中国旅行記 広州・桂林編 page2

 

 

陽朔

 今回の旅で、一番力説したいのは、この陽朔のすばらしさ。おそらく、ガイドブックにもあまり載っていないマイナーな町です。Dがいろいろ調べるうちに、この町のすばらしさを知り、「ぜひここに一泊したい」と力説したのが、この町に来たきっかけ。私ははっきり言ってどうでもよかったんだけど、Dの力説を聞くうちに、なんだか行ってみたくなり、一泊することに。何がそんなにすばらしいかというと、やはり景色。桂林からは、奇峰奇岩を遠くから眺めるだけですが、ここ陽朔はボコボコ突出する奇岩の真っ只中に位置し、ダイナミックな山々を間近に見られる。地形、立地的にこれ以上の発展は望むべくもない街だが、観光で成り立っているため、観光客にとっては大変居心地がいい。また陽朔は知る人ぞ知るバックパッカーの溜まり場の町としても有名らしい。西街とよばれる通りには中国ではめったにお目にかかれない本格的なカフェが建ち並んでいる。(この事実に私は陥落)

ちなみに、西街はこんなところ。

土産物屋や、カフェが軒を連ねます。

 さて、漓江を下って陽朔の町に着いたわたしたち、まずはホテル探し。さすがバックパッカーの町、ホテルが安〜い。客引きのおばちゃんにのこのこついていき、連れられたホテルで、「一人50元くらいの部屋はありますか?」と聞くとあっさりOK。
 余談ですが、中国のホテルは値切れます。時期と交渉次第で、表示よりかなり安く泊まれちゃいます。
 とにかく足場を固めて、まずはお待ちかね、カフェでティータイム&作戦会議。中国には、喫茶店なるものはヒジョーに少なく、あっても「なんちゃってコーヒー」が出てくることが多い。本格的なところは、目の玉が飛び出るほど高い(中国基準では)。
 更に余談ですが、今回のホテルはしっかりお湯も出るし、エアコンもきく。もう、桂林のような寒さに耐えることもなかった。だが、トイレが・・・・・・。
これ以上言うと、確実にこのHPを訪れる人はいなくなるので、まあ、「困った」と言うだけにとどめておく。
 しかし、この陽朔のカフェ、脅威的に、感動的に、爆発的に(意味不明)
おいしいのぉ〜〜♪
さすが西洋人バックパッカーのたむろする町。本格的なカプチーノ、そして、おいし〜いアップルパイバナナチョコクレープを堪能して、「ああん、もうどうにでもしてっ」と、とろけちゃった私とK嬢。(ちなみにワビサビのわからんDは平常心。)中国にいると、おいしい甘物に飢えちゃうんだよね。

中国に住んでいる女性なら、この気持ち、この感動、わかってくれるよねっ、ねっ、ねぇ〜。

 そしてまた安い!普通、済南の数少ない喫茶店で本格的なコーヒーを飲もうものなら25元は軽くとられちゃいますが、ここは、コーヒーは5〜10元くらい、ケーキ系も10元以下。雰囲気もばっちり。この事実だけで、ここに引っ越しちゃおうかってけっこうマジに悩む。
 マスターがまたいい人で、いろいろと話してくれる。その奥さんがニュージーランド人で、しかも、大学で日本語を勉強していたとかで日本語が話せる。(今は、中国の大学で英語を教えているそうだ)加えて私が大学生の時、教育実習で行った大学の出身と知り、更に驚き。ローカルな話題で盛り上がる。聞けば、このようなカフェの並ぶ町はこの広い中国の中で、陽朔と雲南省の大理だけなんだそうな。
 「ここは本当に中国か?」と聞きたくなるすてきなカフェで、しばしまったりとしたコーヒーブレイクを3人で楽しむ。
 深く満足した私たちは、気をとりなおして陽朔の町観光へ。
このカフェの名前も教えちゃいます。「Red Star Express」
でもマスターと奥さん、もうすぐニュージーランドへ行っちゃうんだって。残念。

 観光といっても、陽朔は小さな町なので、てくてく歩けばすぐ一回り。わたしたちは、町の中心にある陽朔公園へ。ここでこりもせず山に登って、また周囲の景色を堪能する。思えばわたしたち、毎日山に登ってます。もう、足ががくがく。でも筋肉痛にはなっていないってことは、まだまだ若いってことかしら。それとも一日置いた翌朝が地獄?深く考えないようにして、「なんとかと煙は高いところへ昇る」を実践した私たち。一気に日ごろの運動不足を解消だ。

公園の山から見た景色はこんな感じ。

こんなふうに、周囲に山々がどど〜んと。

 そして夜、味をしめた私たちはまたまたカフェへ。目指すはなんだか怪しい「Hard Rock Cafe」。こんな看板にひかれちゃいました。

「よゐこの浜口に似ているお兄さんの店」

わたしたち:「見てぇ〜、浜口に似ているお兄さん」

でも、お兄さんはおらず、かわいいおねーさんが数人働いていた。
戸口から浜口に似たおにーさんが入ってくるのでは?と心待ちにしていたが、入ってきたのは元おにーさん数名と、明らかに浜口に似ていない外国人一人。なーんだ、つまんない。
しかし、チベットサンドイッチ(なんだそりゃ?)がめちゃくちゃおいしかった。
で、日本料理もあったので、たわむれに頼んでみたが、(肉じゃが)これは×。肉じゃがに中国しょうゆは使わないようにしてくれ。

 

 

陽朔郊外サイクリングGO!GO!

 一泊した次の日、わたしたちは、チャリンコを借りて陽朔郊外へサイクリングとしゃれ込むことに。このチャリンコ、レンタル料が一日なんとたったの5元!桂林では、1時間で5元って言ってたのに。
 「朝の天安門広場自転車いっぱいのところから特派員##がお伝えします」的なニュースに慣れている日本人のみなさまには驚きでしょうが、何を隠そうわたくし中国チャリンコ初体験ですの。高校、大学、日本語学校時代、足掛け10年のチャリ通人生を誇る私にしては信じられない事実ですが、信号待ちで「レースしてんのか?」と言いたくなる中国人民チャリンコ部隊のスタートダッシュに恐れをなし、元同僚K嬢(中国滞在3年、すでに帰国)の所有していた「週に一回、メンテナンスに通わないと何が起こるかわかんないぞ号」に恐れをなし、中国の交通ルール無法地帯な現状に恐れをなし、しかもたまに交通法規を破って、おまわりさんに捕まったとき、交差点で黄色い旗を振らされる罰則に恐れをなし、結局中国チャリンコデビューは果たさずじまいだった。しかし、この陽朔の田舎道では、恐れる物はなにもない。
 チャリンコに乗って、山の間をぶっ飛ばす。まわりは山の連なる絶景。気分はもう最高!
思わずつぶやきたくなる「ねぇ、わたしたち風になってる・・・」<あほ
 ただ、チャリンコで走っていると、そこここにおばちゃん、おねーちゃんが立っていて、「案内してやる」と声をかけてくる。聞けば、景色のきれいな小道へと案内してくれたり、おばちゃんの手料理をご馳走してくれたりするそうだ。それはそれで魅力的なのだが、いかんせんわたしたちには時間がない。今日の午後には桂林に戻り、6時半の汽車に乗らなければならない。ので、おばちゃんの誘いは断りつづける。おもしろかったのは、このおばちゃんたち、必ずといっていいほど一冊のノートを携帯している。中身は、このガイドさんにお世話になった観光客の感想の数々。「この人はとってもいい人ですよ」的なことが書いてある。日本人には日本人が書いた部分を、欧米人には、英語で書かれた部分を見せ、信用を得ようってわけですね。なかなかのナイスアイデア。
でも、「このおばちゃん、サイテー」なんて書く性悪な観光客がいたらどうするのだ?<おまえだけだ、そんな奴は。
では、駆け足でわたしたちが回った場所を紹介します。

〜月亮山〜
 山の真ん中に、お月様のような穴がぽっかりと開いているなぞの山。その穴を目指してまたまた登山。これで4日連続。あ〜しんど。そして山から、またしつこく周囲の景色を堪能する。どれだけみても、きれいなんだもん。

こんな山です。穴のとこまで登りました。
 
この真ん中がお月さんなんですね。 

で、ここから陽朔市内を臨むとこんな感じ。
 

 朝早かったこともあって、観光客は皆無に等しかったんだけど、わたしらという観光客を敏感に察知したらしいもの売りのおばちゃんが、後を追って、「お月さん」まで登ってきた。
いらないっつーの。
そして、私たちが下山をはじめたらおばちゃんも後からついてくる。つまりあたしたちのために登ったっていいたいのか?罪悪感を持たせる作戦か?
しつこいっつーの。
まあ、なかなかよろしい絵葉書を持っていたので、思わず購入。出口でも、別口の「おばちゃん軍団」が待ち構え、何かしら売りつけようとする。
だからもう帰るっつーの。

〜聚龍潭〜
 「船で洞窟内を回る」と言ううたい文句につられていってしまった鍾乳洞。ガイドのおねーさんが、つきっきりで説明を加えながら案内してくれる。しかし内容は、やはり「象だ」とか「鷹だ」とか「西遊記だ」とか「鷹その2だ」程度のもの。そしてやはりライトアップが気持ち悪い。(桂林の芦笛岩参照)てくてく歩いて洞窟内をめぐり、いつまでたっても船に乗る気配なし。「騙されたか?」とおもったあたりで、「じゃあ、これから船に乗るわ♪」というおねーさんのお言葉。
わーい、わーい、船だー。
 で、船で洞窟内を巡って、「わぁ、洞窟探検みたーい♪」・・・・って、ほんの100メートルくらいで終了
お〜い、それだけ?なんだよ、もう。
 でも、文句たれながらも、桂林の芦笛岩よりおもしろかった。理由は、観光客がわたしたち3人だけだったので、ガイドのおねーさんがわかるまで丁寧に説明してくれ、雑談を交わしながら行けたから。(写真は、芦笛岩とかぶるのでなし。)

〜穿岩古榕公園〜
 郊外サイクリングの締めとして、公園を訪れる。ここの売りは、池の岸にたつカシュガルの木。周囲の山々ともマッチして、なかなかの風景。

こんな感じです。

おもわず「この〜木なんの木♪」って歌いたくなっちゃいますね。

 公園にもかかわらず、入園料(18元)を払ったにもかかわらず、この公園のなかには家が立ち並び、人々が生活している。どういう仕組みになっているのかなぁ。もしかして、裏口があるのか?

*   *   *   *

 そして、昼すぎに陽朔市内に帰りつく。またしてもカフェですてきな昼食を取り、小休止。陽朔最後のまったりとした時間を惜しみながら楽しむ。(ちゃんとした自家製ハンバーグが入ったハンバーガーが最高!値段も14元)そして、桂林行きのバスをふん捕まえ、バスで桂林まで戻る。(約1時間半、8元)バスの中では、3人そろって爆睡。
 正直な感想は、帰りたくなかった。もっといたかった。1泊じゃ足りなかった。そのくらい、陽朔はすばらしい。D、「別に興味ない」なんていってごめんよ。

 桂林に着いたら、CITS(中国国際旅行社)へ行き、お願いしていた広州までの汽車の切符を受け取る(手数料、20元)。ふとそこの張り紙が目に入る。

「漓江の水増量のため、1月17日より、漓江下りは通常どおり運行」

 え〜〜〜〜、そんなぁ〜〜〜〜。もう、間が悪過ぎ。(ちなみに、私たちが行ったのは15日)
 ま、ともあれ切符を手に入れたわたしたちは市内のスーパーへ買い物、いや買出しへ。これから13時間の汽車の旅。食料などを買い込まねば。(ちなみにこのスーパー、ニコニコドーだったのには驚き。中国にもあるんですねぇ。)意外に手間取り、ギリギリに列車に飛び乗る。13時間の汽車の旅は、トランプしたり、おしゃべりしたりで時間をつぶし、就寝。次の日の朝、7時半ごろ広州へ到着です。

またまた続く。

 

 

 

 

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