シャルロット
STORY

OPENING
 家人や近隣の領民たちに見送られ、旅立たんとするシャルロット。

シャルロット「うむ、それでは、行ってくる」

執事「お気をつけて、お嬢様」

「早く戻ってきて下せえ、シャルロット様」

シャルロット「うむ、皆もくれぐれも早まらぬように」

 そんな中、一人の絵師が近付いてくる。

「お嬢様」

シャルロット「うむ、そなたは、いかがした?」

「いえ、何かよからぬ胸騒ぎがして、一言申し上げんといたしましたが」

シャルロット「心配ない、私は必ず戻ってくる。
        その時にまた私の絵を描いていただく」

「はあ・・・・・」

シャルロット「それでは、皆、身体に気をつけて、アデュー!」

 と、シャルロット、去っていく。そんな中、絵師は呆然として、

「な、何かが、わたしの中で、騒いでいる。
 とにかく、絵を、完成せねば・・・・・」

四回戦後
シャルロット「ふむ、ジパングの剣、噂ほどではなかったか、
        やはり私の剣技の方が勝っていたということか・・・・・」

 噴き出す瘴気とともに天草が登場する。

シャルロット「な、何、これは・・・・・?」

天草「我が名は、天草四郎時貞。さあ、暗黒神がお呼びだ」

シャルロット「天草、ジパングの教乱の天草が・・・・・?」

天草「汝の国はもはや我が神のもの、さあ、汝も我が神に服従を誓うがよい」

シャルロット「何を言うか、神を裏切り魔王などに屈した者よ」

天草「・・・フッ、ならば死を待っておれ」

 天草、姿を消す。

シャルロット「いずれにせよ、この凶事、私の手で鎮めなければ」

第六回戦:色
●仕合前

シャルロット「何やらただならぬ気を感じると思ったが、私に何か用か?」

色「・・・! ・・・あなた、女・・・・・?」

シャルロット「何をっ、だがこの私の前で剣を向けたとなれば、
        仕合うために来たのであろう」

色「・・・私と、闘うの・・・・・?」

シャルロット「何を今更、とにかく、お相手いたそう」

●仕合後

シャルロット「フッ、この程度か」

色「・・・やはり、あなたでは、なかった・・・・・」

シャルロット「さっきから何を言っている。
        命をも取るとは言わぬ、そなたも魔の眷族ならば、
        その元凶とやらに案内していただこうか」

色「・・・あなたでは、辿りつけない・・・・・」

 と、色は姿を消す。

シャルロット「おいっ、待てっ・・・と、
        結局手がかりなしか、また振り出しに戻ったな」

第九回戦:覇王丸
●仕合前

覇王丸「ほう、お前さんがシャルロットとかいう異国の剣士か」

シャルロット「そういう貴殿は何者か?」

覇王丸「おっと失礼、俺は覇王丸っていうしがない剣士さ」

シャルロット「すると、そなたが・・・
        いい機会だ、是非この私と仕合っていただこう」

覇王丸「うむ、女だからとて容赦はしねえぜ」

シャルロット「もとより覚悟の上、いざ」

●仕合後

シャルロット「どうした、覇王丸とやら」

覇王丸「流石だな、しかしあんたも闘いを楽しんでいるくちだな。
     意外と可愛いところもある」

シャルロット「な、何をっ!」

覇王丸「そうムキになるところもなかなかだな、
     いずれにせよ俺たちの剣技はまだまだ研鑚の余地がある、
     そうだろう」

シャルロット「う、確かに・・・・・」

覇王丸「じゃあな、次に会うまでお互い腕を磨くとしようぜ」

 と、覇王丸は去っていく。

シャルロット「覇王丸か、不思議と引きつけられる男だな・・・
        う、何だ・・・・・!?」

 突然、シャルロットが光に包まれ姿を消す。

第十回戦:由比正雪
●仕合前

シャルロット「ここは、一体・・・・・?」

正雪「ふん、この場は一気に覇王丸を討ち取らんと思うたが、
    まさかその覇王丸を打ち負かす奴がいようとはな」

シャルロット「そうか、そなたも魔の眷族とやらか。
        いずれにせよ不意打ちとは見下げ果てた奴、
        我が剣、その身に受けるがいい」

 正雪の背後から二振りの魔剣が現れる。

正雪「小賢しい、屈しろや、女よ!」

第十一回戦:壬無月 斬紅郎
●仕合前

シャルロット「フッ、所詮はその程度か」

正雪「まさか貴様に敗れるとはな・・・・・」

 正雪の周りに光の柱が立ち、そのまま光に呑み込まれる。

正雪「な、何、これは、天草アアアアァ!」

「ふふふ、正雪ではまだ役不足か、ならば、この者では、どうだ」
 光の柱から、斬紅郎が現れる。

斬紅郎「我は災い、我は鬼、我が名は、壬無月、斬紅郎!」

シャルロット「ハッ、これが鬼とやらか、相手にとって不足はないな」

斬紅郎「豪の者よ、己が兵法極意、全てをもって闘うがよい!」

●仕合後

斬紅郎「・・・災いを退けし者よ、我は己が剣技に溺れ、
     巨大なる念に自らを呑み込ませた。真の瞳を失うことの恐ろしさ、
     その愚かなる末裔を見るがいい。真の敵は己の中にあり。
     一片の曇りなく我が道を行くことが何と難しいことか。
     よくぞ、我を、討った・・・感謝、する・・・・・」

最終戦:天草四郎時貞
●仕合前

シャルロット「天草よ、もはやそなた一人だ、姿を現すがいい」

 光の中から天草が現れる。

天草「どうやら、お主とは闘う運命にあったようだな」

シャルロット「天草、この私も島原の教難は聞き及んでいる。
        そんな中、民のために戦ってきたはずのそなたが、
        何故に闇に堕ちたのか?」

天草「我は悟ったのだ、ただの信仰のみでは世は救えぬ、
    力によっての支配こそがすべて、そのために暗黒神に
    その魂をささげたのだ。さあ、お主も堕ちるがいい」

シャルロット「・・・哀れな、かつての為政者に対する復讐のためが、
        結局はその為政者と同じく民を苦しめんとするは
        まさに語るに落ちたり」

 構え直した後、武器を天草に向ける。

「我、シャルロット=クリスティーヌ=コルデ、神の名において、
 我らが神の御名を汚した汝を討たん!」

天草「ふふふ、最早仏蘭西の動乱は誰にも止められぬ。
    さあ来れ、我が麗しの暗黒の淵へ」

●仕合後

天草「・・・まだぞ、穢れきった塵世を浄化するまでは、我は・・・・・」

 画面が暗雲に変わり謎の人影が画面いっぱいに広がる、

「ラキ、ラキ、ラキキキキ・・・・・」

天草「・・・お主は・・・・・!」

「ご苦労であったな、汝の役目は終わった。後は我に任せるがよい」

天草「な、何を、ぐおおああーっ!」

 天草、光の珠となりそのまま消滅する。

シャルロット「な、何だ!?」

 突然、シャルロットに暗黒の雷が降り注ぐ。

シャルロット「ぐっ、こ、これは・・・・・!?」

「ラキ、ラキ、ラキキキキ、これほどの覇気、
 やはりお主も選ばれたるもの。我等が暗黒神に捧げるにふさわしい。
 だが今は時ではない、いずれ、必ず、な・・・・・」

 雷が消え、シャルロットは林の中に横たわっていた。
 再び起き上がるシャルロット。

シャルロット「まだ、終わりではないということか、
        とりあえずは、国へ帰るか」

「こうしてシャルロットはひとまず祖国へと戻るが」

ENDING
<フランス・コルデ邸>

執事「ああ、お嬢様」

シャルロット「うむ、どうしたのだ、じい」
執事「我がお抱えの画家が昨日まで何かに取りつかれたかのごとく
   部屋に閉じこもり、とにかく異様な絵を描いた次第にございます。
   とりあえずはご覧になりますか?」

シャルロット「とにかく、その絵のところへ」

 執事に連れられシャルロットは巨大な絵が描かれた部屋に向かう。

シャルロット「これは、何という禍禍しい絵なのだ」

執事「一体、何なのでしょうか・・・・・?」

シャルロット「いずれにせよ、凶事はまだ続く。
        時が来るまで、じっくりと待つことにしよう・・・・・」

(スタッフロールへ)

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