洋とした野兎
-Killing Artist-
エルセリーザ・ディライト STORY

EPISODE-3:魔導師
■第3戦前・ストーリーデモ
 噴水の縁に座り、欠伸をしているエルセリーザ。

エル「ユリエル……ちゃんとやってくれたかな……やってくれないと、
    私……また出かけないといけないし」

 以下、回想シーン。

ユリエル『次は魔法結社ケルツだそうです』

エル『……あそこ?……………紗牙様が大分前に居たところで、
    私が前に破壊しにいったところで、ユリエルが居たところだよね』

ユリエル『そうです』

エル『……また行くのが面倒だから……前の事件って有効だよね?
    主犯が……場所は適当に決めて……居るって情報流しておいてよ』

ユリエル『解りました』

エル『……そうだ。ケルツ……もう興味ない?』

ユリエル『無いですね。僕は今が気に入ってますから。
      兄には悪いですけど、あそこは……停止してる場所です。
      それと、伝えて欲しいことを預かってます』

エル『……ユリエルじゃなくて?』

ユリエル『ええ。伝言は……』

 回想終了。

 エルセリーザ、町中を見ているとクレープ屋の車を見つけ、
 立ち上がり数歩歩くと気配に気付いて後ろに飛ぶ。

 エルセリーザが居た場所に牙を持つ巨大な口が現れる。
 別の場所に着地するエルセリーザ。

オヌ「避けましたか。
   ま、喰われてもらっても困るんで、足を狙ったんだけどね。」

 エルセリーザの足下にクラブのエースが突き刺さる。

オヌ「でも、次は喰わせます。」
エル「……クラブのエース。フォアカード……の一人……直々のお出ましね」

 地面に魔方陣が浮かび上がり、陣から大風が吹き出す。
 その中心で落ち葉を巻き上げながら出現するオヌ・オドロー。

オヌ「いい気になるなよ。君が殺したのは崇高なる『研究者』たちだ。
   戦うのは本来、僕たちだけの仕事なんですよ。」

エル「『騎士(ナイト)』となら戦ったよ……。あなたもそうなのかな?」

オヌ「それも思い上がりですね。僕たちは『狩人(ハンター)』。
   獲物一匹、造作もなく捕らえて終わる。」

エル「…………ふーん。
    狩人(あなた)の弓じゃ、鰐(セベク)には小さすぎると思うけど。
    ……まして、『あの人』には……。」

オヌ「鰐……どうやら、鰐と蜘蛛について知っているようですね。
    教えていただきますよ。
    あの男…、『紗牙・ドゥルーベ・弔祇邸』のこともね。」

 箒を構えるオヌに、エル。くすり、と微笑みながら言う。

エル「……野兎に勝てたらね?」

戦闘開始:オヌ・オドロー
■第3戦後・ストーリーデモ
 戦闘終了後。

 倒れているオヌの傍に妖精のミュシャが舞い降りる。

ミュシャ「……オヌ!オヌ!しっかりして」

エル「瀕死だけど死んではいないよ……
    今まで戦った魔法使いの中で一番楽しかったかな……
    ……鰐が現れたらすぐに解るよ。辺りが壊滅するから。
    でも……蜘蛛っていうのは何のことだか私もわからない。」

オヌ「……情報……提供ですか……何故……」

エル「楽しかったから。それと、紗牙様から伝言……
    裏切りの粛清も、復讐も全て受けて立つ……
    もうすぐ宴が始まる……招待状は兎(コンス)に持たせる……って」

 エルセリーザ、封筒を取り出すとオヌの前に投げ、
 くるりと背を向けると去っていく。

 しばらく跳んだり走ったりするとユリエルがビルの屋上で待っている。

ユリエル「終わったようですね」

エル「言われたことはね……クラブのエースは強かったよ。
    魔法使いの中では」

ユリエル「ハートやスペードのエースも動くはずです……
      (……魔法使いのこと、弱いって想ってるな。
      否定はちょっと、出来ないけど)」

TO BE CONTINUED...

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