2000年12月分

教師日記!<ほとんど愚痴


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12月28日 外国語演芸大会

 本日は、高校3年生の外国語演芸大会の日。例の、月曜日に言われて、木曜日にやれという無茶なあれです。無茶すぎて、生徒も先生も気持ちがはいらなんだ。さぞかしいや〜な大会になるんだろうなぁ、と思っていましたが、ところがどっこい、意外におもしろかったの。準備がちゃんとできていたとか、演目がすばらしかったということははっきりいってありません。ただ、開き直りというか、やけくそというか、アドリブ、受けねらい満載で、かなり笑えました。芸達者さんもたくさんでていたし。私のクラスは、合唱とダンスだったんだけど、まあ、よしとしましょう。あんなもんでしょ。(深く触れたくない)練習のプロセスにもあまり触れたくない。
 あえていうなら、せめてあと1週間前に言ってください。
ダンスは結局見られなかった。なぜなら、校長先生のご招待の食事とかで、会の途中で連れ去られてしまったからです。うちのクラスの合唱の直前に連れ去られそうになって、必死になって抵抗しました。(BGM:「ドナドナ」)

本日のデコレーション
 会場の前の黒板に「Merry Christmas!」と書いてあって、腰くだけ。しかもご丁寧にサンタの絵まで。
 だから終わったっつーの!

明日から上海です。どうぞ皆さん、よいお正月を。


12月27日 ビデオ教材を使ってみよう(とした)

 今日の授業は、私にしては新しい試みをするつもりでした。それは、ビデオを使った授業。珍しくも何ともないんですが、お遊びや、お楽しみではなく、純然たる授業として成立させようというのは、私にとって初めての試みです。使用する教材は「週刊ストーリーランド」。私の周りでも、けっこう使っている人は多いですね。一本のアニメを、1時間かけてやってみようというものなんですが。で、今日はその結果をご報告・・・・・のつもりだったんですが、ちょいと事件がありまして。

事件その1:
 ゆうべ、夜9時半ごろに帰って、「明日は午後出勤だから、のんびり準備しよ♪」と思っていたら、パートナーのH先生から電話があったらしく、メモが残されていました。
「明日、朝食を食べたらすぐに来てください。」
・・・・・・・まじ?
 で、とぼとぼ8時に登校。呼び出しの内容は、急ぎの作文の添削でした。まあ、これは仕方ないか。で、のほほんと添削している最中に気付いてしまった。血の気が引く。
「ビデオを忘れてきた!!!」
ビデオの授業をするのに、あたしったら、おちゃめさん♪<をい
というわけで、昼の休みの間に、またとぼとぼとビデオを取りに帰ったわけです。
宿舎のある高校部から、勤務先の高3部まで、バスで片道1時間から1時間半。通算、今日一日5時間から6時間、バスに揺られていたわけです。何やってんだ?>わたし

事件その2:
 ま、なんとかビデオを手にし、またとぼとぼと高3部へ。デッキを借りで、(デッキがあることは抜かりなくチェック済み)セットして、そして授業、というときになって、な、なんと、
ビデオが見られない!!!
別に接続に問題があるというわけではありません。どーも、早送りのような映像になってしまう。いろんな人にいじってもらったけど直らず。つーことは・・・・

3倍速は見られないってことですかぁ??
そんなビデオデッキが存在するの?だれか教えてぇ。

 というわけで、ビデオを使った授業はできず。虚しさだけが残った一日でした。ま、大半の原因は私のおまぬけにあるような気もしますが。ははは・・・。
虚しいといえば、明日は薄ら寒いに違いないクリスマスパーティーだか忘年会だかの外国語大会もあるわけだし、ホントにあるんだかどうかしらんが、学校のパーティーもあるかもしれないし。あー、やだやだ。
しかし、今後ビデオを使おうと思ったら、高校部から持ち込みかぁ。片道1時間なのに…。つらいわぁ。

 

関係ないけど今日気づいたこと。

明日の活動の準備の資材(飾り物)が届いていました。色紙とか、りぼんとか。で、そのなかにサンタさんを発見。
だからもう遅いんだって!!!

で、夜6時半にとぼとぼと帰っていたら、学校の門が異常に明るい。どうもデコレーションをほどこしているようです。門を緑の豆電球でふちどり、上にはアーチ状に赤い豆電球の点滅が。
そしてこうこうと光る電灯のともった赤提灯。玄関にはクリスマスツリー

ずっこけ。


12月25日 開店休業が終わりました。・・・・・・・・・が

 昨日、会考も終わり、わたくし晴れて日本語が教えられる身分になりました。気持ちも新たに出勤すると、机の上に、一枚のプリントが。ん?なになに?

「クリスマス会および忘年会外国語活動のお知らせ」

いやぁ〜〜な予感。曰く、
・27日に、外国語演芸大会開催。<だからクリスマス終わってるって。
・外国語の合唱、独唱、寸劇などを外国語教師が指導すること。
・各クラスの出し物は三つ以上。
・うち、ひとつは必ず外国語劇。

どっひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。

どーしよぉ〜〜〜。なんかやらせなきゃ。
 と、追い討ちをかけるように、パートナーのH先生がやってきて言うことが、
「○○さん(咲のことね)、作文コンテストの作文、どうしましょう。」
「ああ、締め切り、いつだっけ。」
「12月30日です」
「・・・・いいんじゃない?ださなくても。三年生だし、時間もないし。」
「だめです!」
「・・・・・・・・。」

何もかも急すぎるんだよ、まったく。
というわけで、この1週間は歌と踊りと作文に明け暮れそうです。そうこうしているうちに、冬休みですなぁ。


12月21日 Kの悲劇

 今年は春節が早いため、学期の終わりも早い。結果、期末試験も早い。高校三年生にはあまり関係ありませんが、1年、2年はそろそろ期末試験時期に入ります。ちなみに、中国の学期は2学期制で、今学期は9月1日から、1月12日まで。しかし、試験問題の提出とか、試験時期とか、いつも直前の連絡になるので、試験前になると、私たちはいつもどきどきした日々を送っています。

 同僚の日本人教師、K嬢(高校一年生担当)の話。
外国語は、筆記、聴解、口語の3種類の試験があります。彼女は、今日の午前中に、いきなり「今日の午後、口語の試験をします」といわれたそうな。しかも生徒から。

Kさん、ぶち切れ。

 だってそうでしょう?たとえ口語といえども、ある程度生徒にも予告がしたいし、生徒に練習の時間も与えたいし、なにより、試験の「し」の字も言われていなかったから、まだなんの準備もしていない。K嬢のお怒り、ごもっとも。こんなことをされたのでは、授業の長期計画を立てたところで、なーんの役にも立ちません。

ったく、いつもこうなんだよ。
思えば私もずいぶん泣かされてきました。しかも試験だけではない。例をあげてみましょう。

CASE1:創立10周年記念パーティーのために何か日本語の出しものをしろといわれ、1,2年合同で合唱を準備したら、「クラスごとじゃなきゃダメ」といわれ、仕方なく2年生だけにした。そしたら前日に、「人数が少ないから倍に増やせ」といわれ、無理矢理人をかき集めた。(練習の意味なし!)
CASE2:去年のクリスマスに「外国語合唱大会」を開催するから、何か日本語の歌を暗記して練習しろといわれた。しかも、三日前に。
CASE3:試験提出の前日に、90分の試験、といわれて用意していたら、作文を入れろといわれた。作った試験すべてぶち壊し。(作文入れたら、作った試験全部できないもの。)
CASE4:20分の聴解の試験を作れといわれて提出したら、会議で変更になったから、明日までに60分に増やして再提出といわれた。(結局すべて録音しなおし)

 などなど。まったく困ったものです。一番困るのは、文句をどこに持っていったらいいか、わからないこと。だって、他の中国人の先生だって、途方にくれているんですもの。怒っちゃかわいそう。つまり責任の所在がはっきりしない。はっきりしていたら、おそらくこんなことは起こらないのでしょう。あ〜〜〜〜っもう!

Kさん、そんなことを2,三回繰り返したら、大人になれるよ♪

「大人になる」とはどういうことか。つまり、事前計画を立てない(意味がないから)何があっても動じない、周囲の空気の変化に鼻が効く(いち早く状況の変化をかぎつける)。こんな人間になれること。これを私は、「慣れ」ではなく、「堕落」と呼んでいます。<こら 
高校三年生は、試験があるのでしょうか。いつあるのでしょうか。まだなにも聞かされていない…。


12月20日 「夜間社会人クラス」その後

 今日、外国語の主任にあったので、音沙汰のない「夜間社会人クラス」についての質問をぶつけてみました。そしたら、「学生の集まりが悪くて、いつからはじめるかわからない」とのこと。ふん、どーせそんなこったろうと思ったわっ。確かに、日本語で、夜間クラスって、あんまりひとが集まらないのではないでしょうか。そういう経験がないので、よくわからないけど。それとも、べらぼうに高いのか?もういい。どーにでもして。やれっていわれた日から働くから。さて、私は夜間デビューできるのでしょうか。乞うご期待(?)

関係ないけど、昨日言われたこと。
同僚の先生から、「別に学校に来なくてもいいですよ」
いや、確かに自習だけど、来るくらい来させてーな。寂しいじゃん。


12月19日 「忙しい」について考える。

 開店休業からはや2週間がすぎました。やっと先が見えてきたので、いそいそと来週の準備をはじめた私です。でも、来週からの授業について、パートナーの先生に相談しようとすると、「来週のことはまだ考えていません。予定もはっきりしないから、来週でいいですよ。」と冷たいお言葉。あのぉ〜、来週のことを来週決めるのは遅すぎると思うんですけど。
・・・いい。自分一人でも、ちょっとずつ考えるから。
 
ちなみに、期待の夜間社会人クラスの進行状況は・・・
まぁ〜〜〜ったく音沙汰なし!
って、こら、今週から始まるんだったんちゃうんかい!・・・いいの、もう。1月からでも。

思えば、去年は忙しかった。
授業が全部で16コマ、プラス朝自習(7時から)週三回、プラス晩自習(8時半まで)週1回、プラスバカ補習(夜9時から)毎日…。それこそ、息つく暇もありませんでしたが、それなりに充実してましたよね。
ま、「忙しい」ということでいえば、ここ中国は日本の日本語学校の比ではない。なんたって、中国では、授業内容以外に負うことは何もないんですから。
日本では、授業週20時間、プラス生活指導、進学指導、教務、雑用がありましたからね。睡眠時間三時間は当たり前、ストレスで食事がのどを通らず一日一食、夜中の1時に呼び出しをくらうこともしばしでしたから。
ほんとによく頑張りましたねぇ。<あたし

しかし、ここでちょっと「忙しい」について考えてみたい。

 わたしを含めて、「忙しい」「大変だ」を連発する人がよくいますが、えてしてそういう人は、そのことを誇っているところがあるのではないでしょうか。少なくとも、あの頃のわたしはそうでした。「こんなに忙しく働いているわたしって、なんてすごいんだろう、なんてかわいそうなんだろう」と、心のどこかで思っていました。
 でも、そんなわたしを見て、校長はいつもこう言っていました。
「なにがそんなに仕事があるんだ。もっと要領よくやれ。」
その言葉を聞いて、
「忙しくしているのはあんただろ。こんなに仕事が多かったら、要領よくしてもできるわけないじゃん。」
と反発を覚えたこともしばし。

 でも、それって違ったんですよねぇ。「要領よくやる」ということは、単に「仕事を早く済ませる」ことではない。「仕事の取捨選択をする」つまり「手を抜くところは抜く」ということも「要領」に含まれるのではないかと最近思うようになりました。言われたことをすべてやるのではなく、何が本当に必要か、自分で判断して、うまーく順序をつけて片づける。それが本当の「要領がいい」ことであり、「能力が高い」ことなんじゃないでしょうか。ただがむしゃらに仕事を片づけていたわたしは、つまり「要領が悪かった」のだな、と最近気付きました。
ま、ひよっこ教師が要領が悪くて当たり前なんですが。
 だから、「忙しい」ことは決して誇るべきことではない、そう思うんです。(もちろん、仕事の内容によりますけど。あくまでも、わたし個人についての話。)「忙しい」けど「要領がいい」教師になりたいですね。

以上、暇な中で、忙しいについて考えてみました。


12月10日 開店休業から・・・復活??できるかな?

 「暇だ」、「退屈」、「気が狂う」、「死ぬ」<をい といいつづけた、開店休業1週間。こんなわたしにも朗報(といえるかどうかわからんが)が。

 来週から、成人相手の夜間日本語クラスが発足し、それを担当させてもらえることに。「こら待て、ここ、高校じゃん」とは思いましたが、まあそれは考えないとして。これでエネルギー発散不足のもんもんした日々から抜け出せるのねぇ。やはり、神様は見てくださっているのです。高3に向けるべきエネルギーを、こちらに向けることにしましょう。
でも、これってやっぱり、代償行為?

しかし、この夜間クラス、なんなのかさっぱりわからない。いちお、
1.初級である
2.30人(くらい)クラスが2つである
3.月、水、金、7時から9時までである(金の夜はやだな)
4.担当は日本人である(え゛、にほんじんだけ・・?)
5.使用教材は「標準日本語」である(これは何も言うまい)
ここまではわかっているのですが、

どのくらいのペースで進めばいいのか?

テストはするのか?

初心者相手に日本人だけで進めるのか?

など、疑問は山積み。あと1週間で氷解していかねば。

でも、うわさによると、「今学生を募集している」とか。をい、来週から開講だろ??
 ってことは、「学生が集まらず、とりやめ」とか、「集まりすぎてクラス増やします」ちゅーこともありなのでは・・・・?
あ〜ん、もうわけわかんないぃ〜。
あんま期待せんとこ。

しかし、ほんといいかげんだな。<小声


12月5日 開店休業のわけ−嗚呼!会考

 開店休業2日目にして、早くも精神の限界を感じつつあり。う〜、誰か仕事くれ。今日は、「あんた、なんで開店休業やねん」と思っていらっしゃるかたがたのために、中国高校事情をお話しませう。

 開店休業の理由は、ズバリ会考
会考とは何ぞや?
簡単に言えば、省統一の卒業試験。この試験にパスしなければ、卒業証書はもらえません。ね、大切な試験でしょ?さてこの試験、卒業時にまとめてするのではなく、毎年少しづつ実施されます。
高校1年生は地理。
2年生は、物理、化学、歴史、生物、外国語の5教科。
そして3年生は国語、政治、数学の3教科。
 1,2年生は6月ですが、3年生は1月に実施されます。しかも、おそろしいことに、今年は春節が早いため、12月23日だそうな。あと3週間。先生も生徒も血眼です。

 で、ここでさらに問題が。ここは一応省の重点高校なのですが、成績の足りない子も、自費生として高い学費で受け入れています。近年、そういった生徒が、数の上で、正規生をうわまりつつあり。しかも、私が持っている日本語の学生は、日本留学を前提としているため、とうぜん、お出来がおよろしくない自費生です。つまり、会考はヒジョーにやばい!わたしの感覚でいえば、「バカはおちてもしゃーないやん」なのですが、そーは問屋がおろさない。落ちたり、成績が悪かったりしたら、なんと、担当の先生の責任になってしまう!!「そんなバカな話があるか!」と思いますが、あるんです。んじゃ、明らかに落ちそうな生徒は受け入れなければいいと思うのですが・…。
 高校進学者はまだまだエリート、その割には、希望者が多い。そういったひずみが、こういうところに現れてくるようです。先生が血眼になる理由、私が強く出られない理由、おわかりいただけましたか?とーぜん「会考やばし!」の日本語クラスは、「日本語なんかやってる場合じゃねえ」わけですね。
 しかし、他の教科は削られていないのが、解せないし、こういうことはよくないと思うのですが。
 かくいうわたしも、去年日本語の会考を経験しました。そのときのことは、いまだに深い傷となって私の心に残っています(T_T)。暴露したいのですが、暴露するのもはばかられるほどのないようなので、現在考慮中。読者の皆様の希望次第ということで。「ぜひ知りたい!」と思われる方は、
こちらまでメールを。


12月4日 日本語能力試験、総括

 今日の授業で、昨日の感想をアンケート形式で聞いてみました。
多かった意見は、
「聴解の音が悪く、よく聞こえなかった」
「読解・文法はとても問題数が多く、時間が足りなかった」
「文字語彙に新しい問題が出ていた」
「文字語彙は割と簡単だった」などなど。
それぞれ、いろいろな思いを持っているようです。

 今日は2級試験対策を振りかえって、反省してみましょう。

まず、私が最初に立てた、二級試験対策のコンセプト
1.初級終了時から、語彙は教科書を通じて、コンスタントに増やしていく。合格の分かれ目は、語彙力にあり!
2.文法は、8月からはじめる。短期集中で詰め込んで、3週間前に終わらせ、問題演習。
3.聴解、読解は週に一回、定期的に演習。
4.聴解は重視しない。
5.家庭学習では、語彙を増やすことに重点をおくように指導する。

 今年で能試対策は4年目になりますが、学習歴が少ない学生をどうすれば合格へ持ちこめるか、考えた末の結果です。まず、学習歴の少ない彼らが一番損をし、他の人と比べて差がでるのが単語力。そして、聴解にしても、読解にしても、基礎になるのは語彙。自分で増やせるのも語彙。だから、今年は語彙重視で行きました。文法は、早くに終わらせると、忘れる時間ができてしまう。気の緩みが生まれてしまう。だから、直前に仕上げるつもりで。3週間前というのは、だれずに問題にうちこめるちょうどいい期間。聴解は論外。時間の無駄。<そこまでいうか?他で点を取って、聴解の穴を埋める。聴解の点を上げるより、そのほうが早い。
 こんな理由で、上のコンセプトを決めました。

で、終わってみての私の反省点。

1.文法は、結局2週間前までずれ込んだ。長くかかりすぎ。これだけ長くかかるなら、もっと早くに始めるべきだった。(しかし、6月に日本語の会考(卒業試験)があったので、これより早くはじめるのは、不可能か?)
2.文法の使用教材「完全マスター日本語能力試験文法問題対策」に疑問。よかったのだけど、これを使うなら、初級終了後、すぐに始めるべきだった。(文法の提出順序が、難易度順になっているため。)最後に自分で復習しづらかった。
3.聴解、読解の時間を定期的に取れなかった。結果、予定よりずいぶん少なかった。
4.読解の時間配分について、模擬テストをもっとして、自分で測らせるべきだった。(高校の1教科という性質上、70分の模擬試験の時間を取るのは無理、とあきらめていたが、1回だけでも、どこかに時間を作ればよかった。時間配分ができない子が多かった。)
5.「文法は直前」は、はたして正解だったのか?やはり、語彙とともに、長期計画でコンスタントにやったほうがよかったのでは?
6.文法のおくれにより、すべての問題演習が、少なすぎた。また、教材もプリントですませたため、てんやわんや。教科書となりうる問題集を一冊、購入させるべきだった。
7.クラスの雰囲気作りに失敗したような気がする。全員団結して「目指せ!2級!」という空気作りを怠った。(他の教科の先生に遠慮したこと、去年と違って私が通いになったことが原因)

 はぁ。言い出したらきりがない。今年のコンセプトも、去年までの反省に基づいて作ったはずだったのに。このような反省は、繰り返せばだんだんなくなるものなのでしょうか。いつになったら、「今年はよくやった!」と思える日が来るのでしょう。なんだか生徒に申し訳ないわぁ。

来年(仕事があったら)またがんばろう。


12月3日 そして能力試験当日

 やってきました、運命(?)の朝。眠い目をこすりつつ、7時すぎに試験会場までのこのこといってきました。ちなみに、中国での日本語能力試験は、朝8時くらいから始まり、午前中にすべてが終わります。休憩も10分くらいしかないらしい。
 毎年一人、必ずいるのが、受験票、または身分証を忘れてしまうおばかちゃん。二人は出ない。不思議なことに。今年も案の定、一人いました。試験監督が、たまたまわたしの知っている人で、ことなきを得ましたけど。

 そして、今日の生徒たちの様子。ほとんどの学生が、試験前に、一心に勉強しているが、遊びほうけているのも数名。なんだか、「やってやるぜ!」というオーラが出ているような…(カンニングを)。座席も、隣同士が丸見えの席だし、不安だなぁ。心ある子達の良識を信じるしかありませんね。
 考えて欲しいのは、受験番号。日本では、いつも日本語学校のほうで、一括して申し込みを提出していたのですが、受験番号は、必ずばらばらにされ、教室もばらばらでした。しかし、中国では、同じ学校の子が、ほとんどひとつの教室に固まっている。おそらく、提出順で受験番号を決めているのでしょう。あれでは、「ビバ!カンニング!」だよねぇ。隣近所が、みんな顔見知りなんだから。何とかならないものかしら。

 それと今日思ったこと。「試験会場までついていく」ということについて。私は、毎年、必ず会場までついていくことにしていますが、これは、「過保護」ではないでしょうか。と思いつつも、心配で行かずにはいられない。この傾向は、女の先生に多いように思います。昨日から済南にきている奴隷Dをはじめ、男の先生は、「なぜそこまでする必要があるんや」という人が多い。それも一理あり。子どもじゃないんだから。
 教師には、父親的、母親的の二つのカラーがあるような気がします。心配なあまり世話を焼かずにいられない、つい情にほだされて、だめな子も捨てきれない、こんなわたしはやはり母親的教師なんだなぁ、とつくづく感じました。父親的教師になりたいと思いつつも、人間がやさしくできている私には、まだまだ無理のようです。

 さて、前も書いた通り、明日からわたしの授業は開店休業に入ります。そのことについてとか、今年の2級対策の総括とかは、じっくり考えて明日以降一挙公開します。乞う、ご期待!


12月2日 脳死、いや能試前日

 今日は久しぶりの休日。ゆ〜っくりとお休み・・・・・はできず。まず、青島から、私の元後輩であり、元同僚であり、現在は私の奴隷(?)である、D氏が遊びにきました。手土産を持ってきたことは、感心なことです。(バーモンドカレーでした)5人で、深夜までバカ話をしていました。明日は朝から試験会場へ行くのに…(汗)。
 しかし、中国での教育について、有効な意見交換ができました。学校によって、いろいろな悩みがあるのですね。人に言えない、いろいろな苦労も。なんだかんだ文句を言いながら、いろいろ話せる友達がいる私は幸せものです。
 そして、そのほか、休みなのに、はるばる質問に来るつわものの生徒も少し。質問電話も数本。ちょっとつかれましたわ。で、その奴隷Dの発言。「電話で質問しようと思うとか、質問して理解できるのがすごい」そのとおりです、はい。私だったら、外国語で電話して、質問しようたぁ思わないもんねぇ。やっぱり、すごいよ、君たち。明日ですねぇ。がんばって!さ、夜更かししたわりには、私は早起きしなければ。


12月1日 能力試験まであと2日

 やっと最後の授業が終わりました。脱力〜。怒涛の1週間でしたわ。しかも、今日の午後の3時間は、他の先生の計らいといおうか、どうせ授業しても聞きやしねぇというあきらめといおうか、自習になっていたので、私は、「質問お答えマシーン」と化していました。ちなみに、私が本日ぶちかました演説と、試験当日の注意点。参考までに。

当日の注意
・鉛筆は三本以上、消しゴムは2個以上持参
 (聴解の試験中に、消しゴムを落としたら悲劇ですもの)
・前日はゆっくり寝ろ・時計は必ず持ってくる
 (恐ろしいことに、去年持って来ていないバカがいた。)

カンニングについて
「絶対するな、そんなことで合格しても、先生はちっともうれしくない。自分自身も恥ずかしいはずだ。それでもうれしいと思える人は、人間をやめたほうがいい。協力する人間も同罪だ」

その他
「合格、不合格は関係なく、みんなのこれまでの努力の結果なんだから、全力でがんばっておいで」

 カンニングについては、そうとうきつく釘をさしておきましたが、どうなることやら。考えたくないですが、心ある子には私の気持ちは通じたと信じたい。信頼関係もできていると思っているし。
 しかし、やっとここまで来たなー、と感慨もひとしお。「なんでそこまで能力試験に執着するんだ?」と不思議に思うかもしれませんが、私のクラスは、卒業後、日本へ留学することを目的として作られたクラスなので、2級って、ある意味最初から定められた目標であり、ゴールなんですよね。能試が目標という教育に疑問を感じつつも、やはり、なにか目標に向かって突き進むというのは、なんともいえない充実感があります。終えたあとの達成感も。これは、日本でも思ったことだけど。
 それと、なんだかんだ、文句も言いましたが、生徒たちもよくがんばったと思います、うん。ここまでの努力は手放しでほめてやりたい。結果はともかくとしても。

 とまあ、今日はなんとなく辛口の私にしてはセンチメンタルになってしまった。きっと疲れているのでしょう。今日は爆睡してやる。


 

 

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