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参考ネタ:カン・ベダル
原案:小林万希さん それはキムが15歳の時の事。 キムはその日、夕食の食材を買い出しに街に出ていた。 (今日は僕の好きな焼き肉だって。楽しみだな♪) そんな事を考えながら歩いていると、突然後ろから 「待てーーーーーーっ!!このガキーーー!!」 という声が聞こえてきた。 声のする方を振り向くと、そこには食べ物やら何やらを両手に抱え、 ドスン! キムは走ってきた少年をよけきれずに少年にぶつかり、 「いたたた…」 腰をしたたかに打ち、その場から立ち上がれないキム。 「どこに目を付けてんだ、バカ!」 と言い放ち、走り去っていった。 その場に座り込んでいるキムに、少年を追ってきたらしい男が声をかける。 「おい、大丈夫か?ケガはないか?」 その声に、キムは身体のホコリを払いつつ立ち上がる。 「あっ、はい…大丈夫です」 そこまで言うと、男はもと来た道を引き返していった。 (そういえば、あの子…) 先ほど、自分を睨み付けた姿が頭をよぎる。 (なんか獣のようだったな…たとえるなら『虎の子供』って所か) しばらく物思いにふけっていたが、やがて我に返る。 「そうだ、こんな事考えてるヒマはないな。早く用事を済ませなきゃ」 キムはそうつぶやくと、用事を済ませるべく歩き出した。 …その少年こそ、ベダルであった。 |
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