孤高の賞金稼ぎ
STORY

OPENING
 アメリカ西部の荒野、一人のガンマンが無法者を追い詰める。

ギルフォード「そこまでだ、観念しろ」
「わ、分かったよ、これからは心を入れ替えて真面目に働くからよ
 だ、だから・・・・・」

 無法者に銃を向けるギルフォード。

ギルフォード「ああ、そうだな・・・・・」

 広がる青空に画面が移り、銃声が轟く。

 場所は変わって取引所。そこでの係員と交渉するギルフォード

「相変わらず手際がいいな、だがもう何人目だ、
 生かしたほうが多く稼げるというのに」
ギルフォード「俺の性に合わん。それよりもだ・・・・・」
「ああ、今度のは結構いいヤマだぜ」

 さらに場所が変わり、荒野のがけ上にたたずむギルフォード。

ギルフォード「ジャパン、か、確かに世界中の凶事の中心と聞く。
       その中には多くの賞金首も、か・・・・・」

 がけ上から飛び降り、その下に待ち構えていた馬に乗り、走っていく。

ギルフォード「面白くなりそうだ!」

四回戦後
ギルフォード「空気が重い、か、やはり近いな」

 噴き出す瘴気とともに天草が現れる。

天草「我が名は天草四郎時貞。さあ、暗黒神がお呼びだ」
ギルフォード「なるほど、貴様が、か」
天草「ふふ、その様子だとそなたもわたしを討たんとするか」
ギルフォード「出来ればな、それにはまず邪魔者を片付けねばなるまいて」
天草「うむ、それは楽しみだ」

 天草、姿を消す。

ギルフォード「さて、こちらも急ぐとするか」

第六回戦:ガルフォード
●仕合前

ギルフォード「何、お前は・・・・・?」
ガルフォード「ギル兄さん、なのか、
        やはり父さんの銃は兄さんが持ってたんだね」
ギルフォード「まさかとは思っていたが、
        本当にジャパンのニンジャになってたとはな」
ガルフォード「やはりここでも賞金目当てで来たんだね、
        だったら通せないな」
ギルフォード「泣き虫だったお前が、俺を止めるというのか、いいだろう」
ガルフォード「いくよ」

●仕合後

ガルフォード「これはやはり、父さんの戦法だ。
        まだまだ俺も修行が足りないか」
ギルフォード「そういうお前も、ますます親父に似てきたな」
ガルフォード「世の中には悪い奴が多すぎる。俺もまだ行かなきゃ」
ギルフォード「そうだな・・・・・」

 ガルフォードが去ろうとすると、ギルフォードが呼び止める。

ギルフォード「ガルフォード!」
ガルフォード「・・・・・」
ギルフォード「(ガルフォードに銃口を向けて)立ち止まるなよ、
        立ち止まれば今度こそ、俺はお前を、撃つ!」
ガルフォード「ああ、分かってるよ」

 と、ガルフォードは飛び去っていく。

ギルフォード「・・・俺も甘くなったものだな」

第九回戦:牙神 幻十郎
●仕合前

ギルフォード「牙神幻十郎、だな・・・・・」
幻十郎「賞金稼ぎか、誰に雇われた?」
ギルフォード「さあな、貴様を憎んでいる奴、
        恨んでいる奴はごまんといるようだからな」
幻十郎「ふん、殺した奴らの恨みなど
     いちいち思いをいたしている義理はあるか」
ギルフォード「いい響きの言葉だ。この闘い、楽しめそうだ」
幻十郎「目障りだ、殺す!」

●仕合後

幻十郎「くっ、たかだか銃使いごときに」
ギルフォード「最期に言い残すことはないか」
幻十郎「・・・阿呆が・・・・・」
ギルフォード「・・・いい、覚悟だ・・・・・」

 ギルフォードが剣を振り上げたとき光に包まれ姿を消す。

ギルフォード「何、だと・・・・・!?」
幻十郎「フッ、誰か知らんが余計なことを」

第十回戦:由比正雪
●仕合前

ギルフォード「チッ、思わぬところで邪魔が入ったか」
正雪「ふふ、チンケな賞金稼ぎ風情に討たせるには惜しいと思うてな」
ギルフォード「ならば、貴様で口直しといくか」

 正雪の背後から二振りの魔剣が現れる。

正雪「剣を振るうは欲望の力、貴様とてそれに気付いたるはず。
    ここでどちらの欲望が勝るか試すのも一興、
    くたばれや、ギルフォードとやら!」

第十一回戦:壬無月 斬紅郎
●仕合前

正雪「まさか貴様に敗れるとはな・・・・・」
ギルフォード「欲望か、貴様の言うとおりだ、
        貴様をはじめとする悪党どもを狩りたいという欲望が、
        俺には・・・・・」

 正雪の周りに光の柱が立ち、そのまま光に呑み込まれる。

正雪「何、これはまさか、天草アアアアァ!」
「ふふふ、正雪ではまだ役不足か、ならば、この者では、どうだ」

 光の柱から、斬紅郎が現れる。

斬紅郎「我は災い、我は鬼、我が名は、壬無月、斬紅郎!」
ギルフォード「何、この俺が、恐れを、抱いているのか・・・・・!」
斬紅郎「豪の者よ、己が兵法極意、全てをもって闘うがよい!」

●仕合後

斬紅郎「・・・よもやうぬに敗れるとはな、我は己が剣技に溺れ、
     巨大なる念に自らを呑み込ませた。真の瞳を失うことの恐ろしさ、
     その愚かなる末裔を見るがいい。真の敵は己の中にあり。
     一片の曇りなく我が道を行くことが何と難しいことか。
     うぬも、ゆめゆめ、呑み込まれること、なかれ・・・・・」

最終戦:天草四郎時貞
●仕合前

ギルフォード「さて、邪魔者はすべて片付いたか」

 光の柱から天草が出てくる。

天草「ふむ、そなたの憎炎、抑えられているものの、
   確かなるものとなれりが」
ギルフォード「悪党どもへの憎しみ、剣を振るう悦び、銃を撃つ悦び、
        だがそれだけじゃあ貴様は狩れねえ。
        フッ、どうやら俺も最後に親父に教えられるとはな」
天草「いずれにせよお主とは闘う運命にあったようだな。
   よかろう、さあ来れ、我が麗しの暗黒の淵へ」

●仕合後

天草「・・・まだぞ、穢れきった塵世を浄化するまでは、我は・・・・・」

 画面が暗雲に変わり謎の人影が画面いっぱいに広がる。

「ラキ、ラキ、ラキキキキ・・・・・」
天草「・・・お主は・・・・・!」
「ご苦労であったな、汝の役目は終わった。後は我に任せるがよい」
天草「な、何を、ぐおおああーっ!」

 天草、光の珠となりそのまま消滅する。

ギルフォード「くっ!」

 ギルフォード、銃を構えつつ、片方の剣で暗黒の雷を受け止める。

「ラ、ラキキ、よもやその剣をものにするとは、ここは退くか・・・・・」

 暗雲が晴れ、ギルフォードは林の中にたたずんでいた。

ギルフォード「まさかこの剣に救われた、か。
        だが、次はどうなるか・・・・・?」

 そのままギルフォードは去っていく。

ENDING
 故郷に帰ったギルフォード。
 彼は今、ガルフォードの父、ワシントンの墓を訪れていた。

ギルフォ−ド「・・・親父、かれこれ13年になるか・・・・・」

 そんなギルフォードの目の前に一人の女性が現れる。

「お久しぶりね、ギル・・・・・」
ギルフォード「ルージェか、
        もうここには戻らないつもりだったが・・・・・」
ルージェ「あなたはまだ、自分を許せないでいるの?」
ギルフォード「今までは、な。だがもう少し、考えさせてくれ」
ギルフォードが去ろうとするとき、ルージェが背中に抱きすがる。
ルージェ「やはりあなたも、お父さんの子。だから・・・・・」
ギルフォード「そんなに触れてくれるな、怪我をするぜ・・・・・」
ルージェ「でも、しばらくこのまま・・・・・」

(スタッフロールへ)

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