で、飛行機で済南から桂林へ。できれば飛行機なぞ使いたくなかったのですが、桂林は絶望的にアクセスが悪い。いろいろなすったもんだの末、「桂林まで飛行機、広州からは汽車」、のルートに決定。ちょっと痛かったけど(懐が)。しかも、飛行機会社よ、いつのまにか国内便一律値上げなんてしないでくれ(<あなたがしらないだけです)。とにかく桂林に到着したら、そこはもう春。あったか〜〜い。これだけでも来た甲斐があった!!また、バスから眺める連なる奇峰に感激!とりあえずホテルを決め、漓江下りのツアーに申し込んだあと、市内観光へ。ちなみに、ホテルのツアーデスクから漓江下りツアーを申し込んだら、ホテル代が一泊120元まで値下がりした。値切ってみるもんだ。
桂林はすばらしく景色がいいところ。平地から山がボコボコ出ている、まさに奇景。まずは、「バカと煙はなんとやら」の言葉通り、市内最高峰の山、独秀峰にのぼり、桂林市内を一望した。こんな感じ。↓

このときの3人そろっての感想、「来てよかった!!!」天気もいいし、ホテルも安いし、景色もすばらしい、あったかい、もうサイコ〜♪てな感じで。
しかし、それでは終わらなかった。
翌日は、更に市内観光に繰り出す。
が、昨日とは打って変わった曇り空。寒い、さむ〜〜〜い。南国の温かな日差しを思いっきり期待して行ったおばかなわたしとK嬢は薄着しか持っていず、ぶるぶる震えながらの市内観光。屋根なしバスに乗って、吹く風を堪能した昨日という日はどこへやら。「タイツを買おうか」と真剣に相談しました。まあ、そうはいっても根性で回ったつぎの2ヶ所をご紹介。
〜芦笛岩〜
桂林最大の(いや、広西チワン族自治区最大かも)鍾乳洞を見学。平地からボコボコの山はすべて石灰石からなるものらしく、こういう鍾乳洞も多い。感覚としては、山口県の秋吉台ですね。ガイドさんの説明を受けながら、鍾乳洞内を回る。説明はほとんどわからなかったが、「この岩は野菜に似てる」だとか、「ここは西遊記の##の場面だ」とか、その程度。だからわからなくても悔しくとも何ともなく、さも感心したようにわかった振りをする。たしかに、鍾乳石の数々はすばらしかった。しかし、ライトアップが・・・・・・
こんななんだもん。↓気持ち悪くないですかぁ。

その後、またまた「バカと煙」の例のごとく登山して連なる奇峰を堪能する。
しかし、この芦笛岩の周辺ですごかったのが、物売り。特にしつこかったのが、子どもの物売り。竹で作った笛(芦笛岩だから笛なのか?)一本2角、4本1元(おーい、高くなってるぞぉ)で売る。これがしつこい!本当にしつこい。
この子供たち、「病気で働けないおかーちゃんと酒飲んだくれのおとーちゃんのために僕が稼がなくっちゃ」てなわけでは決してないだろう。身なりもたいして悪くないし。この辺の子達の小遣いかせぎじゃないのか?
「100円、100円」とも声をかけてくるが、こらまて、100円っつったら10元以上じゃないかぁ!買っちゃうんだろうなぁ、知らない人は。
ついうっかり、情に流されて一つ買ってしまう。意外にそういうことに渋いのがD。あんなにたかられても一つも買わなかった。気ぃ弱そうなのにねぇ。気の毒なのはK嬢。一人の女の子にものすごくしつこく、確実に300メートルはまとわりつかれ、すでにまじ切れ状態。(そのときすでに、2つ購入していた)あんなにしつこくされたら、「もううるさいからあっちいけ」ってな気持ちで買っちゃうもんねぇ、普通は。そんな商売、おねーさんは嫌いだな。(きっと万人が嫌いでしょうが。)
ちなみにこの子、最後には捨て台詞を残して去って行った。失礼な。
この手の物売りには、なぜかあまり付きまとわれない私。またまた奴隷Dの失礼な一言。
「視線で殺してるんじゃないの?」
・・・ホント失礼だぞ、おまえ。
あまりに悔しいので、ところかまわず笛を吹き鳴らし、さらにDに煙たがられるわたし。
〜民俗風情園〜
少数民族が多いここ広西チワン族自治区。その少数民族の風俗、生活に焦点をあてた、いわゆるテーマパーク。ただ、この手のものは普通、観光客なら「けっ」と思っていかないでしょうねぇ。でも、「ここに行きたい」と行ったのはほかならぬ私。香港でこの手のテーマパークにいって、めいっぱい満喫してしまった経験があったので。
いまいち乗り気じゃない二人にこう言う私。
「民族衣装が着れるかもしれないじゃん」
この一言で、K嬢が落ちた。そして、円満解決民主主義。<をい
着いたのがお昼時だったため、門は開いているものの、アトラクション出演の少数民族のみなさん(ほんとにそうかはしらねーけど)はみんなお昼休み中。「さっぶ〜」とふるえながら、階段でへたり込みながら待つ。
すると、お昼休みを終えた従業員らしきおばちゃんが、
「もしかしてお客さん?」と声をかけてくる。
「寒いからこっちにおいでよ」と、天使のようなお言葉。
で、つれられていったのが、民族衣装お着替え処。(おばちゃんはそこの担当らしい)おばちゃんはあれやこれやと衣装を勧め始める。ま、うまく引っかかったかたちではあるが、渡りに船なので。
うふ〜ん、できすぎ。
さっそく、血眼で衣装を物色する私とK嬢。K嬢が選んだのは真っ赤な苗族の衣装。それにあわせて私は青の阿昌族(だったと思う、たぶん)の衣装を選ぶ。ついつられてしまったDも苗族の、しかも王様の衣装を着せてもらう。
おお!奴隷から一気に王様へ格上げだ。
かなりご機嫌な3人は写真をとりまくる。これだけでも来た甲斐があったというものです。
そうこうしているうちに、アトラクションが始まる。少数民族の結婚式ショー、屋外での民族舞踊(Dは飛び入り参加して楽しそうに踊ってた)、闘鶏、刀の歯で作ったはしごを上って、上で演技をするというハラハラ、ドキドキもんのアトラクション、ドッグレースなど。寒かったけど、意外におもしろかった。締めはホールでの民族舞踊ショーの上演。これがなかなかすてき。途中で、ブラとチュチュをつけた若い男どもによる白鳥の湖というキワモノの上演もあり、かなり笑った。
「意外によかったじゃん」というのが3人の感想。ほ〜ら、来てよかったでしょ。<いばるな
おまけ:若い男による「白鳥の湖」

とまあ、観光は絶好調だったのだが、とにかく寒いのにはまいった。ホテルがまた寒くてまいる。しかも、自分の部屋でエアコンの調節ができないので、ホテルの人に、「エアコンをいれてくれ」と頼み込む。しかしこのエアコンがろくでもない代物で、さわやかな、涼しい風しか吹いてこない。冷房しかないのか?「わたしたち、避寒の旅に来たんだよね・・・」と、K嬢と顔を見合わせ、二人でしくしく泣いた。ならばせめてとシャワーを浴びるが、ものの2分でお湯が出なくなり、水シャワーになる。水にうたれながら、またさめざめと泣いた。みなさん、中国でホテルを選ぶ基準は、値段でも、職員の態度でも、部屋の美しさでもない。お湯の出のよさです。(いいホテルが、必ずしも出がいいというわけではない。安いホテルが、必ずしも出が悪いというわけでもない。)