日程 夜、夜行列車で済南から北京へ 1日目:友人と合流、午前は動物園、 |
発端 「あんたがいる間にぜぇったい中国に行く!」 万里の長城よ。首を洗って待っていろ! |
事前準備 さて、毎度のことではあるが、頭を悩ますのは旅行の計画である。 1ヶ月前に、ゆうこから「もう、9月29日〜10月3日まで休みを取ったから」との連絡があり、 さすが私の相方。 てなわけで、私もその予定にあわせることにする。30日には授業がある予定だったが、これはパートナーHさんに「頼んだ!」とお任せした。が、29日(金)も休むのは、はさすがに良心もとがめるし、学校主催の抜けられないパーティーもあり、22時54分発の29日の夜行で北京に立つことに。 ちなみに30日の授業というのは、直前になって中止になった。この辺はやっぱり中国。肝のすわったもんが勝ちである。おかげで授業に穴をあけることなく旅立つことができた。 さて、予定が立ったら次は切符の手配である。前にも言ったが、10月1日は国慶節。中国人民は連休のため、民族大移動が起こる。しかも、国慶節のため、多くの人民は首都北京を目指す。よって切符入手はヒジョーに難しい。ここはコネを頼るべし、と完璧なる中国的堕落を達成していたあたしは、以前もお世話になったことがある、お父さんが駅に勤めているという生徒Yくんに泣きつき獲得する。しかし、これも前日になるまで取れるかどうかわからず、またしてもスリルとサスペンスの数日間を味わった。 |
北京到着 そんなこんなで北京到着。早速タクシーに飛び乗り、空港近くのホテルに入っているはずのゆうこをお迎えに参上する。 が…。どこや、ホテルは。 いや名前はちゃんと聞いていたし、電話番号も聞いていたのに、運ちゃんも、道ゆく人に尋ねても、「不知道(しらねぇ)」 部屋、暗っ・・・・・ 部屋のカーテンは破れ、シャワーは打たせ湯シャワー。そんな部屋でゆうこは半泣きで待っていた。 しかし、こんなことで再起不能になるほどうちの相方は気弱でもナイーブでもない。気を取りなおして薄暗いホテルを脱出し、北京市内へ向かった。市内で滞在するホテルはすでに手配済みなので、まずはそこへチェックイン。このホテルは、王府井まで歩いて5分というサイコーのロケーションでありながら、250元以下という安さ。しかも泊り客の80%が欧米人バックパッカーなのでホテルの人は外国人慣れしている。かなり居心地がよかった。もっとも、部屋は半地下室だったが。つまり、窓から道ゆく人の足だけ見えるという忘れられない体験をした。高いお金を出せば、晴れて地上の部屋に泊まれるらしい。ま、そこまでの気力もないので、北京半地下室生活を堪能することにした。 え…、また…? とは思ったが、お客さまの意向には逆らえない。おそらく、他の二人も、動物園なら口が裂けても「行きたい」などとは言わないだろう。ならば、今行っておいたほうが得策ってもんさ。んで、バスに揺られて1時間、動物園に到着した。ゆうこは、パンダさえ見れたら文句はないといったので、パンダ館と、なぜか爬虫類館だけを見てさっさと動物園をあとにした。なんたって広すぎて、うっかり道に迷ったらえらいことになる。長居は無用である。後でゆうことも話し合ったが、動物園は、結局広島の安佐動物園が最高なのではないかという結論に落ちついた。 |
北京 お登りさんな観光の日々 <2日目:故宮観光> 次の日は、お客さまゆうこのためのお買い物である。ゆうこは、レアな中国チックな雰囲気と変なものが大好きだ。まあ、あたしの友人なんだから、悪い人間ではないが変なやつである。そんなゆうこを満足させるため、レアな中国が色濃く残っている前門につれていった。午前中はぶらぶらとそこをあるき、ゆうこは毛沢東目覚し時計、箸、スカーフなど「なんでそんなもん買うんや」と言いたくなるほどいろいろなものをゲットした。そして洋裁を習っている彼女はチャイナドレスの生地もゲットし、ご機嫌である。そのご機嫌な彼女をひきずり、駅へ向かう。一日遅れて同僚H嬢とS嬢の到着なのである。 北京駅の想像を絶する人だかりの中から無事にH嬢とS嬢を見つけ出し、同じホテルにチェックイン。メンツがそろったので北京観光の開始である。 ちなみに、ゆうこは「北京の人のファッションって、だっさ〜い」と言い放った。 まずは、故宮博物館へ。故宮へは2度いったことがあるという同僚S嬢とは別行動とし、残った3人はアクセスの関係で、またしても天安門とは反対方向の裏口から故宮へ入る。この辺、時は流れても私には進歩がない。 「やはり、北京の軍人さんのレベルは高い!」(同僚H嬢談) で、国旗をおろして帰ってくる軍人さんたちをまた激写しようと待ち構えていたら、別部隊の軍人さんたちがやってきて、わたし達を故宮の敷地内から追い出しにかかった。 いやぁ、こわかった〜〜〜〜。 一応、銃も剣も持ってるんですよ、アナタ。わたし達は、その時、まだ衣装写真を受けとっておらず、「そんなぁ〜〜〜〜」と思いながらもこんなところで花の命を散らすわけにもいかないので、逃げるように故宮を後にした。しかし、軍人さん達は、いつまでも一列横隊を崩さずに追いたてる。いいかげん、歩きつかれたか弱いわたしたちの足も限界である。そこへ通りかかった輪タクのおっちゃん。 ところが、案の定 ホテルについて、10元の料金を払おうとすると、 むっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
大喧嘩! といっても、「払え」「いや払わない」の応酬なので、レベルは低い。わたしの中国語力ではこれが限界なのさ。またしても中国の真髄に降れてびびるゆうこと、来中して半年、中国の真髄に触れすぎてすっかり血の気が多くなっている同僚H(関西人だけに、キレると一番怖い)に、「フロントの人を呼んできて!!」と頼み、低レベルなケンカを続ける。 「今日のところは10元にしといてやる。でも、この車はタクシーより高いんだから覚えとけよ。」 ・・・素直にさぁ。負けを見とめろ!!!! 走り去る運ちゃんの背中にのろいをかけ、ホテルに戻ると、友人一同とフロントの人が心配して待っていた。フロントのおばちゃん曰く、「ああいう車は客を騙すから、絶対に乗っちゃダメだよ。」 過去、わたしは何度もこういう目にあった。そのたんびにめちゃくちゃいや〜な気持ちになる。鄭州では、果物売りのおばちゃんとケンカし、済南でもタクシーの運ちゃんとケンカした。そのたんびにいい値で払い、悔しさに唇を噛み締めたものだ。 気分は悪いが心はすがすがしく床についた。 <3日目:万里の長城リベンジ> 今日は、万里の長城に雪辱を晴らしに行く日である。前回、バスツアーに参加して散々な目に遭っていた私は、4人もいるなら、ちょっと奮発してタクシーチャーターで行こうと提案していた。「輪タクのおっちゃんとバトル事件」のあと、フロントに相談してみると、たまたまそこで、今にもあたしを助けてくれようとしていたのがホテル専属の運転手さんで、ホテル〜万里の長城〜天安門まで、350元。4人で割れば90元である。おっちゃんの人柄にも惚れこみ、是非にとお願いした。 慕田峪長城は、八達嶺にくらべると規模も小さいそうだ。(あたしは登っていないが。)が、だからといってなめちゃいけない。目もくらむような急勾配の連続。ものすご〜く急で、ものすご〜く長い階段の連続でいやぁ、怖いのなんの。てっぺんで足を滑らしたら、そこから止めるものもなく一番下までまっ逆さま。まさに命の綱渡りである。一番はずれの頂上までめざして、よたりながら登ったが、一番長くて急な坂(ひいひい坂と命名)の途中で、高所恐怖症のS嬢はダウン。進むことも戻ることもできず階段途中で小刻みに震えていた。この写真を公開できないのがわたしはなによりも残念である。しかし、負けず嫌いの彼女はあとからはうようにして登ってきた。しかし、ホントにすごい坂だった。ありゃ、2,3人転げ落ちて死んでるんじゃね―か? さて、満足しきってタクシーに戻り、昼食を取り、市内まで送ってもらう。ちなみに、行きも帰りも、同僚H嬢はタクシー内で爆睡していた。それを見ての運ちゃんのあきれたように発した一言。 「こいつはずーっと寝てるな。」 午後3時ごろ市内に帰りつき、天安門の付近でおろしてもらう。これで350元なら安いもんである。天安門でお決まりの場所でお決まりの写真を取り、昨日もらえずじまいだった衣装写真を取りに行き、わたしたちはデパートの地下スーパーへと向かった。レアなお土産を買うなら、そりゃスーパーですよ。そこで、当時済南では欠乏していたマーガリンを発見し、もちろん買いこむ。本日中国最後の夜となるゆうこは、朝食でお気に入りになった卵の塩漬けを買う。 |
北京、望郷と自己満足の日々 北京4日目の今日、一応社会人のゆうこは早朝、空港へ向かい、日本へと帰って行くのである。彼女には有閑マダムに宝石を売りつけるという仕事が待っている。怪しいものをかいまくり、屋台で怪しい食べ物をくいあさり、万里の長城では石をくすねて帰ったゆうこはいたく中国がお気に召したようだ。「また絶対来るね!」と宣言する彼女をタクシーに押しこみ、お別れとなった。 さて、済南レディースのわたしたち3人は、北京にもう1泊することにしていた。 また、売り方もどうかと思う。 だから、値段がどうとかじゃなくて、いらないの、ほしくないの!!! とにかく、こまものをいろいろとあさり、そのまま西単へ移動する。以前来たときは、西単にはいろいろなみやげ物関係があったのだが、なんだかずいぶん様変わり。目指す店はなかった。このように、中国の発展は、株価の変動のように変わる。仕方ないので、本日2度目のスターバックスで小休止。 そして夜にはわたし達には野望があった。そ・れ・はピザハット!!! 「ピザだけ……ですか?」 さて、北京最後の日、午後の汽車の時刻まで、わたしたちは最後の目的地へと向かった。そ・れ・は 三里屯 きゃぁーーーーーーーーうれしい!!! と狂喜したわたしたちは、早速めぼしいカフェのテラスと言うか、道端で昼食&カフェタイムとしゃれ込むことに。しかし、値段を見てびっくり。 たっけ〜〜〜〜〜〜 なんせ、カプチーノが27元。サンドイッチが30元以上。しかし、思った。 ここで使わずしていつ金を使う!! そこでわたしたちは、旅行にも、人生にも悔いを残さないために食べたいものを食べたいだけ頼み、飲みたいものを飲んだ。ちなみにあたしが頼んだのは、カプチーノとクラブハウスサンドイッチ。木漏れ日の差すテラスだか道端だかで至福の昼食タイムを過ごした。これで済南の冬も乗りきれるとすっかり満足し、三里屯を後にし、駅に向かった。 北京から済南までは約5時間。車内では同僚S嬢は中国人男性にナンパされ、スリリングな旅ではあったが、夕刻、無事に済南着。 |
結論
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