3月28日 春休みの恒例行事
教師にとって、お休み期間中ほど気楽なときはございません。
なんせ授業がナイ。当然授業準備もナイ。
というわけで、早く帰れるし、睡眠時間も増えるし、いや、こんなに幸せでいいのかしらって感じで。
特に春休みは、卒業生を送り出した後のつかの間の休息で、冬休み、夏休みにはないくつろぎを感じます。
さて、そんな春休み、補習が終わり、残務処理が終わり、進学が決まった学生も新天地へ移り始めると、日本語教師にとって避けては通れないお仕事が待っています。寮掃除。
はっきり言って、日本語学校に勤める日本語教師とは切っても切れない関係にあるのがこのお掃除です。学生が卒業するってことは、つまり寮を出るって事であり、寮を出たら新しい学生が入るってことであり、つまりお掃除が必要なんですね。
日本語学校で、お掃除おばさんを雇う余裕なんぞがあるはずもなく、必然的に寮掃除は教師の春休みにおける最重要任務になってしまうのです。(ここで大きくうなずく日本語教師は多いはずだ)
もちろん、日常的に「掃除しろよ」とは言ってあるし、退寮の際にも「掃除しろよ」とは言ってあるのですが。学生に任せてきれいになるもんか。(ここで大きくうなずく日本語教師も非常に多いはずだ)特に、台所の惨状はそりゃもう、筆舌に尽くし難く、台所だけでまる一日余裕でつぶされます。
一日そこにこもると人体のいろいろな部分が破壊されます。
まず鼻をやられ(ニオイを感じなくなる)
次に神経をやられ(何が起こっても驚かなくなる)
最後に常識をやられます(何がきれいで何が汚いかがわからなくなる)今日は油でできたツララを発見しました。
昨日は完全に液状化した漬物(注:推測)を発見しました。この時期、職場には戦闘服(注:汚れようが何をしようがまったく惜しくない廃棄寸前の服。日本語教師ならば二着は持っていなければならない。勝負服とも言う)を常備し、ことが起これば(掃除が入れば)すぐに戦闘体制に入れるようにしておかなければなりません。
人によっては、マイ手袋、マイお掃除道具をお持ちの方もいらっしゃいます。常に体が油ギッシュになるのもこの時期ならば、
洗剤の効能や値段に異常に詳しくなるのもこの時期です。
来年は、ぜひ業務用マジックリン(4.5リットル)をおねだりしようと思っています。今日は、戦闘服をまとめ洗いしたのですが、洗濯機をそうっとのぞくとえらいことになっていました。
う〜ん、油ギッシュ。全国の日本語教師を目指す皆様。このことは覚悟しておくように。
3月8日 卒業式
卒業式後のパーティーにて
毎朝部屋まで起こしに行かないと授業に来なかったような問題児が、
「先生、本当にすみませんでした」と壇上で声を詰まらせた。毎日のように、「一度瀬戸内海に沈めたろか」と本気で思っていたような子が
壇上で「この学校はわたしの家です」と言ったまま号泣した。
1年間で何があっても、
これだからこの稼業は辞められない。そんな思いで胸が詰まる卒業式の一日
卒業生全員の新たなる出発に乾杯。
3月4日 たいしたことではないのですが・・・
誕生日に、家族と友人&知人に赤ボールペンを一人一本ずつプレゼントしてもらったら、じつはものすご〜くうれしいんじゃないだろうか。
・・・そんなくだらない妄想が頭から離れない寒の戻りの3月はじめ。(雪が降りました。)
再テストの採点と作文の添削をしながらふと思いました。ちなみに、4月から消費した赤ボールペン・・・・・・7本
3月1日 最近の学生
祝!授業終了!
というわけで、お久しぶりの教師日記でこんばんはの咲ねぇさんです。
頭痛と腰痛と肩こりとジンマシンの恐怖を乗り越え、卒業試験も終え、先週めでたく今年度の授業が終了いたしました。
どんどんどん、ぱふぱふー。残るは、来週の卒業式。しかし、その前に補習。
成績、出席率、提出物、三拍子まったくそろってない粒ぞろいの学生を何とか呼びつけて、引っ張り出して、なだめすかして勉強させて、再試験も受けさせて、合格させて、この1週間で、たったこの1週間で何とか卒業まで持っていこうって、なんかもう泣いてもいいですか。「お前らなんか退学じゃー」と声高に言ってしまえないのが日本語学校のつらいところ。
まあ、日本語学校じゃなくてもそうでしょうが。
かと言って一生懸命やっているほかの学生とおんなじように卒業なんかさせられないしねぇ。
(それじゃあ、あまりにも世の中甘すぎるし。)* * * * * * * *
さて、先日、別の日本語学校の先生とお会いする機会がありまして。
そしてその晩、元後輩で元同僚のU嬢、元後輩で、元奴隷で、やっぱり今も奴隷の(をい)奴隷Dとそれぞれ別個に電話で語りまして。結論。
「最近の学生って、変わったよねぇ。」
どう変わったかというと、
「骨がなくなった。」もちろん、全部が全部、そうだと言うのではなく、あくまでも傾向としての話であり、真面目で骨のある学生もちゃんとおります。そのへんわかった上で聞いて欲しいのですが、
「最近は、どーも、やる気なし、根性もなし、目的もなし、ないないづくし〜ないづくし〜な学生が増えてきた、どうなっとるんじゃヲラ」(要約)という嘆きでみんながみんな、終始しておりまして。例えば、授業態度があまりにひどい学生がいたとする。
激昂して思わず「やる気がないなら帰れ!」と怒る。→ほんとに帰る。例えば、授業をさぼった学生がいたとする。
考えられる理由は、「アルバイトしていた」「寝坊した」「どこぞに遊びに行った」
しかし、何をするでもなく、部屋でぼーーーーっとしていた。例えば、進学も決まっておらず、出席率も悪く、卒業も難しい学生がいたとする。
「アンタ、どうすんの?」と聞く。→「さあ、どうしましょう」と答える。なんか、よくわかりません。
今までにない苦労が目白押しです。
でもこういうのって、別に留学生に限定された傾向ではないのかもしれません。
時代の流れなんでしょうかねぇ…というわけで、結論2
「最近の若いもんはよくわかりません。」
更に、私も含め全員に共通した結論3
「ウチ(の学校)だけじゃないんだ」
かなり安心しました。
って、それだけじゃ困るんですが。もちろん。
教師側も、意識改革が必要ですね。現状をただ嘆くだけじゃ何も生まれないし。
学生のために、わたしたちはいるのだから。
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