中国旅行記 

北京編その2−おのぼりさん旅行の巻(2000.10)

日程

夜、夜行列車で済南から北京へ

1日目:友人と合流、午前は動物園、
    午後は王府井でお買い物
2日目:同僚H.Sと合流。
    前門、故宮観光
3日目:万里の長城、天安門
4日目:再び前門、西単へ。
5日目:三里屯へ
     午後の汽車で済南へ

 

発端

 「あんたがいる間にぜぇったい中国に行く!」
 と豪語する変わり者がわたしの友人に一人いた。それは、中学、高校での同級生であり、私の相方であり、高校卒業時には、「大学滑ったら二人で吉本にはいろうね」と誓い合い、「先に結婚したほうに夫婦茶碗を贈る、忘れた人は一万円払う」という賭けをしたものの、10年経った現在でも賭け続行中の無二の相方、宝石屋ゆうこである。
 しかし、このゆうこでさえ、冬に中国に来るといいながら、ご多分に漏れず一回すかされた。日本在住の友人にとって中国は近くて遠い国。しかたあるまいとあきらめていたら、10月には連休を取り、中国に渡るとの連絡。ならばお付き合いせねばなるまいて。
 おりしも、10月1日は国慶節(中国の建国記念日)で、1週間の連休である。「中国観光がしたい」と言うゆうこのためにも、前回はずしてしまった「万里の長城リベンジ」に挑むためにも(
中国旅行記北京編1参照)今回の目的地は北京と決定した。そして、同僚H嬢、S嬢も同行することになり、女4人の北京観光となった。

万里の長城よ。首を洗って待っていろ!

 

事前準備

 さて、毎度のことではあるが、頭を悩ますのは旅行の計画である。
 「10月は連休」とはいっても、いつから始まって、いつ終わるのか、それは誰にもわからないし、直前になるまでわからない。そして、決まったからと言って、それが変更にならないとも限らない。わたしは、下手すると明日の授業もあるかどうかわからない生活をしている。ゆうこに、「咲はいつから休みになるの」といわれても答えようがない。
 こうなると、「どうする?どうする?」でイタズラに日が過ぎ、直前で困ったちゃんになってしまうのがわたしのいつものパターンであるが、今回は、徐々に中国的堕落を果たしつつある私も、同行者である相方ゆうこの心臓も一味違う。

 1ヶ月前に、ゆうこから「もう、9月29日〜10月3日まで休みを取ったから」との連絡があり、
 3週間前には「もう、9月29日の飛行機を取ったから」との連絡が。
私の予定などまるでお構いなしである。

さすが私の相方。

 てなわけで、私もその予定にあわせることにする。30日には授業がある予定だったが、これはパートナーHさんに「頼んだ!」とお任せした。が、29日(金)も休むのは、はさすがに良心もとがめるし、学校主催の抜けられないパーティーもあり、22時54分発の29日の夜行で北京に立つことに。
 29日に一足先に北京入りするゆうこには、
「適当なホテルを日本から予約し、30日の朝までそこで待っておれ」
と指示を出した。たとえ中国語がゼロでも、私の相方は、これくらいではびくともしない。それに、日本からそれなりのホテルに入るように指示を出しておいたし。翌日授業がある同僚H.S嬢は、10月1日に済南を立ち、北京で合流することにした。

 ちなみに30日の授業というのは、直前になって中止になった。この辺はやっぱり中国。肝のすわったもんが勝ちである。おかげで授業に穴をあけることなく旅立つことができた。

 さて、予定が立ったら次は切符の手配である。前にも言ったが、10月1日は国慶節。中国人民は連休のため、民族大移動が起こる。しかも、国慶節のため、多くの人民は首都北京を目指す。よって切符入手はヒジョーに難しい。ここはコネを頼るべし、と完璧なる中国的堕落を達成していたあたしは、以前もお世話になったことがある、お父さんが駅に勤めているという生徒Yくんに泣きつき獲得する。しかし、これも前日になるまで取れるかどうかわからず、またしてもスリルとサスペンスの数日間を味わった。
 やっと当日、パーティーで「ラブストーリーは突然に」を一曲歌い、そのまま駅まで走って夜行に飛び乗った。翌日の朝、6時半に到着である。
 
余談だが、あんなに苦労して取った汽車の切符、乗ってみればガラガラ。となりのおっちゃんは、ダフ屋から買ったそうで、「だまされた」と非常にご立腹であった。いったい、売りさばかれた切符はどこへ行ったのでしょう。

 

北京到着

 そんなこんなで北京到着。早速タクシーに飛び乗り、空港近くのホテルに入っているはずのゆうこをお迎えに参上する。

どこや、ホテルは。

 いや名前はちゃんと聞いていたし、電話番号も聞いていたのに、運ちゃんも、道ゆく人に尋ねても、「不知道(しらねぇ)」
日本から予約したはずなのに、ゆうこよ、君は一体どんなホテルにいるのだ?と不安に思いつつもなんとか到着して驚いた。

部屋、暗っ・・・・・

 部屋のカーテンは破れ、シャワーは打たせ湯シャワー。そんな部屋でゆうこは半泣きで待っていた。
 日本から予約したホテルであるにもかかわらず、ホテルの人は英語も話せず、カードも使えず、両替もできず・・・
って、ここどんなホテルやねん。
 たった一日で、彼女は異文化を余すところなく体験したらしい。なんでも、旅行社の人に5つ星ホテルを勧められたが、断ったらこんなホテルになったのだとか。極端なんです、やることが。
やれやれ、大変だったね、ゆうこ。

 しかし、こんなことで再起不能になるほどうちの相方は気弱でもナイーブでもない。気を取りなおして薄暗いホテルを脱出し、北京市内へ向かった。市内で滞在するホテルはすでに手配済みなので、まずはそこへチェックイン。このホテルは、王府井まで歩いて5分というサイコーのロケーションでありながら、250元以下という安さ。しかも泊り客の80%が欧米人バックパッカーなのでホテルの人は外国人慣れしている。かなり居心地がよかった。もっとも、部屋は半地下室だったが。つまり、窓から道ゆく人の足だけ見えるという忘れられない体験をした。高いお金を出せば、晴れて地上の部屋に泊まれるらしい。ま、そこまでの気力もないので、北京半地下室生活を堪能することにした。
 さて、落ちついてから、観光である。しかし、故宮、天安門などの有名どころは後続の二人が来てからにしたい。で、ゆうこに「どこにいきたい?」と聞いて見ると、「動物園」と言った。

え…、また…?

 とは思ったが、お客さまの意向には逆らえない。おそらく、他の二人も、動物園なら口が裂けても「行きたい」などとは言わないだろう。ならば、今行っておいたほうが得策ってもんさ。んで、バスに揺られて1時間、動物園に到着した。ゆうこは、パンダさえ見れたら文句はないといったので、パンダ館と、なぜか爬虫類館だけを見てさっさと動物園をあとにした。なんたって広すぎて、うっかり道に迷ったらえらいことになる。長居は無用である。後でゆうことも話し合ったが、動物園は、結局広島の安佐動物園が最高なのではないかという結論に落ちついた。
 その後は王府井にもどり、ぶらぶらと散策して店を冷やかし、まずは初日が終わった。

 

北京 お登りさんな観光の日々

<2日目:故宮観光> 

次の日は、お客さまゆうこのためのお買い物である。ゆうこは、レアな中国チックな雰囲気と変なものが大好きだ。まあ、あたしの友人なんだから、悪い人間ではないが変なやつである。そんなゆうこを満足させるため、レアな中国が色濃く残っている前門につれていった。午前中はぶらぶらとそこをあるき、ゆうこは毛沢東目覚し時計、箸、スカーフなど「なんでそんなもん買うんや」と言いたくなるほどいろいろなものをゲットした。そして洋裁を習っている彼女はチャイナドレスの生地もゲットし、ご機嫌である。そのご機嫌な彼女をひきずり、駅へ向かう。一日遅れて同僚H嬢とS嬢の到着なのである。

 北京駅の想像を絶する人だかりの中から無事にH嬢とS嬢を見つけ出し、同じホテルにチェックイン。メンツがそろったので北京観光の開始である。

 ちなみに、ゆうこは「北京の人のファッションって、だっさ〜い」と言い放った。
わたしら3人はそれを聞いて
沈黙。
言葉は交わさなかったがすぐにわかった。3人とも、「やっぱ北京の人はおしゃれよね〜」と思っていたのだ。
まあ、そんなことはどうでもいい。

 まずは、故宮博物館へ。故宮へは2度いったことがあるという同僚S嬢とは別行動とし、残った3人はアクセスの関係で、またしても天安門とは反対方向の裏口から故宮へ入る。この辺、時は流れても私には進歩がない。
 しかし、2度目の故宮もやはり
最高に美しかった。故宮初体験のゆうこもH嬢もご満悦。時間も少なかったので、急ぎ足で故宮を通りすぎ、出口というか、入り口につくと、そこには青空写真館があった。衣装を着て、故宮をバックに写真を取れるというよくあるもの。ゆうこと同僚H嬢は迷うことなく皇帝の衣装を着ると宣言したので、その間わたしはお荷物保管係兼シャッター係として地味に暗躍する。
 写真のできあがりを待つ間に故宮の門の前では軍人さんの演習が始まっていた。これに、軍人フェチH嬢が
コーフン。写真をとりまくる。余談だが、軍人フェチH嬢は軍人と見れば激写していた。どうやらこの軍人さん、天安門広場の国旗を下ろすための人たちらしい。行進しながら天安門広場に去っていった。

「やはり、北京の軍人さんのレベルは高い!」(同僚H嬢談)
いや、いろいろな意味でね。

 で、国旗をおろして帰ってくる軍人さんたちをまた激写しようと待ち構えていたら、別部隊の軍人さんたちがやってきて、わたし達を故宮の敷地内から追い出しにかかった。
 そう、故宮はもう閉館時間なのである。
 一列横隊で足音も高く、口々に
「てめえら、さっさと帰れ!!!」(いや、そんな言葉遣いではないが)追い立てられる。すこしでも遅れようものなら、集中攻撃を浴びる。
 みなさんは、過去に軍人に追いかけられた経験がおありですか?普通ないでしょう。

いやぁ、こわかった〜〜〜〜。

 一応、も持ってるんですよ、アナタ。わたし達は、その時、まだ衣装写真を受けとっておらず、「そんなぁ〜〜〜〜」と思いながらもこんなところで花の命を散らすわけにもいかないので、逃げるように故宮を後にした。しかし、軍人さん達は、いつまでも一列横隊を崩さずに追いたてる。いいかげん、歩きつかれたか弱いわたしたちの足も限界である。そこへ通りかかった輪タクのおっちゃん。
「のってけよ」
 しかし、北京の輪タクにわたしはまったく信頼をおいていない。ゆえにいままでのったことはない。しかし、ゆうこは乗ってみたいという。ホテルまでの料金を聞くと、10元とのこと。「3人で10元よね。」と念押しし、不安はあるが、何かあったらホテルの人に助けてもらおうと思い、乗ってみた。

ところが、案の定

ホテルについて、10元の料金を払おうとすると、
「ねえさん、何言ってるんだ。
一人10元だから、30元だよ。

むっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
ほーら、やっぱりそう来たか。

 わたし:「何いってんのよ。最初に3人で10元って言ったじゃん。」
運ちゃん:「いや、言ってない。知らないのか?こういう車はタクシーより高いんだぞ。」
 
わたし:「知らないよ、そんなこと。10元以上は払わないよ。あんたがウソついたんじゃん」
運ちゃん:「おれは3人も運んで自転車こいで、汗もかいてこんなに疲れてるだぞ。」
 
わたし:「関係ないじゃん。それがあんたの仕事や。」
運ちゃん:「払えよ」
 
わたし:「いや、払わない」
運ちゃん:「払えってば」
 
わたし:「いーや、絶対払わない」

喧嘩!

 といっても、「払え」「いや払わない」の応酬なので、レベルは低い。わたしの中国語力ではこれが限界なのさ。またしても中国の真髄に降れてびびるゆうこと、来中して半年、中国の真髄に触れすぎてすっかり血の気が多くなっている同僚H(関西人だけに、キレると一番怖い)に、「フロントの人を呼んできて!!」と頼み、低レベルなケンカを続ける。
 最後に、気力も中国語単語も尽きてムッツリと黙り込むあたしを手招きしておっちゃんは言った。

「今日のところは10元にしといてやる。でも、この車はタクシーより高いんだから覚えとけよ。」

・・・素直にさぁ。負けを見とめろ!!!!

 走り去る運ちゃんの背中にのろいをかけ、ホテルに戻ると、友人一同とフロントの人が心配して待っていた。フロントのおばちゃん曰く、「ああいう車は客を騙すから、絶対に乗っちゃダメだよ。」
・・・はい。気をつけますです。

 過去、わたしは何度もこういう目にあった。そのたんびにめちゃくちゃいや〜な気持ちになる。鄭州では、果物売りのおばちゃんとケンカし、済南でもタクシーの運ちゃんとケンカした。そのたんびにいい値で払い、悔しさに唇を噛み締めたものだ。
 しかし、今回は、
中国人に勝った記念すべき瞬間である。

 気分は悪いが心はすがすがしく床についた。


<3日目:万里の長城リベンジ>

 今日は、万里の長城に雪辱を晴らしに行く日である。前回、バスツアーに参加して散々な目に遭っていた私は、4人もいるなら、ちょっと奮発してタクシーチャーターで行こうと提案していた。「輪タクのおっちゃんとバトル事件」のあと、フロントに相談してみると、たまたまそこで、今にもあたしを助けてくれようとしていたのがホテル専属の運転手さんで、ホテル〜万里の長城〜天安門まで、350元。4人で割れば90元である。おっちゃんの人柄にも惚れこみ、是非にとお願いした。
 現在公開中の長城には、
八達嶺、慕田峪、司馬台、(もう1つあるのだが、忘れてしまった。)がある。うち、八達嶺は一番ポピュラーで近い。が、同僚S嬢は以前登ったことがあるし、わたしも登ってはいないが1年前に行った。それに、国慶節の連休中、アクセスのいい八達嶺はものすごい人手が予想される。よって、慕田峪長城へ連れていってもらうことにした。道が込むことが予想されるため、運ちゃんの助言に従い、朝の7時半に出発した。到着までは小1時間。昼すぎに運ちゃんと再会する約束をして、いざ、長城へ。

 慕田峪長城は、八達嶺にくらべると規模も小さいそうだ。(あたしは登っていないが。)が、だからといってなめちゃいけない。目もくらむような急勾配の連続。ものすご〜く急で、ものすご〜く長い階段の連続でいやぁ、怖いのなんの。てっぺんで足を滑らしたら、そこから止めるものもなく一番下までまっ逆さま。まさに命の綱渡りである。一番はずれの頂上までめざして、よたりながら登ったが、一番長くて急な坂(ひいひい坂と命名)の途中で、高所恐怖症のS嬢はダウン。進むことも戻ることもできず階段途中で小刻みに震えていた。この写真を公開できないのがわたしはなによりも残念である。しかし、負けず嫌いの彼女はあとからはうようにして登ってきた。しかし、ホントにすごい坂だった。ありゃ、2,3人転げ落ちて死んでるんじゃね―か?
 だが、そんだけ苦労していったかいあり。さすが世界に名だたる万里の長城、山の中で起伏の激しい長城が続く風景はすばらしかった。そして、八達嶺より確実に人も少なく、登りやすい。(同僚S嬢談。しつこいが、あたしは八達嶺には登っていない。)急な階段さえガマンすればかなりお勧め。ただ、転げ落ちたら確実に死ぬ。
足腰に自信がある方は、ぜひ慕田峪へ。

 さて、満足しきってタクシーに戻り、昼食を取り、市内まで送ってもらう。ちなみに、行きも帰りも、同僚H嬢はタクシー内で爆睡していた。それを見ての運ちゃんのあきれたように発した一言。

「こいつはずーっと寝てるな。」
しらなかったろ、同僚H。

 午後3時ごろ市内に帰りつき、天安門の付近でおろしてもらう。これで350元なら安いもんである。天安門でお決まりの場所でお決まりの写真を取り、昨日もらえずじまいだった衣装写真を取りに行き、わたしたちはデパートの地下スーパーへと向かった。レアなお土産を買うなら、そりゃスーパーですよ。そこで、当時済南では欠乏していたマーガリンを発見し、もちろん買いこむ。本日中国最後の夜となるゆうこは、朝食でお気に入りになった卵の塩漬けを買う。
 夜は4人で火鍋を囲み、4人で過ごす最後の夜が終わった。

 

北京、望郷と自己満足の日々

 北京4日目の今日、一応社会人のゆうこは早朝、空港へ向かい、日本へと帰って行くのである。彼女には有閑マダムに宝石を売りつけるという仕事が待っている。怪しいものをかいまくり、屋台で怪しい食べ物をくいあさり、万里の長城では石をくすねて帰ったゆうこはいたく中国がお気に召したようだ。「また絶対来るね!」と宣言する彼女をタクシーに押しこみ、お別れとなった。

 さて、済南レディースのわたしたち3人は、北京にもう1泊することにしていた。
それは、「首都北京で済南では買えないものを買い、できないことをし、食べられないものを食べる」というもう1つの目的があったからだ。これはゆうこが帰ってからでないとできないことだ。
 まずは朝一番にわれわれが襲ったのはスターバックス!ここで朝のコーヒーを楽しみ、ゆったりと時を過ごす。済南には、このような店はない。そして、中国的おみやげ物をあさるため、ふたたび前門へ。観光都市ではない済南には、やはりこのようなみやげ物はない。
 しかし、さすが観光都市北京。吹っかけ方が普通じゃない。それは、値の下がり方でわかる。済南では、値段が半分以下になることはまずないが、ここではばんばん下がる。つまり、最初の吹っかけ方が相当だということ。値切るわたしは店のねーちゃんに「殺す」と言われ、首をしめられたが、それでもやっぱり「してやったり」なんじゃないのかなぁ。

また、売り方もどうかと思う。
特に目的もなくボーっと商品を見ていると、「○○元よ」と声をかけてくる。
別にほしいわけじゃないから去ろうとすると、「じゃ、××元」と値下げにかかる。
ホントにほしくないから、逃げようとするとひじをがっしりつかまれ、「じゃあいくらなら買うんだ」とたたみかける。

だから、値段がどうとかじゃなくて、いらないの、ほしくないの!!!

 とにかく、こまものをいろいろとあさり、そのまま西単へ移動する。以前来たときは、西単にはいろいろなみやげ物関係があったのだが、なんだかずいぶん様変わり。目指す店はなかった。このように、中国の発展は、株価の変動のように変わる。仕方ないので、本日2度目のスターバックスで小休止。

 そして夜にはわたし達には野望があった。そ・れ・はピザハット!!!
初日からチェック済みの王府井のピザハットへとなだれ込む。が、すでに旅行4日目、懐具合はかなり寂しい。ので、ジュースも、サラダもたのまずピザ一枚一本勝負でむさぼるように食った。ウェイトレスのおねいちゃんは、オーダーのときに言った。

「ピザだけ……ですか?」
いいの!貧乏なんだから。


 さて、北京最後の日、午後の汽車の時刻まで、わたしたちは最後の目的地へと向かった。そ・れ・は 三里屯
ここは、北京の高級街で、道の両脇にはしゃれたカフェ〜が建ち並ぶそうだ。北京最後の思い出として、ぜひそこでゆったりと、まったりとカフェ〜タイムを楽しもうではないか、そうすればこれから冬を迎える済南生活にも、心にゆとりとお肌に張りがでようってもんじゃないか、と意見が一致したわたしたちは、ホテルをチェックアウトし、重い荷物を引きずって三里屯へと向かった。
 たどり着いた三里屯、ウワサ通り、周囲にはずら〜〜〜っと立ち並ぶカフェ〜〜〜。

きゃぁーーーーーーーーうれしい!!!

 と狂喜したわたしたちは、早速めぼしいカフェのテラスと言うか、道端で昼食&カフェタイムとしゃれ込むことに。しかし、値段を見てびっくり。

たっけ〜〜〜〜〜〜

 なんせ、カプチーノが27元。サンドイッチが30元以上。しかし、思った。

ここで使わずしていつ金を使う!!

 そこでわたしたちは、旅行にも、人生にも悔いを残さないために食べたいものを食べたいだけ頼み、飲みたいものを飲んだ。ちなみにあたしが頼んだのは、カプチーノとクラブハウスサンドイッチ。木漏れ日の差すテラスだか道端だかで至福の昼食タイムを過ごした。これで済南の冬も乗りきれるとすっかり満足し、三里屯を後にし、駅に向かった。

 北京から済南までは約5時間。車内では同僚S嬢は中国人男性にナンパされ、スリリングな旅ではあったが、夕刻、無事に済南着。
 観光、買い物、食、3つがバランスよく整った、あたしにしては珍しいすてきな観光旅行が幕を閉じた。

 

結論

 北京最高!中国来るなら、まずは北京だね。
そして、万里の長城、参ったか!!

 

 

 

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