中国旅行記

内モンゴル編 (2000.7)

日程

1日目:汽車で北京へ。夜、北京からフフホトへ。
2日目:フフホト着後、シラムリン高原へ。
3日目:砂漠の町、包頭(パオトウ)へ。
4日目:フフホト市内観光。夜、済南へ。
5日目:午後、済南着。

 

発端

 今回の旅行も、おなじみ奴隷Dからの電話で始まる。
「夏に、内モンゴルへ行きませんか?」
 どうやら、Dは、もう一人旅は嫌らしい。確かに、不完全な語学力でも、3人寄ればなんとやらは前回の「鄭州・洛陽旅行」で立証済み。前回の旅行で、内陸旅行心に火がついていた私はもち、即OK。当時の同僚M嬢も快諾。こうして、いつもの3人組の旅行計画がたてられることに。
 内モンゴルといえば、限りなく広がる草原と遊牧民の地。
「草原よ、馬に乗るのよ、大自然よ〜〜〜〜。」と、無意味にはしゃぐ私とM。
当時の私とM嬢の夢は、「中国人のいない土地に行く」ことだった。「中国にいて何をいいやがる」とお思いのことでしょうが、この辺のビミョーな感覚は、中国在住者にしかわからないでしょう。しかし、今回の旅行は、今までの中で一番距離が遠く、またアクセスも悪い。そう、何よりも行くまでが遠い道のりだった。

 

まずは準備

 「内モンゴルなら、ちゃんと旅行者に話をして、ツアーを組まないと…」と言うのが、心配性Dの主張。「そんなことどうでもいいじゃん」と思っていたが、確かに今回の旅行は、「やっちゃった」は通用しない。7月1日出発予定だったのだが、Mと私は6日に済南を離れ、日本へ帰国の予定、Dは、旅行後、補習授業があった。しかも私は、帰国後次の日に、大学のサークルの同窓会に参加すると連絡していた。その上、前の週は3人とも試験。チャンスは7月第1週しかないから予定は動かせない。「帰れなかったよ〜ん」じゃ、3人全員困るのだ。ので、綿密に計画を立てることにした。
 まずは、済南の旅行者に切符の手配を依頼。が、どこに頼んでもフフホトまでの切符は買えないといわれた。理由は、フフホトまで行く場合、済南は途中駅になるため、指定席の発売をしていないのだ。更に、フフホトでの草原ツアーを依頼したら、「そんな遠いとこ出来ません」といわれた。ならばと北京の旅行社に依頼したら、一人4000元というふざけた値段を提示しやがった。
 同じ中国○○旅行社というなら、同じ会社で全部関係があるのだと私は勝手に思っていたのだが、どうも違うらしい。経営は全く別で、関係はあるのだが、別の地に旅行をしようとしたら、中間マージンをとられるのだ。

使えん!!

 が、バリトンの美声で流暢な日本語を話す旅行社のおじさまに現地の旅行社を紹介してもらい、そこに電話をし、なんとかツアーを組んでもらう。一人1250元。はぁ、えがった。
 お礼がわりに、済南から直接フフホトへ入ることをあきらめた私は、北京の旅行社に、北京からフフホトへの汽車の切符手配を依頼した。別の地の汽車切符も、ここ済南では手配できないのだ。それが済んだのが出発二日前。計画自体は2週間以上前から立て始めたのに、どうしてこんなに時間がかかったのかと情けなくなる。
 なんとか切符は買えたものの、、おじさまは「当日は土曜日のため、切符を手渡すことができない。事前に北京に来てくれ」と、とんでもないことをぬかす。

やっぱり使えん!!

 事前に行けないから、旅行社に頼んだんでしょうが。仕方ないので、北京に留学している私の友人Aに泣きついて、切符を取りにいってもらうことにする。
 さて、今度は、済南−北京間の切符の手配だ。これは、お父さんが駅に勤めているという生徒に泣きついて何とかしてもらう。
 すべてが整ったのは旅行の前日。どれか一つがぽしゃれば、旅行のすべてがぽしゃる。別々に依頼しているため、旅行変更もままならず。旅行前の数日は、スリルとサスペンスの連続だった。この数日に、旅行のエネルギー80%は使ったも同然だった。
 まあ、ここでは、自由旅行なら時間に余裕を持ち、そうでないならカネに余裕を持つ、というのが鉄則だが、その中間を行った私らも悪いのだ。でも、めんどくさ〜〜〜〜
 ちなみに、この手配のすべてを私がやった。Mも手伝ってくれた。奴隷Dは、時々電話で「どうですか」と聞くだけ。

こいつも使えん。

「咲さんとMさんの予定がわからなかったから、自分で動きようがなかった」と言うのが彼の言い分。しか〜し!

今どき部屋に電話もないあんたにどうやって連絡とるんだ?飛脚か?

 ともあれ、試験作りと、採点と、旅行計画と、旅行準備と、帰国準備でくたびれきった心と体で済南を後にしたのだった。

 

道中

 午後の早い時間に北京に着き、青島から直行してきた奴隷Dと落ち合う。さすが、北京。北だから涼しいね〜、な〜んて思っちゃいけない。暑い、あつ〜〜い。その日の気温は40度。うわさでは46度まで上がったのだとか。内陸で、都会で、中国であると3拍子そろった北京では、緯度は通用しない。
 その後、私のかわりにチケットを受け取ってくれたAと落ち合い、無事、チケットを受け取る。お礼に昼食とビールを御馳走する。ちなみに、4人で道を歩いていたら、子どもの物ごいにたかられた。しかも、たかられたのはD一人。つまり、この4人の中で、Dが一番「組しやすし」と思われたのだ。しかも子どもに。
 釈然としない顔のDをよそに、暑さにぜぇぜぇ言いながら、夜まで時間をつぶす。実は、わたしは北京一の繁華街、王府井に行ったことがなかったので、連れて行ってもらう。「やっぱ首都は違うね」とまぬけな感想をつぶやきながら、うろうろする。なんだか知らんが、私はアクセサリー類を山のように買ってしまった。なんとなく山のように買ってしまいたかったのだ。旅行前のストレスの反動だろうか。ま、ともあれ、夜、無事にフフホト行きの汽車に乗る。到着は朝。
 車内で、草原ツアーの勧誘をしていたのがおもしろかった。名前は「騎士の旅」昔の騎士の格好で馬に乗れるとか、最終日にそれでレースをするとか。ほんとか?おい。

 

フフホト〜大草原へ

 フフホトに着いたら、旅行社の人が迎えに来てくれていた。ガイド、通訳の馬さん、運転手の楊さんだ。これから3日間、彼らと行動をともにすることになる。朝食の後、車で、フフホト市内から2時間ほどのシラムリン高原へ。時間はそんなでもなかったんだけど、道中が辛かった。とにかく道が悪い。半端じゃない。腰ががくがくになった頃に、草原に着く。今日の宿泊は、パオ(モンゴルのテント式住居)である。しかし、このパオ、あきらかに「なんちゃってパオ」である。なんせ、立っているところが、街中のホテルの庭。また、設備も悪い。トイレは最悪、水道はあるが、シャワーはない。ま、こんなことでは、わたしたち3人はびくともしないので、いいんだけど。M嬢が一言。

「こんなんでカネがとれるなら、いい商売よね。」

 し〜〜〜〜〜っ。それを言ってはいけない。
 でも、到着後に出してくれた、モンゴル民族の軽食、ミルクティーはとってもおいしかった。あたりをぶらぶらし、昼食の後、待ちに待った草原へ。

 

ウワサのパオ風建物とナゾの女。

遊牧民の朝食。
すべてミルクティーに浸して食べる。

   

 草原へは馬で行く。パオの外で、遊牧民らしき人々が馬を連れて待っていた。1時間50元と言われた。また、草原の状態のいいところへ行くためには、往復4時間くらいかかるとも言われた。
 そう言われたら行きたくなるじゃねいか。この、商売上手さん♪
 更に、道案内の人一人の料金、そして、ガイドの馬さんもいっしょに行くなら、その料金もかかる。3人で相談した結果、何かあったとき困るので、ここはお金を出しても馬さんについてきてもらおうということになった。結果的に、これが後々わたし達を救うことになる。
 好きな馬を選べと言われたが、たまたま私は近くにいた馬とにらめっこをして遊んでいたので、「じゃあ、あんたはこれにしな」と決められてしまった。で、出発!


当たり前だが、3人とも乗馬ははじめてである。最初はおっかなびっくり、馬を操っていたが、じきになれた。時々駆け足なぞしながら進むと、広がる大草原。

「すご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!」と、感動の声。そして、

「人がいな〜〜〜〜〜〜い!!」と、更に感激の声。

 この辺の感覚は、わかる人にだけわかってもらえればいいや。ただ、草の状態はあまりよくない。フフホト市内に近いので、保存状態がよくないこと、また、時期が少し早いことも関係があるようだ。ベストは8月なのだとか。とにかく、わたし達は、馬での草原散歩をこころゆくまで楽しんだ。
 途中で、馬から下ろされて小休止。何かと思ったら、民族衣装を持ったおばちゃんが近づいてくる。一人10元とか。もちろん着る。が、別のおばちゃんが、近づいてきて、おばちゃん二人はけんかをはじめた。「こいつはあたしのカモよ!」とか言ってるのだろうか。どっちでもいいから早くしてくれ。
 更に行くと、モンゴル民族の民家へつれて行かれた。ここで、またおいしいミルクティーを御馳走になり、別のツアー客なんかとも会い、いろいろ話す。私が会った外国人観光客はすべて日本人か韓国人。欧米人は一人も見なかった。でも、日本人がここに来たいと思う気持ちはよくわかる。こんなに広がった大草原は、日本では絶対に見られないもん。
 さて、4時間ずーっと馬にのっていたわけだが、これはとてもおもしろかったと同時に、本当に辛かった。乗ったことがある人ならわかるでしょう。痛いのだ、尻が。それもめちゃくちゃ。1日乗るなんてとんでもない。この痛みは、3日間取れなかった。
 更におもしろかったのは、馬によっていろいろな個性があること。
M嬢が乗っていた馬は、絶対先頭に立たず、後ろから別の馬の後を大人しくついていく。
私の馬はといえば、すきがあると、立ち止まって、草を食う。仲間からはぐれることなんてお構いなし。
「ぴったりじゃん」とDは笑うが、そう言うあんたの馬だって、ぴったりだよ。と言ってやった。
何がぴったりなのかは、外見に関することなので、ここでは言うまい。御想像に任せます♪

おまけ♪モンゴル馬

仲間の体にアゴを乗せて休憩中♪

 さて、終着は草原に立ち並ぶパオの前。ここは、ツアー客を泊めると同時に、遊牧民の観光用の事務所もかねているらしい。そこで、屈強なモンゴル民族のおじさんたちのモンゴル相撲を見物する。「誰か参加しないか」との呼びかけに、日本男児代表として、奴隷Dを引きずり出す。ヒョロ系Dと屈強な遊牧民。結果はやる前から見えている。明らかに女二人のおたわむれである。あっさり敗退したDを更にけしかけ第2ラウンド。今度はもうちょっと粘る。
よし、よくやった、D。これで日本男児の面目も立とうってもんだ。

コレがウワサのモンゴル相撲

奴隷Dではありません。あしからず。

 その後、競馬を見物して、パオの中で小休止。遊牧民の屈強な男達が、しきりに話しかけてきた。
「日本人か」
「日本と中国は隣人だ」
「来てくれて本当にうれしい」
 いろいろと話していると、どんどん人が集まり始め、
「あんたのパオまで、馬で送ってやろう」
「明日の日の出を馬で見に行かないか」等々の話になってきた。
 わたし達3人は、「これはまずい」と思い始めた。こういう話をしはじめたら、目的は一つ、カネである。そのときわたしたちは、すでに屈強な遊牧民、10人ほどに囲まれていた。しかも、みんな酒を飲んでいる。やんわりと断ったら、今度はガイドの馬さんに交渉し始めた。馬さんの顔も「やめたほうがいい」と言っていた。
 ばかばかしくなったわたしとMは、その場を離れ付近をぶらぶらし始めた。遠めに観察していると、交渉はパオの中から外に移っていた。すると、なんと遊牧民の一人が馬さんに向かって
パンチ!!それを合図に乱闘が始まる。遠めに必死に止めているあわれなDの姿が見える。しかし、彼でも太刀打ちできないことは、モンゴル相撲で立証済みである。かといって、わたし達なんてとんでもない。かよわい乙女2人組ですよ、一応。

ど、どうしよう…馬さんと奴隷D絶体絶命のピンチ!!!

 そこにさっそうと現れた一台の車。中には運転手楊さんと、宿の御主人が。わたしたちはかけよって、彼ら二人を助けてくれ!と哀願した。血相を変えて走り出す宿の御主人。彼もモンゴル族で、ここの男達でもかなわない肉体の持ち主である。あっさり、人込みの中から二人を救い出し、車の中へ。宿の御主人がスーパーマンに見えた。しかし、遊牧民の怒りは収まらず、車を囲んですったもんだが約20分続いた。
 幸いにも、馬さんが一回殴られただけで、他に被害はなかった。
「何があったの??」とDを問い詰めたが、
「なんだか突然向こうが怒り出した」との返事。
馬さんに聞くと、「モンゴル民族は、血の気が多くて、理由もないのに怒り出します」とのわけわからん返事。

だから、一体何があったんだ〜〜〜〜。

 とにかく、ほんとにつま〜んないことで怒り出したらしい。みんな酔ってたし。真相はいまだに不明。
ちなみに、屈強な男達は、その後、夜にも宿にまで押しかけてきた。
ヒ〜〜〜〜〜〜〜。
しかし、話し合って追いかえしてくれたのは、宿の御主人。最初の不満はどこへやら、本当にこの宿でよかったと思った。


嫌な気分で宿に帰りついた。すると宿の御主人から提案が持ち出された。
「嫌な気分にさせて本当に申し訳ない。このままでは、気持ちが済まない。だから、夕食の羊の手掴み肉(オプションで180元)を無料で提供させて欲しい。」 

 なんと!はっきりいって、宿の御主人は、この事件とはまーったくの無関係である。彼らとも、同じ土地に住む以上の関係はない。それどころか、わたし達を窮地から救い出してくれたスーパーマンである。たぶん、一番迷惑するのは、今後もここで営業する彼の立場だろう。
それなのに、「嫌な気分でお客さんを帰すのは申し訳ない」ということでこの言葉(涙)。
 そこまで甘えたら、死んだ後エンマ様に申し開きがたちません。断るが、御主人もひかず。結局、「100元だけ払う」ということで落ちついた。

 旅行に出ると、いろいろな人に会う。嫌な事もいっぱいある。でも、こんな人にも会うし、こんなこともある。なんだか胸キュンな出来事でした。

 さて、その夜はささやかながら、御主人とみんなで宴会。しかしあんまり覚えていない。せっかくの羊の肉の味も覚えていない。理由はすべてにある。モンゴル民族のおねーちゃんが、歌いながら勧めてくれるのを飲み干さなければならない。その酒、アルコール56度。2杯飲んだところで記憶が飛んだ。外へ風にあたりにいったことは覚えている。宿の御主人とも煙草を吸いながらなんか話したような気もする。が、気付いたらパオの中で泥のように眠っていた。旅行第1日目、これでいいのか?

 誰も信じてくれませんが、わたしは酒に弱いんですぅ。しかも、人間ができているから、勧められたら断れないんですぅ。しかも、わたしが酔うと、確実に人に迷惑をかけるんですぅ。だから、飲ませないでね♪

 

パオトウ〜フフホト市内

 翌日、砂漠の街、包頭(パオトウ)へ向けて出発。親切な宿の人々に別れを告げ・…
、その前にお別れの習慣だとかなんとかで、また酒を飲まされた。朝だっつーの。
二日酔い、お酒の酔い、車酔いのヨイヨイ地獄に加え、道の悪さが昨日の乗馬で痛めつけた尻の筋肉を直撃し、かなりグロッキー。しかし、DとMはなんだか異常にハイテンションだ。聞けば、昨日の夜、ほとんど寝ていないらしい。人間、極限に達するとどうなるか、生きた見本である。
 車は延々と走りつづけ、昼すぎにパオトウに到着。更に走って、砂漠へ。この辺の砂漠は、「泣き砂砂漠」なんだそうな。砂を滑り降りると、「キュッキュッ」という音がするのだとか。
 郊外を車で走ると、突然、
どっか〜〜〜んと砂漠が登場する。でかい、でかいが、印象は砂漠というより、どでかい砂丘。ちょっと離れたら、すぐ草原だの、農地だのが広がるし。いまいち、わたし達が持っている砂漠のイメージと違うんだよねぇ。ま、とにかくさっそく砂遊びと行きたいところだが、天気は雨。朝から雲行きが怪しかったが、パオトウ市内にさしかかったあたりで降り出した。だれか行いの悪いひとがいたのだろうか。だから、せっかくの砂漠も見てるだけ。観光客も、わたし達以外はいない。人込みの観光地は狂っちゃうぐらい嫌だが、全く人がいないというのも、それはそれでものすごく寂しい。砂漠は楽しみにしていたので、身もだえするほど残念だった。
 馬さんによると、この季節は雨が多いんだとか。それでどうして砂漠なんかができるのか、疑問は残るが、尻が痛いので、もういいことにした。写真だけはばっちり取り、パオトウ市内へ向かう。

砂漠にも雨。でもやっぱり砂漠。

 市内のホテルに、とりあえず落ちつく。二日ぶりにシャワーを浴び、人間らしい気持ちを取り戻したわたしとM嬢。せっかくだからと市内に繰り出すが、これがもののみごとになんにもない。これはもう寝るしかないなという結論に落ちついた。
 全くの余談だが、このホテルでは、ビデオ上映のサービスをしていた。お金を払ったら、部屋のホテルで映画が見られるのだが、太っ腹なことに、全室に流すらしい。ちょうど「インディペンデンス・デイ」をやっていたので、退屈凌ぎに3人で見た。よ〜し、今から宇宙船をやっつけにいくぞぉ〜〜〜と、クライマックス最高潮で
バシッ!!

・・・・・・・・・・・停電。

おいおい、そりゃないだろぉーーーーー。すぐだよね。きっとすぐ直るよね。
が、願いも虚しく、おねーちゃんがろうそくを配り始めた。1時間後、回復してからテレビをつけると、案の定、もう終わっていた。
う〜〜〜〜〜〜〜、続きが気になるぅ〜〜〜〜〜〜。


さて、次の日は、フフホト市内観光。車でフフホト市内まで戻る。この旅行、一日のうち半分は車の中で過ごしているような気がする。中国旅行は、どこに行くにもとにかく移動に時間がかかることを覚悟しなければならない。
 観光は、漢の王に嫁いでいった王昭君の墓「昭君墓」、仏像が掘り込まれた塔がある「五塔寺」「内蒙古博物館」を回ったのだが、よく覚えていない。草原と砂漠の大自然が目的だったから、あんまり興味がなかったのだ。とりたてて書くようなこともなかったし。
 ただ、博物館はけっこう好きなので、熱心に見た。ここでは、日本からきたツアー団体と一緒になりそのガイドさん(大学の先生らしい)の流暢な日本語にうっとりしていた。ここには、中国最大だか、アジア最大だかの恐竜の化石があるのだが、「1,2本だけ模型で、後は全部本物」と豪語するガイドさんにわたしとMは同時に思った。

「1,2本だけ本物で、後は全部模型なんじゃない?」

真相はわからない。さて、どうでしょう。
 またまた余談だが、3日後、上海から帰国する飛行機の中、またこのツアー団体と一緒になったことには腰を抜かさんばかりに驚いた。

 夕方、フフホト駅まで送ってもらい、3日間お世話になった馬さんと楊さんに別れを告げる。北京で乗り換えて青島に帰るDとも、別の汽車になるので、ここでお別れ。翌日の午後までの長い時間をM嬢と二人、トランプと雑談で過ごす。
 そして済南に帰った翌日、東京に帰るM嬢は北京へ、岡山から広島へ帰る私は上海へとモーローとした意識でまた旅立って行ったのだった。

 

 

結論

何度もいうけど、中国旅行は内陸ですよ、自然ですよ。今度はもっときれいな草原へ行きたいなぁ。

それと、中国旅行で、事前準備をしても無駄です。するなら、すべてを旅行社にゆだねるとか、散在覚悟で徹底的にやりましょう。

中途半端はよくない。

 

 

 

 

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