに。

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