リムルル
STORY

OPENING
 カムイコタンの村落、リムルルが駆けつけてくる。

リムルル「あれ、姉さま、どこだろ?
     今日はいつものように稽古を付けてくれるはずなのに」

 リムルルの回想、ナコルルとの修行。

ナコルル「いいこと、リムルル、私たちの力は本来形なきもの。
     それぞれの使い手の心がその基盤となっているの。
     例えば私は風に乗って風を裂く。
     それにリムルルにはコンルがいるでしょ。
     そう、コンルと心を合わせ、あなたの力とするの」

リムルル「うん・・・・・」

 回想終わり

リムルル「そのあと、あたしは水の巫女として選ばれて、
     やっと姉さまに近付いたんだけど」

 その時、コンルが飛び去っていく。

リムルル「あれ、コンル、どこに行くの?
     まさか、姉さまが・・・・・」

 リムルルもコンルを追って去っていく。

 カムイの森に着いたリムルル

リムルル「姉さま、どこ・・・・・?」

 何かに気付いたのか、地面に付して何かを調べるリムルル。

リムルル「うん、やっぱり姉さまの気、南の方へ飛んでいった」

 コンルが巨大化し、リムルルがその中に入る。

リムルル「何かいやな予感がする。行こう、コンル」

 と、コンルとともに飛び去っていく。

四回戦後
リムルル「思ったより大変だな、姉さま、どこだろ・・・・・?」

 噴き出す瘴気の中から天草が現れる。

リムルル「あ、あなた、誰・・・・・?」

天草「我が名は、天草四郎時貞。さあ、暗黒神がお呼びだ」

リムルル「暗黒神・・・・・?」

天草「我が神は、汝の力を必要とされている。さあ、我とともに来るのだ」

リムルル「ふざけないで、だれがあなたなんかに!」

天草「・・・フッ、ならば死を待っておれ」

 天草、姿を消す。

リムルル「私は、負けないわ。姉さま、あたしを見守って・・・・・」

第六回戦:タムタム
●戦闘前

タムタム「オオ、オ前ガりむるるカ」

リムルル「え、あなた、誰?」

タムタム「俺、神ノ戦士たむたむ。水ノ巫女りむるる、
     コノたむたむト闘う、ソレオ前ノ宿命」

●戦闘後

タムタム「ウム、たむたむノ負ケ」

リムルル「何とか勝ったけど、大丈夫かなあ?」

タムタム「心配ナイ、ソレヨリモ、オ前ノコト、
     妹ノちゃむちゃむガ気ニカケテイタ」

リムルル「え、チャムチャム・・・・・?」

タムタム「実ハ、ちゃむちゃむモコノたむたむモオ前ノコトハ
     ヨク分カラナイノダ。
     シカシ俺ハ以前オ前ト一緒ニ闘ッタヨウニ思エルノダ」

 そのとき画面がフラッシュとともに切り替わり
 宝珠を持つある女性の姿が映る。

女性「キミの力とボクの最後の力で、
   この世界を正しい方向に直すんだよ・・・・・」

リムルル「・・・はっ・・・・・!」

 画面もとに戻る。

タムタム「・・・ソレガ何デアルカ、たむたむ、分カラナイ、
     シカシイズレ大イナル何カヲ成シ遂ゲル、
     オ前ノ姉なこるるトちゃむちゃむトトモニ」

リムルル「・・・うん・・・・・」

タムタム「デハ、マタ会オウ、ソシテ体気ヲツケル」

第九回戦:ナコルル
●戦闘前

リムルル「あっ、姉さま、やっと見つけた」

ナコルル「リムルル、どうしてこんなところに、
     待っていなさいって言ったでしょ」

リムルル「ごめんなさい姉さま、あたしどうしても心配で」

ナコルル「・・・困った子ね、じゃ、こうしましょう。
     今ここで手合わせして、負けたらおとなしく村へ帰りなさい」

リムルル「・・・うん」

●戦闘後

ナコルル「・・・強くなったのね、ついこの間までは
     まだまだ子供だと思っていたのに・・・・・」

リムルル「今まで、姉さまにようになりたいって思っていて、
     がんばったんだ」

ナコルル「・・・優しい子ね、リムルル。そんなあなたたちを、
     私は守りたかった・・・・・」

リムルル「うん、悪い奴を倒して全てが終わったら、
     一緒にカムイコタンに帰って、一緒に森で木の実を拾って、
     湖で魚をとって、それから・・・・・」

 突然、リムルルが光に包まれ、姿を消す。

ナコルル「リムルル!」

リムルル「な、何、ねえさまー!」

第十回戦:由比正雪
●戦闘前

正雪「くっくっく、麗しい姉妹愛ではないか。
   まったくお前たちは愉しませてくれる」

リムルル「あ、あなた、何者なの?」

正雪「俺の名は由比正雪。こうしてお前と会おうとはな、水の巫女リムルル」

リムルル「どうして、あたしの名を?」

正雪「気付かぬか、それともまだ思い出せぬか。
   薄々お前も気付いているはずだ。
   お前は俺と同様にある時を隔ててこの時に転生してきたのだと」

リムルル「転生、まさか」

 正雪の背後から二振りの魔剣が現れる。

正雪「そう、そのまさかだ。お前が再びこの俺のもとに来たのは、
   すべて運命だったということだ。
   この剣に己が血肉を委ね、この俺に己が魂を委ね、
   くたばれや、リムルル!」

第十一回戦:壬無月 斬紅郎
●戦闘前

正雪「クッ、やはりすべてを思い出したか・・・・・」

リムルル「ううん、まだ、あまり思い出せない。
     けど、もうあなたには負けたくない、屈するわけにはいかないの」

 正雪の周りに光の柱が立ち、そのまま光に呑み込まれる。

正雪「何、これはまさか、天草アアアアァ!」

「ふふふ、正雪ではまだ役不足か、ならば、この者では、どうだ」

 光の柱から、斬紅郎が現れる。

斬紅郎「我は災い、我は鬼、我が名は、壬無月、斬紅郎!」

リムルル「この人が、鬼、閑丸さんがいっていたのは、まさか・・・・・?」

斬紅郎「清き娘よ、己が兵法極意、全てをもって闘うがよい!」

●戦闘後

斬紅郎「・・・災いを退けし者よ、我は己が剣技に溺れ、
    巨大なる念に自らを呑み込ませた。真の瞳を失うことの恐ろしさ、
    その愚かなる末裔を見るがいい。真の敵は己の中にあり。
    一片の曇りなく我が道を行くことが何と難しいことか。
    よくぞ、我を、討った・・・感謝、する・・・・・」

最終戦:天草四郎時貞
●戦闘前

リムルル「・・・来る、すぐそこ・・・・・」

 光の中から天草が現れる。

天草「ふっふっふ、娘よ、よくぞここまで闘い抜いた。
   穢れきった世を、大自然を清めるは我も同じ。
   今一度問う、その魂、我が宝珠に捧げぬか?」

リムルル「お断りよ、魔物なんかにこの大自然を渡してたまるもんですか。
     この大自然も、そして姉さまも、あたしが、守る!」

天草「フッ、どうやらお主とは闘う運命にあったようだ。
   さあ来れ、我が麗しの暗黒の淵へ」

リムルル「コンル、そして大自然のカムイよ、あたしに力を・・・・・」

●戦闘後

天草「・・・まだぞ、穢れきった塵世を浄化するまでは、我は・・・・・」

 画面が暗雲に変わり謎の人影が画面いっぱいに広がる、

「ラキ、ラキ、ラキキキキ・・・・・」

天草「・・・お主は・・・・・!」

「ご苦労であったな、汝の役目は終わった。後は我に任せるがよい」

天草「な、何を、ぐおおああーっ!」

 天草、光の珠となりそのまま消滅する。

リムルル「な、何・・・・・?」

 突然、リムルルに暗黒の雷が降り注ぐ。

リムルル「・・・ああっ・・・・・!」

「ラキ、ラキ、ラキキキキ、水の巫女よ、
 その純粋な魂、我等が暗黒神に捧げるにふさわしい。
 そもそも我が作りしこの宝珠、その魂を捧げるがいい・・・・・」

 その時、ナコルルが異変に気付く。

ナコルル「これは、いけない、リムルル」

ナコルルはママハハを呼ぶ。

ナコルル「ママハハ!」

 そして、リムルルのもとへと飛んでゆく。
 一方、リムルルは謎の影に苦しめられていた。

「さあ、無駄な手間を取らせるでない、
 今こそ苦しまぬようにして・・・何!?」

 そこにナコルルが舞い降りる。

ナコルル「大自然のカムイよ、私の命の光をもって、
     魔を祓って・・・・・!」

「・・・ラキ、ラキキェーッ・・・・・!」

 謎の影、ナコルルとともに消滅する。

リムルル「・・・ねえ、さま・・・・・」

 リムルルはそのまま意識を失う。そして遠き日の記憶を呼び覚ます。

(※リムルル回想パートへ)


●リムルル回想パート

子供「お前、よそ者だな、よそ者がこの村に何の用だ?」

村人「ここは村長(むらおさ)チャムチャム様が治める
   聖地グリーンヘルだ。災いを起こさぬ前に立ち去れ」

 その時、ある女性が現れる。

女性「お待ちなさい」

村人「おお、村長さま」

子供「お母さん、こいつがお母さんに会いたいって」

女性「ええ、分かっています。皆、この人に累を及ぼしてはなりません。
   これから皆を集め、重要な話をします」

村人「・・・は、はっ・・・・・」

 集まった村人を前に村長の女性、チャムチャムは話を告げる。

チャムチャム「先日告げた通り、
       我々はケツアルクアトルから与えられた使命を終え、
       このグリーンヘルを後にします」

 村人たちの間に不安のどよめきが起こる。

チャムチャム「いずれこの地にジパングの民が訪れることでしょう。
       彼らと交わり、我等の血を後世に残すのです」

村人「そ、それで、長さまは、いったい」

チャムチャム「このチャムチャムは、リムルルと最後の務めを果たします」

村人たち「・・・・・」

神像へと向かうリムルルとチャムチャムに子供たちが駆け寄る。

子供「お母さん」

チャムチャム「大丈夫、お母さんは必ず戻ってきます。だから、
       これからは皆で力を合わせ強く生きるのですよ」

子供「う、うん・・・・・」

リムルル「・・・・・」

 神像の前に立つチャムチャムとリムルル。
 いつのまにかチャムチャムの後に束ねた髪は解かれていた。

チャムチャム「ナコルルも葉月も逝ってしまった。
       この20年の間、自然の崩壊が進んで、
       今やキミだけじゃどうすることも出来なくなってしまったの」

リムルル「それで、力を貸してもらおうと、ここまで来たけど」

チャムチャム「うん、間に合ってよかった、今まで一人でがんばったからか、
       もうボクの巫女としての力もなくなりかけてきたんだよ」

リムルル「じゃあ・・・・・」

チャムチャム「もう残された方法はただ一つ、
       あのときに戻ってもう一度やり直すの」

リムルル「どうするの?」

 二人のもとに2つの石が舞い降り、
 そのまま二人の目の前にそれぞれおさまる。

チャムチャム「キミの力とボクの最後の力で、
       この世界を正しい方向に直すんだよ・・・・・」

リムルル「うん」

 石を掲げ、祈りを捧げる二人

チャムチャム「大地と、炎の精霊たちよ」

リムルル「風と、水の精霊たちよ」

チャムチャム「我等が神、ケツアルクアトルよ」

リムルル「大自然のカムイよ」

チャムチャム「ボクたちに」

リムルル「あたしたちに」

二人「力を、貸して!」

 祈りとともに二人は大いなる光に包まれ、
 その光はグリーンヘル全体、
 そしてアマゾンの密林そのものをも呑み込んでゆく。


 回想を終えリムルルは林の中に横たわっていた。再び起き上がるリムルル。

リムルル「姉さま・・・・・」

ENDING
<カムイコタン>

ガルフォード「すまない、俺がいながら」

リムルル「大丈夫、姉さまはまだ生きているよ」

ガルフォード「何だって、それじゃ!?」

リムルル「うん、この大自然を守る巫女はあたしや姉さまだけじゃないの。
     あの鈴音さんもそうだし、あのタムタムさんの妹のチャムチャム、
     それに葉月さんも・・・・・」

ガルフォード「そうか、だから半蔵さまはハヅキを・・・・・。とにかく、
       魔との闘いはまだまだ続くんだな、ならばそれまでに
       お互い腕を、そして心を磨くことにしよう」

リムルル「うん」

ガルフォード「それまで元気で、GOOD LUCK、また会おう!」

 と、ガルフォードは去っていく。

 そのやりとりを崖の上から一頭の狼が見守っていた。
 それに近寄ってくる一人の少女(の足)

少女「何を見てるの、シクルウ」

 シクルウと呼ばれた狼は何も応えずただ少女に寄り添うだけであった。

少女「時が来るまでまだ時間があるわ、それまで待つことにしましょう」

 と、少女と狼は去っていく。

(スタッフロールへ)

感想などは予想掲示板に書き込んじゃいましょう!!