牙神 幻十郎
STORY

四回戦後
幻十郎「つまらん・・・・・」

噴き出す瘴気とともに天草が登場する。

幻十郎「・・・誰だ・・・・・?」

天草「我が名は、天草四郎時貞。さあ、暗黒神がお呼びだ」

幻十郎「・・・暗黒神、だと・・・・・?」

天草「いかにも、我が神は汝が多くの血を流すを大変喜んでいる。
   今後我等が望みし者を斬れば、汝の願いかなえてやろうぞ」

幻十郎「フッ、よかろう・・・・・」

天草「・・・では、たのんだぞ」

天草、姿を消す。

幻十郎「ふん、いずれその暗黒神とやらも・・・・・」

第六回戦:服部半蔵
●戦闘前

幻十郎「・・・そこにいる奴、死にたくなくば姿を現せ」

幻十郎の背後の影から半蔵が出てくる。

半蔵「この半蔵の気配を感じるとは、お主、できるな」

幻十郎「忍者か、一体俺に何の用だ?」

半蔵「知れたこと、お主が魔の眷属との接触を受け、
   こうして監視をしていたのだ」

幻十郎「ふん、ご苦労なことだ、しかしこの俺の邪魔をするものは、殺す」

半蔵「よかろう、やってみるがいい」

●戦闘後

幻十郎「・・・・・!?」

倒れた半蔵がそのまま姿を消す。

半蔵「やはり、一筋縄ではいかぬか、ここは退くとしよう。
   だが、お主は常に我等の目があることを忘れるな」

幻十郎「ふん、下らん・・・・・」

第九回戦:覇王丸
●戦闘前

幻十郎「久しいな、覇王丸・・・・・」

覇王丸「幻十郎か、この様子だと、お前も魔に魅入られちまったところか」

幻十郎「ふん、貴様を斬るのに魔の力なぞは借りぬ。
    俺は斬りたいときに斬り、殺したいときに殺す。
    自らの赴くままにな」

覇王丸「赴くままに、か・・・・・。所詮はみんな同じ、か・・・・・」

幻十郎「覇王丸よ、今こそお前を、殺す!」

●戦闘後

幻十郎「どうした、この程度か、覇王丸」

覇王丸「なるほどな、常に死ととなり合わせたことによって、
    お前の剣は磨かれてきたということか。だが」

立ち上がって再び構える覇王丸。

「お前には俺は殺せない。最期まで、足掻いてみるさ」

幻十郎「そうこなくてはな、いくぞ、覇王丸」

覇王丸「おうさ!」

突然、幻十郎が光に包まれ、姿を消す。

幻十郎「何・・・・・!?」

覇王丸「幻十郎、い、一体、何が・・・・・?」

第十回戦:由比正雪
●戦闘前

幻十郎「貴様か、邪魔をしたのは」

正雪「ふふ、今貴様に奴を斬らせるわけにはいかぬのでな」

幻十郎「くだらぬことを、どうやら貴様を殺さねば始まらぬということか」

正雪「俺を斬るのか、それもいいだろう」

正雪の背後から二振りの魔剣が現れる。

幻十郎「ふん、面白い芸だな」

正雪「ここで貴様と仕合うのもまた一興、堕ちろや、牙神幻十郎!」

第十一回戦:壬無月 斬紅郎
●戦闘前

正雪「おのれ、まさか貴様ごときに敗れるとはな・・・・・」

正雪の周りに光の柱が立ち、そのまま光に呑み込まれる。

正雪「覚えておれ、幻十郎、天草アアアアァ!」

「ふふふ、正雪ではまだ役不足か、ならば、この者では、どうだ」

光の柱から、斬紅郎が現れる。

斬紅郎「我は災い、我は鬼、我が名は、壬無月、斬紅郎!」

幻十郎「ふっ、鬼だと、笑わせるわ・・・・・」

斬紅郎「豪の者よ、己が兵法極意、全てをもって闘うがよい!」

●戦闘後

斬紅郎「・・・よもやうぬに敗れるとは、我は己が剣技に溺れ、
    巨大なる念に自らを呑み込ませた。真の瞳を失うことの恐ろしさ、
    その愚かなる末裔を見るがいい。真の敵は己の中にあり。
    一片の曇りなく我が道を行くことが何と難しいことか。
    うぬも、ゆめゆめ、呑み込まれること、なかれ・・・・・」

最終戦:天草四郎時貞
●戦闘前

幻十郎「茶番は終わりだ、天草とやら、殺す!」

光の柱から天草が出てくる。

天草「・・・どうやらお主とは闘う運命にあったようだな」

幻十郎「フッ、言ったはずだ、死ね!」

天草「よかろう、さあ来れ、我が麗しの暗黒の淵へ」

●戦闘後

天草「・・・まだぞ、穢れきった塵世を浄化するまでは、我は・・・・・」

画面が暗雲に変わり謎の人影が画面いっぱいに広がる、

「ラキ、ラキ、ラキキキキ・・・・・」

天草「・・・お主は・・・・・!」

「ご苦労であったな、汝の役目は終わった。後は我に任せるがよい」

天草「な、何を、ぐおおああーっ!」

天草、光の珠となりそのまま消滅する。

幻十郎「ふん、まだ一人いたか・・・・・」

「ラキ、ラキ、ラキキキキ、これほどの暗い気、
 やはりお主もただ者ではない。いずれ会う時もあるであろう。
 ひとまずはさらばじゃ・・・・・」

人影は消え、幻十郎は林の中にたたずんでいた。

ENDING
幻十郎「ふふ、まだ終わりではないということか・・・・・」

突然、背後から少年が脇差を構えて突っ込んでくる。

少年「父上の仇、覚悟!」

幻十郎(振り向きざま)「何・・・・・?」

すかさず幻十郎は少年をかわしつつ脇で少年の腕を抱え込む。
少年は手に持っていた脇差を落とす。

少年の腕をつるし上げる幻十郎、
怯えつつもにらみつける少年に苦い怒りを込め見据える。

幻十郎「殺した奴など、いちいち覚えていられるか。
    せいぜい腕を磨いておくのだな」

と、少年を放り投げるように手を離す。少年はそのまま逃げ去る。

幻十郎「阿呆が・・・・・!」

高台から満月を見上げる幻十郎。

幻十郎「・・・つまらん世の中だ。覇王丸、お前は今何処で何をしている、
    まあいい、お前とは何れ出会うはず、
    楽しみにしているぞ、覇王丸

    ・・・そしてその時こそ、殺す!」

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