(2001年4月分)

教師日記!<ほとんど愚痴

 

 

4月25日 最高にショッキングな質問

*かなりディープな内容です。心して読んでください。

 昨日の話です。帰る時、ある女生徒と一緒のバスになりました。うちは、寄宿だけど、ときどき、なにかの事情で家に帰る子もいます。その子は、とってもかわいく、内気で、授業中当てたら、真っ赤になってくちごもりながら発言するような、初々しい女の子です。まあ、仮にかれんちゃんとしましょう。
以下、わたしとかれんちゃん(仮名)の会話。

かれんちゃん:「先生、こんにちは。
    
わたし:「あれ?あなたもこのバスに乗っていたの?」
かれんちゃん:「そうです。全然気が付きませんでした。
    
わたし:「おんなじところから乗ったはずなのにね。(わらい)
かれんちゃん:「 ......。(わらい)」
    
わたし:「  ......。
かれんちゃん:「先生。」
    
わたし:「ん?何?
かれんちゃん:「日本語のYALIQIN(あえてアルファベット表記)はなんの意味ですか?」
    
わたし:「ぶっ・・・・・・・。(思わず、わが耳を疑う私。)
         ・・・・・・・ごめん、なんだって?」

かれんちゃん:「(よくわかるようにはっきりと、大きな声で)YA・LI・QI・Nです。
         英語で書くと、Y・A・L・I・・・・」

 もういい、もういい、皆までいうな!
花も恥らう、18歳の女の子に、クラスでもっともかわいらしく、最も内気で、清楚な女の子に、そんな言葉をあっさりと発音されたあたしの心。

みなさんわかりますか(涙)。

たとえ言葉の意味はわからなくても、ある種の想像はわくでしょう。普通。(済南レディースで確認済み。)
一体、どこでそんな言葉仕入れたのさ。

    わたし:「・・・・・・それって、本当に日本語?(汗)」
かれんちゃん:「はい。
    
わたし:「い、いったいどんなときに使う言葉なのかなぁ〜(汗)
かれんちゃん:「日本に留学している友達の、インターネットの名前です。」
         (ネットのハンドルのことらしい。)

    
わたし:「......。(そいつの住所と名前を教えなさい。帰国したら首しめてやる。)
かれんちゃん:「日本で流行している言葉だそうです。でも、笑って、意味を教えてくれません。」
    
わたし:「......。(そいつ、しばり首決定。)」

 流行語?それは、あたしが考えた部類のような意味なのだろうか。それとも、それとは全く関係ない意味で、ただいま日本で大ブレイク中なんだろうか。音からして、それはありえないだろう。その留学生(男だそうだ)は、たいして意味もわからず、使っているのでしょうか。だとしたら恥ずかしいぞ。でも、意味をばっちり理解して使っているとしたら、こいつ、確信犯です。

 いやはや、知らないということは恐ろしいことです。
こういう「思わず詰まっちゃう質問」、考えてみれば、日本語教師の現場だけじゃないですよね。おとーさん、おかーさん、しかり。小学校の先生しかり。皆さんも経験ありませんか?

 とりあえず、その場はうやむやにしてしまいました。(うまくごまかせるほど頭が働かんかった。)真実を知った時、彼女はモンゴルの大草原に逃げたくなるほど恥ずかしいのでは?
 しかし、もっと困ったのは、
今日、別の女の子に同じ事を聞かれたことです。

このまま、なぞの日本語として、清楚な女学生の間に広まっていったらどうしよう。
そして、それを、善良な日本人が聞いたらどうしよう。

いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。

留学生のキミ、許さん。(泣)

*ほんとに、日本でこの言葉が、当り障りのない意味で流行しているのなら、ばかみたいだけど。
 そうだったら、ぜひ教えてください。この日記、削除します。


4月24日 疲れているのに…

 教師日記と中国日記の境目が、さっぱりわからなくなりつつある今日この頃。みなさま健やかにお過ごしでしょうか。

 さて、最近「忙しい」を連呼しているわたくし、実は客観的に見ればたいして忙しくないのでしょうが、まめにHPなぞ更新しているから悪いのです。忙しいというか、考えねばならんことが最近増えて、仕事に手がつかないのです。結局、言い訳ですね、はい。
 忙しい(と本人は思っている)今日、さあ、お昼ごはんを食べましょ、と食堂に行こうとしたら、パートナーHさんに呼びとめられました。なんでも、外国語の先生みんなで、副校長にお昼ごはんをご馳走するので、てめぇもこい、という話。なんか、や〜な予感。今日の昼休みはめずらしく昼寝もせんと、あれもして、これもして、って考えていたのにぃ。が、仕方なく近所のレストランまで引きずられていきました。

 ただ、「お昼ご飯」で済めば、それでいい。しかし、「や〜な予感」どおり、それでは済まなかった。円卓の上におもむろに並べられる数本のビール瓶。
 
真昼間から飲むのはやめましょーよぉー――。午後から頭がまわんないじゃねいか。
 案の定、午後は眠気とだるさでぼけら〜っとして、仕事になんねぇや。<なら飲むな。
 しかし、他の先生達は、その後悠々と1時間のお昼寝タイムをとっていたのは驚きです。(もちろん、昼休みはとっくに終わっている)許されるのか?そういうことが。

今日判明しましたが
 今週は、来週のゴールデンウィークのために、なんと土日も平常どおり授業があるらしい。つまり、月曜日から、7日間ぶっ続け授業です。月曜日から金曜日、5日間できっちり電池が切れるように設定してある体で、はたして持つのか?

しかも、それだけではない。
 明けて月曜日、4月30日は、なんと先生たちの運動会だそうな。生徒じゃなくて、
先生だけの。
 なんとスタジアムを借りきってやるらしい。どんな運動会なのさ。
 7日間授業に加え、翌日は運動会。

......死にます。みんな。

 その上、なんでも、「家族、恋人みんな連れていらっしゃい運動会」らしい。あたしには縁のない話ですね。
 パートナーHさんに、「運動会と補習、月曜日にするならどっちがいい?」と聞いてみたら、あっさり「補習ですよ」との答えが返ってきました。
正直ですね、あなた。

さらに
 わたし、その日の夜行で北京に旅立つことにしています。
 北京で合流するはずのまみるさん、死に水を取ってください。


4月23日 小回りがきかない・・・

 今週から、3年生の授業が2時間増えます。上のほうから、そういう指導が入ったそうです。「日本語の授業を増やせ」と。あれだけ「日本語はもういい」って言ってたじゃん。方針変更?
 よくよく聞いてみると、「日本留学後、大学入学試験に使える理系、文系の日本語を教えてほしい」とのこと。無茶な話です。
 
確かに、留学後、彼らは日本語で物理とか化学とか、そんな試験を受けなきゃならん。確かに、今は日本語の教科書を使って物理とか化学とかを教えている。確かに生徒も先生もアップアップしている。しかし、そこであたしが登場したところでなんにも役に立たんでしょ。(高校時代、物理42点。>わたし)
 さらによくよく聞いてみると、以前生徒に言われた、「日本の地理とか政治とかを教えてほしい」ということが発端らしい。

日本の地理や政治の授業→じゃ、日本語の時間増やそう
・・・なんて短絡思考なんだ。

 そういうことがしてほしかったわけじゃないのよ。日本語の時間を増やされても、結局、地理や政治が必要な子は文系の子だけだから、意味がないのよ。半分の理系の子を自習させるわけにはいかないじゃん。空き時間、週1、2時間でも「補習」としてやらせてもらえばよかったのよ。
 ならば、と、「じゃ、理系と文系にわけて、1時間ずつ授業してもいい?」とパートナーHさんに聞いたら、「それは問題があります」とあっさり却下。でも、日本語の時間はもういらん。だってやることないもん。

 こういう授業変更の要望をあたしのほうから出してはいけないと以前言われました。細かいところは省くが、いろんな意味で「角が立つ」からです。こちらのやり方は、上から下への直下型伝達方式。つまり、上の取り決めにしたが無条件に従う。それにはむかうことができるのは生徒の要望です。しかし、その要望を受けて決めるのは上だから、結局現場を知らない人に変形されて決められてしまう。

小回りがきかないといったらいいのか、
小回りがききすぎると言ったらいいのか、
中途半端に小回りを利かすなと言ったらいいのか、

とにかく困るのです。

 振り返って考えてみれば、「日本の教科書を使って授業をする」というのも、中国人の先生がやる以上はほとんど有効ではないし、能率も悪いのに、「日本留学のためのカリキュラムを実施している」という事実がほしいがために上が決めたこと。「意味がない」ということは何度も担当の先生に言っていたが、結局現場の先生たちはそれに従うしかない。もし、意見を出したり、反対したりすると、それはまわりまわって自分の責任として跳ね返ってくるから、たとえどう思っていても従うことで、自分の立場も、行動も正しいものとして守られる。だからです。現場の先生を責める気にはなれません。できる範囲で、十分なことをやってらっしゃると思うし。

 ただ、生徒から要望を受ければ、わたしも含めて現場の先生は、「自分の権限ではない」と逃げる。ならばと上に訴える。すると現場を知らない人が決めるもんだから、曲解された形で下に下りてくる。先生は、そのまま従う。生徒は望んでいた授業は受けられない。
 結局、一番損をしてしまうのは、生徒たちだな、とつくづく思う。これでは本末転倒です。
 そもそも、まだ決まったカリキュラムも、ノルマもない手探りの状況なんだから、試行錯誤の上で、よいものにしていかなければならないのに、上からの伝達による責任の所在なし、というのは本当に困る。いままで何度も、パートナーHさんに、「こうしたらどうかな?」と言う意見は出したけど、結局「わたし達には決められません」という一言で片付けられてしまう。やるせないわぁ。

 結局、生徒と相談して、日本語の授業とは別に、非公式に、文系の子だけ補習をする、という形に落ちつきました。最初から、そうすればよかった。おかげで、連休明けは、3時間授業が増えてしまいました。
ちっ。<うそ
自業自得ですね、はい。


4月16日 同僚教師にぶちきれた話

 今日、高3部に出勤したら、英語の先生から「授業をかわりにしてほしい」と言われました。もちろん英語の授業ではありません。念のため。今、うちのクラスは英語と日本語、両方勉強しています。風邪を引いて熱があるから、英語の授業のかわりに、日本語をしてほしいというわけ。
 その時、授業まであと10分。だいたい、今日は午後の授業だったから、満足な準備もしていない。なんてことをさらっと言うんだ、このおやじは。ちなみにこの先生、以前あたしに
セクハラ行為をしたとんでもないはげおやじです。
 まず、あたしは「あやしい・・・」と思った。だってあきらかにぴんぴんしてるもん。このはげが熱を出したら、頭のてっぺんまで真っ赤になるからすぐわかる。それに、次の時間、あたしは日本留学の子に、初級の補習をする予定だった。パートナーHさんに相談したら、
「初級の補習は、私がかわりにするし、授業は自習でもいいですよ」との言葉。
 まあ、やる気のないはげにやらせるよりは、たとえ準備は不充分でもピチピチギャルの熱のこもった授業(つっこみ上等)のほうが生徒のためにもよかろうと思い、代わってあげました。
 だいたい、「熱があるから」なんて言われたら、断れないわな、普通は。

 だがしかし、授業が終わって次の時間。その先生は、他のクラスの授業にいくではありませんか。
おいおい、ちょっと待てよ。風邪引いて熱があるんちゃうんかい!

 つまり、休んだのはうちのクラスだけで、他のクラスの授業は休まないで出ているってことだ。

あんた、なにさらすねん!!(

 すると、パートナーHさんの耳打ち。
「咲さん、見ましたか?彼は、あの授業だけ休んだんですよ。
これからは、ああいう場合は、断ったほうがいいですよ。

そういうことはさぁ、
引きうける前にいってくれたら、おねーさんものすごくうれしかったなぁ!
だいたい、後押ししたの、Hさんじゃん。

ま、しかたないですよね。二人で日本語でぼそぼそ相談したあと、断ったりしたら、確実にHさん疑われますもん。それは不問として……

問題は、おまえだ!!!!セクハラおやじ!!!

 だいたいさぁ、自分の授業を休んで、他のクラスではしているなんてこと、生徒が見たらどう思うと思う?そんなこともわからんのか。確かに、今重要なのは高考(大学入学統一試験)の対策で、高考を受けないうちのクラスの英語なんて、邪魔以外の何物でもないし、一生懸命やったところで、学校からの評価もない。それに、外国人教師なら、学校にばれることなく気軽に授業を押しつけられる。

だからといって、気軽に授業を休んでもいいということにはならんだろうが!!
こんなにあからさまに「やりたくない」という気持ちを見せつけられるとは思いませんでした。

 ものすごく腹が立っているのであえて暴露するが、だいたいあたしはこの先生が嫌いだった。
「普通の中国人は、冷蔵庫を持っている人なんて少ないのに、君の部屋にはあるんだね」とか、
「君は、中国人よりいろいろ旅行できていいね」とか、
こっちの神経を逆なですることを平気でいう。こっちが気にせずのうのうとしているとでも思ってんのか?
あたしが嫌いなら、無視しておいてくれりゃあいいのに、かとおもえば、おばあちゃんがなくなって、緊急帰国したあとは、根掘り葉掘り事情を聞いた上で、
「君を慰めるために抱きしめてもいいか」と、ふたたびふざけたセクハラ発言。
ええ、もちろん抱かせませんでしたとも。英語も中国語も、さっぱり意味がわからん振りして逃げましたとも。(実際、最初はさっぱり意味がわからんかった。)
 こういうことを、欧米人がやったらそれなりにさまにはなるのかもしれんが、日本人とか中国人には似合わない。そういう習慣自体ないじゃん。その辺はわきまえてほしい。とんでもない勘違いセクハラ野郎です。

 以前から、「○○先生は熱心に教えてくれない」という生徒の不満はあたしの耳には届いていました。
あたしは、教師になってから、かなり好き放題やってきましたが、別の教師批判と、学校批判だけは、生徒の前では思っていても
どんなに思っていても、しないことにしています。
たとえ、もっともな意見だとしても、教師のあたしが同調したりしたら、その学校にいて、その先生に習っている生徒自身の立場がないじゃありませんか。

その禁を、
あっさりと、なんの迷いもなく破りたくなるような行いをするんじゃない!!!

これで決まった。これから、アナタは、私の心の中では、
「セクハラはげやる気なしおやじ」のレッテルが張られました。

 留学が決まった子、高考に参加しない子は、もう全く目をかけてもらえず、先生にとってはお荷物同然。それは、先生が高考の成績いかんで評価されるから。彼らが不憫でなりません。
 それは、留学組に限ったことではなく、推薦でもう大学が決まった子何ぞは、毎日授業には出ず、職員室に常に待機し、先生の仕事を手伝っています。

なんなんでしょうね、高校教育の意味って。


4月14日 「そうにない」と「そうではない」

 花の子ルンルンと共に、あたしの苦悩の問いかけに、お答えありがとうございます。

結局のところ、「形容詞+そう」の場合は、「〜そうではない」が一般的なのでしょうか。関西人の面々からは、「〜そうやない」なら使う、という意見がたくさんでたんですが、これは、関西弁の「〜やない」は「〜ではない」の変形だと思うので、やはり「〜そうではない」だと思うのが一番でしょうね。

どうもご協力ありがとうございました。

あと、思ったのは、「動詞+そうにない」と「動詞+なさそうだ」には、意味の上で違いがありますが、形容詞の場合はないように思います。んで、結局のところ、「〜なさそうだ」を使うのがいちばんしっくり来るのでは?と考えました。

つーわけで、結論。

やっぱり問題が腐ってます。

ということですね。
(もちろん、今回の質問の主旨は、正しい答えを選ぶことではなく、普通の日本人は、何を使っているのだろう、という疑問です。)

 この問題(前の日記参照)は、高考(大学入学統一試験)の問題集からとったものなので、直接あたしにかかわってくるもんじゃないんだけど、やっぱりこういう「重箱の隅をつつく系」の問題は困るなぁ。国家が行うテストに、「これ、問題が悪いから、できなくてもいいよ」なんて言えないじゃん。せめて、ネイティブに検閲に出してほしい。<むりか。


4月11日 そうにない?そうではない?

 一夜明けても、今だルンルン頭回りっぱなしの今日この頃、みなさま健やかにお過ごしでしょうか。

 今日も、新たな問題にルンルンな頭を抱えております。というか、パートナーHさんから質問され、先週から頭を悩ましている問題なんですが、ルンルンですっかり飛んでしまってました。(笑)
 そこで、ルンルンに続き、「読者の皆様に聞きたい 第2弾」
 日本語教育に関係あろうとなかろうとかまいません。直感でお答えください。

 「雨が降りそうです」の否定形は?

→「雨が降らなさそうだ」または、「雨が降りそうにない」

ここまでは異論ありませんね。よろしいか?
ま、「〜なさそうだ」はビミョーに意味が違うので、この際置いといて、核心の質問。

「この料理はおいしそうです」の否定形は? 次から選んでください。

1.「この料理はおいしそうにない」

2.「この料理はおいしそうではない」

みなさんなら、どちらが心にピーンときますか?

そして、質問その2。

1と答えた人も、2と答えた人も、
「ひまそうにない」
「うれしそうにない」
「正直そうにない」
「やさしそうにない」・・・・・などなど。

すべて正しい(正しくない)と言い切れますか???

*     *     *     *     *     *     *

事の発端は、とある問題集の問題。

この料理はおいし(  )。
 1.そうにない  2.そうもない  3.そうではない  4.そうにもない

おそらく、答えは3だと思います(たぶん)。まあ、問題自体かなり腐っているんですが、「”そうにない”はだめですか?」と言われると、かなり悩んじゃうんです。

 別に正しい答えが知りたいわけではありません。一般的に、どう言われることが多いのか、知りたいのです。

ヘタレな日本語教師にの手を。掲示板にてお待ちしています。


4月10日 歌詞のスプリクト

 いつものことですが、教師日記であっても、授業日記ではありません。ちょっと日本語に関係があることなので。
 昨日のことになりますが、パートナーHさんから相談を持ちかれられました。
「大好きな日本の歌のテープを買ったんだけど、歌詞が書いていない」
 普通、テープには歌詞カードがついていますよね。それにもついていたんですが、そのカードには、お花を飛びまわる妖精の絵だけが書かれていました。

「騙された」(byパートナーHさん)

そして、その歌とは・・・花の子ルンルン」主題歌。

いいのか?そんなことで。有能日本語教師Hさん25歳!!!

 とはいっても、「小さい頃、ず〜っとルンルンに憧れていたんです♪」なんてかわいいじゃあ〜りませんか。<フォロ〜♪
「このテープを買ったとき、みんなが笑ったんです」と言っていたが、好きならばそれくらい仕方ないさ。
(「当たり前だ」とは言わないでおいてあげます。)

ま、そんなに好きなら、あたしが聞いて、ちょちょいのちょいって作ってあげるわ♪なぁ〜んて軽くひきうけたが甘かった。こんなに苦労した歌詞起こしははじめてです。

♪幸せをもたらすといわれてる どこかでひっそり咲いている
 花を探して 花を探しています

ここまではいい。その後の2フレーズがどぉ〜してもわからない。

ポスポスワーババシミミアウ(以下略)
としか聞こえないんです。(泣)

最初、あたしは魔法の言葉かなにかだと思った。でも中国語の歌を聞いてみると(中国語バージョンもついていたんです)、どうも違うらしい。

 自慢じゃないが、あたしは古いアニメと演歌にはめっぽう強い。高校時代から「年齢詐称疑惑」がついてまわるほど。「ガッチャマンの歌」も、「天城越え」も、歌詞を見ないでフルフレーズ歌えます。
こんなあたしに誰がした。(演歌マニアの父と、アニメオタクの兄です)(注:あくまでも、同年代の人と比べて、ということです。マニアな質問をぶつけてこないように。)
そんなあたしの検索エンジンにも、花の子ルンルンは引っかかっていません。

 苦悩すること2日。30回は聞きました。もう、頭の中、花の子ルンルンでいっぱいです。(涙)

で、中国語の歌の力も借りて、搾り出した歌詞が以下。

♪幸せをもたらすといわれてる  どこかでひっそり咲いている
 花を探して          花を探しています
 コスモスは帽子に似合う    タンポポはお昼寝枕
 アカシアのアーチを抜けて   歩いて行きましょう
 わたしは花の子です      名前はルンルンです
 いつかはあなたの住む町へ   行くかもしれません

読者のみなさん、教えてください。

これは正しいですか???(涙)

 

関係ないけど今日の出来事
 
文系の生徒から、留学のために、日本の地理、政治などの授業をしてほしいと頼まれました。
(注:大学入学のための新テストには、これが範囲に含まれる。)
ついに、緊急帰国時にこっそり買っておいた「要点がわかる公民 中学3年」(800円)に出番が!!
 生徒は、「他の授業は、自習が多いから、その時間にやってほしい」と言うことでしたが、他の科目のときにやるのはちょっとねぇ。
 というわけで、他の科目の邪魔にならない時間で、担任の先生もOKなら、という条件を付けました。
後で、パートナーHさんがぽつりと、
「咲さんから、そう言う意見を出したら、他の先生が大変なことになります」
 つまり、「この数学の時間は自習だから日本の政治をやりましょ♪」などということを、あたしのほうから言い出したら(ここがポイント)その先生のプライドを傷つけて、えらいことになるというわけ。

咲ちゃん、セーーーーフ!

このごに及んで、他教科の先生との関係を悪くしたくないです。(汗)


4月8日 雑談の重要性

 発熱の昨日から一夜明け、8時間睡眠をとったあたしはケロリンパと風邪が治ってしまいました。やはり、中国の風邪は中国の薬に限ります。しかし、ゆうべ突然の発熱にびびってしまったのか、体温計を取り落として割ってしまいました。ゆえに、熱は下がったかどうかさだかではありません。
 しかし、同じく風邪を引いて病院に行った同僚S嬢は、病院まで送ってもらった運転手のつんく顔(仮名)から、「○○(わたしのこと)は
丈夫だね」といわれたそうです。ほっといてくれ。

 さて、本題。
体調もよくなったので、今日は仕事にせいを出しました。予習をしていて思ったこと。わたしは授業の予習をしている時、必ずそのときに話す雑談ネタもメモしている。

はたしてこの行動は世間的に見て正しいのか?
そして、今
雑談に悩んでいます。

 余談ですが、あたしはあんましきちんと予習するほうではありません。授業の流れ、時間配分、すべて細かにする人もいるのですが、あたしの予習は授業のアウトラインのみ。要は、その日の授業をどうするかというイメージトレーニングですね。あたしにとって予習とは。逆に細かくすると、突発事項に対応し切れなくなるので嫌なんです。どちらがいいとはいえませんけどね。しかし、このいいかげんな予習ノートは、養成講座などで提出ということになれば、再提出間違いなしです。

 話を戻しましょう。雑談でしたね。
 わたしは、とくに3年生を担当するようになってからは、日に10分程度は何かしらの雑談を取り入れるようにしています。最近の事件でもよし、歴史の話題でもよし、個人的な話題でもよし。特に心がけているのは、意味のない話題にならないように、ということ。また、授業との関連性も考慮すること。ふだんはボケ〜っとして授業に臨むチビどもも、雑談となると目を輝かせて聞いています。(ま、その姿勢にも問題ありなんですが)知らず知らずのうちに、日本の現状を知り、昔話を知り、地方の話題を知り…、とまぁ、こういう体験は、とっても有意義だと思うんです。
 かくいうあたしも、「授業中の雑談」ということには、格別な体験をしています。
たしか小学校3年生の頃の先生、S先生でした。この先生は、授業になると常に雑談をしてくれて、子ども心に胸をわくわくさせて耳を傾けていたことをよく覚えています。いまだに忘れられない話がいっぱいあります。家に帰っても、先生の雑談のはなしばかりしていたような気がします。
 後になって母に聞いたら、「S先生の雑談は、単なる雑談じゃなくて、子どもにとって勉強になったり、役に立つような話ばかりだった」と言われました。当時のあたしは、そんな感覚まったくなかったのに。
 わたしが目指すのはこんな雑談です。こんな雑談上手な先生になれたらいいなと思っています。

しかし、実際に雑談をしてみて、その難しさに頭を抱えています。

 別に、雑談すること自体は苦にはなりません。おもしろい話題で生徒をひきつけるのも難しいことではない。生徒もとても楽しんでくれる。オールオッケーじゃ〜んと思うでしょ。

それが問題なのだ、それが。

 おもしろすぎる雑談は、授業の妨げとなる。つまり、雑談は、乗せすぎると本題に戻れません。おもしろすぎる雑談をすると、もう本題に乗せられません。もう、チビどもは、雑談ワールドから帰ってきてくれません。帰ってきてくれてもしぶしぶなので、それからもとのペースをつかむのは、そりゃもう普通の授業の数倍の労力を必要とします。やつらは雑談により有意義な体験をし、有意義な知識をものにするが、それと引き換えに、教科書の内容を捨てている。

こっちの世界に戻ってくるんだ、おまえたち。

つまり、雑談のおもしろさと、授業の本題の取り組み方は、反比例の関係になってしまうのです

今雑談上手を目指すあたしの最重要課題、それは、引き際です。

 


4月4日 中等教育の日本語教育

 夕べ、青島のよーへーこと奴隷Dから電話がありました。詳細は省くが、まあ、愚痴電話です。現在日本人の同僚教師のいない彼は、ストレスのはけ口としては、一番手近にいるのはわたしというかわいそうな状況です。さて、その電話で思ったこと。

中国において、中等教育の日本語教育に未来はあるのか?

 はい、ちょっくら重い話題です。たかだか一教師が語るには、重すぎる話題ですが、最近よく考えるのです。よーへーのとこにしても、あたしんとこにしても、日本語を勉強するのは、高校一年から。つまり3年間です。うちは第一外国語、あちらは第二外国語の違いがあるにしても、行きつく先は日本留学。そういう教育をしています。普通、中国の第一外国語は英語ですが、日本語を教えているところもあるんですね。うちの学校でいえば、中学校から、日本語を第一外国語として勉強しているクラスと、わたしが受け持っているクラスのように、日本語学校との提携でできている日本留学を目的としたクラスの2種類があります。ほんとに日本に留学する予定で、そのために高校時代に日本語を学ぶのであれば、それなりに意義もあることでしょう。しかし、たかだか15歳で、自分の将来を見極めることは難しいでしょうし、変わることのあたりまえ。そこまでの深い考えもなく日本語を勉強している子もいます。

 もちろん、そういう子に日本語を教えるのが無駄になるとはつゆほども思っていません。知識として身に付けるならば、彼らにとって無駄になることは何一つないでしょう。が、学習期間3年。これは非常に中途半端です。また、中国での大学進学を考えるならば、3年勉強している子と中学校から6年勉強している子が同じ土俵で戦うのだから、どうしたって不利になる。ならば、6年間勉強している子はどうか。大学に行くなら何も問題はない。しかし、日本語を選択しているというだけで、受けられる大学の範囲が狭まるらしい。(あくまでも、このあたりでの話。)さらに、そういう子が日本留学をしようと思えば、やはり、英語が壁になる。つまり、どっちにしたって中途半端なのです。好む、好まないにかかわらず、日本語を選んだ時点で、ある程度の将来が決まってしまう。あるいは狭まってしまうという現状があります。

 日本語教育が盛んな東北三省でも、最近は、英語教育に力を入れ始めているのだとか。また、日本留学に関しても、大学は、日本語力より英語力を重視し始めています。私は日本留学のことしか知らないので、そのことだけでいえば、一外を英語にして、二外を日本語にする、というのが一番効率的に思えるが、それがそうともいえない。二つの外国語を同じに学ぶというのは、学習者側にそれなりの脳みその容量が必要になる。つまり、学力が高い子じゃないと共倒れになる恐れが大きいのです。学力が高い子が、日本語という選択肢を選ぶのか、日本留学という道を選ぶのか、ここにも疑問は残ります。

 大学進学だけでなく、留学などの選択肢が増えている今、学校の先生も、日本語を学ぶ子をどうやって扱ったらいいのか、扱いかねているような感もあり。これは、高校=大学進学みたいな図式があることにも問題のいったんはあると思うんですが。

 以前、日本のある外郭団体の方が、中国中等教育機関での日本語教育を視察に見え、お話する機会がありました。やはり、「日本語だけではダメだ」という現状だそうです。つまり、英語との併用でないと、ねづかないということですね。「今後の中等教育機関の日本語教育に明日はあるのか」という素直な疑問をぶつけて見たところ、「できる学生、余力のある学生に対する二外としてなら、生き残る可能性がある」とおっしゃいました。それが、「対」か、「不対」か。私にはまだわかりませんけれども。

思いついたことをつらつらとかいてしまいました。


 

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