題名『稲作民俗の源流―日本・インドネシアー』

内容 日本人の主食である米。その恵みに感謝し、それを絶やさないための神事や伝統行事を見つめなおし、
稲作民族の生き方を探る書。
A5判上製カバー 343ページ本体価格 5,000円2001年2月刊

2001年2月20日に第1刷発行! 上記本の写真と内容 詳細は左をクリック!

『稲作民俗の源流―日本・インドネシアー』
 私が20年間にわたり民俗調査してきたのを、この程一冊にまとめて2001年2月20日に、
題名『稲作民俗の源流〜日本・インドネシア〜』として出版することになりました。全国の
ジュンク堂・紀ノ国屋・旭屋などの主要書店の店頭に置かれる予定です。
 本は、343ページで口絵と表紙写真17枚、本文中の写真112枚、図・イラスト52点が入っ
ていて読みやすくなっています。
本の内容は、下記に紹介させて頂きましたが、特に京都・滋賀・奈良やインドネシア等の民俗
行事を中心にまとめています。
 第4章 古代駅制・山本駅と『竹取物語』
「歴史シンポジウム」で同大名誉教授の森浩一氏が
「京田辺は『竹取物語』が熟成した場所として自信を持っていい」
と紹介されました。京田辺市が『竹取物語』発祥地では、と『筒城』に発表した私は、地元
の歴史を研究し続けてきた甲斐がありました。


 また、第1章 神社以前の祭祀〜オハケと御仮屋〜 では、京都祇園祭「三条御供社」の
オハケや、城陽市「水度神社」のオハケ、奈良「生駒山口神社」のオハケなど多くの珍しい
事例を紹介しています。 
 この他、第2章 例祭の古式神饌について〜京都・奈良・滋賀を中心に〜 では、
  御棚神饌・・・上賀茂神社  春日神社  
  稲作以前の神饌・・・水度神社「栗や榧」 北白川天神宮「高盛御供」
  唐菓子・・・春日若宮「ぶと」 日枝神社「ちん」 月読神社「ゆとう」下鴨神社「ぶと」
        大和神社「ブトノクチ」

              祇園社「ふと」「桂心」
  神仏に共通する神饌・・・談山神社「百味の御食」春日若宮「御染御供」
              白山神社「百味の御食」 佐牙神社・・御旅所百味
              日枝神社「ちん」 月読神社「ゆとう」 下鴨神社「ぶと」 
              大和神社の「ブトノクチ」  祇園社「ぶと」
              酒屋・両社神社の「笠餅」
  穀類を蒸したもの・・・天皇神社「盛相」 玉田神社「しらむし」 北野天神宮「菜種御供」
             大和神社「ちまきと牛の舌餅」高木神社「鳥御供」
             棚倉涌出宮「御供」  八幡神社「御供盛り」北白川天神宮「盛相」
            「カブト」 北野天満宮「甲御供」   老杉神社「御供」
  男女のシンボル・・・高木神社「五百母祭り」 上賀茂・下鴨神社「葵桂」
            棚倉涌出宮「男根」 八幡神社「男根・女陰」
  人身御供・・・老杉神社「ヒトガタ御供」 杉山神社「人身御供」 倭文神社「人身御供」
  瑞饋神輿・・・北野天満宮「瑞饋神輿」 大将軍八神社「瑞饋神輿」 棚倉孫神社「瑞饋神輿」
         御上神社の「瑞饋神輿」 御園神社「瑞饋神輿」
など、一般では見られなくて秘儀とされている貴重な京都・滋賀・奈良の特殊神饌を、多くの
写真や図それにイラスト入りで紹介しています。
  私が京田辺市三山木の「佐牙神社」について書いた、第3章 南山城、山本の宮座と講では、
佐牙神社の年中行事や神宮寺それに伊勢講・日待ち講など、他の宮座では見られなくなった貴重な
民俗行事を江戸・明治・大正・昭和の古文書をもとに紹介しています。
 このほか 第5章 神々の島”バリ”の民俗儀礼
      第6章 民俗の宝庫 インドネシアkトラジャ 〜葬送・新築・豊穣・結婚儀礼を中心に〜
もあり、日本と同じ「稲作民俗」であるインドネシアの葬送・新築・豊穣・結婚儀礼を日本の民俗と
比較しています。
 自費出版なので500冊と他の本のように多くありませんが、興味のある方に読んで頂けたらと
思っていますので、紙面のどこかで紹介して頂ければ光栄です。
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 出版社は「文理閣」図書出版
      〒600−8146 京都市下京区七条河原町西南角
       
               
直接出版社への申込みも可能ですが、郵送料が必要となりますので御了承下さい。
 なお内容については
HP http://www.eonet.ne.jp/~koizumi/     (内容の一部は上記のHPで御覧になれます)

「はじめに」から
  私が住んでいる京田辺市の村では、古くからの伝統行事が今も継承されている。
私は20代の頃より宮座や講などの行事に参加し、豊穣を祝う祭壇の見事さや御仮屋など色々の
神事に興味を持ちはじめた。調査研究を進めるうちに、日本民俗の源流にたどり着き、古来から
脈々と流れる文化の深さに感動した。
 人類は、食物なくしては生き続けられない。日本では特に主食である米が、最も重要なもの
であろう。我が国をはじめ東南アジアの稲作民族は、野の里、山の里、海の里に感謝するための
行事を毎年繰り返し、その恵みに感謝し「来年も豊作になりますように」と祈り、その種子を
大切にしてきた。日本においては、春は田植え前の予祝行事として水口などに供え物や飾り物を
したり、秋には豊穣に感謝して今でもその収穫物をわざわざ古来の方式で穂済みして供えている。
 古い形式をとどめる宮座の中には、縄文時代後期に米作が始まる以前の食物であった雑穀
(粟・稗・麦)など、現在では食べていない物を、神社に供えることを目的に、絶やさず作り
続けている所もある。神社神道の行事は、ただひたすら毎年同じことを繰り返すことに意義が
あるとさえ言われている。つまり我々人間が生存し続けるためには、これら食物が一番大切である
ということを神社神道は儀式の中で問い続けているともいえる。私たちが、これらを絶やさない
ために、太陽と水に感謝し、これらを守り続けてきた祖先に感謝する行いが神祭りである。
年中行事の先祖供養、春秋の祭り、節句などの色々な儀式は、毎年繰り返すことにより、祖先を
敬い一体となることによって共同体の意識を高め、ひいては幸福な生活を導く糧となるのである。
 今日、我々日本人の多くは神を信じる信じないは別として、正月には故郷へ帰り、家族一同
そろって新年を迎え、「今年も良い一年でありますように」と神仏に祈る。いくら科学文明が
発達し便利になっても、古来から変わらぬ我々稲作民族の生き方を数々の伝統行事や神事は伝え
残している。
 本書は以上のような日本民族の良き伝統をあらためて見つめなおし、より多くの人達に伝え、
お互いに理解し合う一つの材料をさぐってみたいという試みである。以下本文では、京都・滋賀・
奈良の神道や仏教を中心とした民俗儀式を始め、インドネシアのバリ島とサダン・トラジャに
おける死者儀礼や結婚式などの稲作民族の秘事儀礼を中心に、なるべく多くの事例について列記
した。中でも一般の人達の目には、あまり触れられない秘儀や、深夜に行われているものも多く
紹介した。
 本書は、京都民俗学談話会の会誌『京都民俗』と京田辺市郷土史会『筒城』に投稿したものに 加筆訂正を加えたものである。  まだまだ未熟であり、お目ざわりな点も多くあろうかと思われるが、私の小さな試みを受け止 めて頂くことができれば幸いである。

以下は、その「目次」です。

      目次
口絵
はじめに

第1章 神社以前の祭祀 〜オハケと御仮屋について〜

     The Religious Former Shrine Centering Around"Ohake"and"Okariya"
(1).はじめに
(2).神社祭祀の変遷
(3).オハケについて
  オハケの事例 

   城陽市「水度神社」 奈良平群町「生駒山口神社」 草津市「老杉神社」 
   京都「八坂神社」の山と鉾 京都「上御霊神社・下御霊神社」の剣鉾
   奈良天理市「大和神社」の剣鉾 など多数
  「榊挿し」の事例
    京都 京田辺市「佐牙神社」「朱智神社」「咋岡神社」など
(4).御仮屋について  
御仮屋の事例
    奈良 大安寺「八幡神社」 荒蒔町「勝手神社」 京都 京田辺市「佐牙神社」                
    奈良 川西町「糸井神社」 天理市「長岳寺」 桜井市「下居神社」
    大嘗祭、御仮屋の事例
    悠紀殿・主基殿 青柴垣
(5).稲作儀礼の神霊
    奈良「春日若宮のおん祭」の稲束 天理市 下居神社の垂幣と新稲
    大嘗祭の「魂祭り」 京都 大江町「元伊勢神宮」の縣税 
(6).おわりに

第2章 例祭の古式神饌について−京都・奈良・滋賀を中心に−

The classical offerings of anual ceremonies  −A Case Kyoto、Nara、and、Siga−
(1).はじめに
(2).古式神饌の種類
    大嘗祭の神前 伊勢神宮の「日別朝夕大御饌祭」      1.朝御膳・夕御膳        伊勢神宮
  2.御棚神饌         上賀茂神社  春日神社       3.稲作以前の神饌        水度神社の「栗や榧」        北白川天神宮の「高盛御供」   4.唐菓子     
唐菓子
      春日若宮の「ぶと」
      日枝神社の「ちん」
      月読神社の「ゆとう」
      下鴨神社の「ぶと」 
      大和神社の「ブトノクチ」
      祇園社の「ふと」「桂心」
  5.神仏に共通する神饌
      談山神社の「百味の御食」
      春日若宮の「御染御供」
      白山神社の「百味の御食」
      佐牙神社・御旅所の百味
百味

     日枝神社の「ちん」
     月読神社の「ゆとう」
     下鴨神社の「ぶと」
     大和神社の「ブトノクチ」
     祇園社の「ぶと」
     酒屋・両社神社の「笠餅」
  6.穀類を蒸したもの
     天皇神社の「盛相」
     玉田神社の「しらむし」
     北野天満宮の「菜種御供」                                            大和神社の「ちまきと牛の舌餅」
     高木神社の「鳥御供」
     棚倉涌出宮の「御供」
     八幡神社の「御供盛り」
     北白川天神宮の「盛相」「カブト」
     北野天満宮の「甲御供」
     老杉神社の「御供」
  7.男女のシンボル                                                 佐牙神社・御旅所の「百味」
     高木神社の「五百母祭り」
     上賀茂・下鴨神社の「葵桂」
     棚倉涌出宮の「男根」
     八幡神社の「男根・女陰」
  8.人身御供
     老杉神社の「ヒトガタ御供」
     杉山神社の「人身御供」
     倭文神社の「人身御供」
  9.瑞饋神輿
     北野天満宮の「瑞饋神輿」
     大将軍八神社の「瑞饋神輿」 
     棚倉孫神社の「瑞饋神輿」
     御上神社の「瑞饋神輿」
     御園神社の「瑞饋神輿」
  10.その他神饌
     大神神社の「神饌松明」
     伊勢神宮の「神饌松明」
(3).神饌の調整 
    1.神饌調整の場所
    2.神饌の容器と盛り方
(4).神饌の運搬
    1.頭上に乗せる 
    2.唐櫃などに納め担う
    3.御供船に乗せる
(5).神饌の供え方
    1.浄闇の深夜に供える
    2.献饌の方法
    3.息のかからないように供える
(6).おわりに

第3章 南山城、山本の宮座と講
The Miyaza of Sake Shrine, Yamamoto,minamiyamashiro
(1)、はじめに
(2)、村・神社・寺堂
   佐牙神社の変遷
   神宮寺と寿宝寺

(3)、宮座の組織と構成
   座入り
   太夫・中老・若座衆
   神主
   氏子
(4). 宮座と行事
  年中行事                     

                                                                                                                                                                                                       佐牙神社・御旅所の「湯立て」
  
          佐牙神社の特殊神饌
(5). 宮座と芸能
   能と神楽
   額絵馬
(6). 宮座と講の交流
   山本村の講
   現存する山本村の講
    伊勢講
    愛宕講
    日待ち講
    念仏講
    大師講
   講の形態
(7). むすび                                                    

                                   佐牙神社の「神幸祭」 


第4章 古代駅制・山本駅と『竹取
物語』
(1).はじめに
(2).古代駅制の山本駅
    山本駅の位置
(3).駅制・伝馬制
   駅制・伝馬制の古記録
   駅制・伝馬制の諸規定
   駅長と駅子
   駅子と伝使
(4).山本駅と「竹取物語」について
(5).おわりに  

第5章 神々の島”バリ”の民俗儀礼 A Folk BARI                      

1).はじめに
(2).住民の生活とくらし
    ヒンドゥー教の社会 
    バリアガ
      
トゥガナン村(古代米)・トル二ャン村(風葬)
    村の組織と慣習
    稲の栽培と古代米
 稲作と
       儀礼(「水口祭」「稲の寺」「稲の母」)
       古代米(赤米・黒米)

3).バリの宗教と儀礼
    バリ独自の儀礼
 オダランの祭
    家族の通過儀礼
       結婚式
       葬式(火葬儀礼)     

       その他儀礼                 
    祭りと芸能
(4).おわりに

第6章 民俗の宝庫 インドネシアのトラジャ
           〜葬送・新築・豊穣・結婚儀礼を中心に〜
1.はじめに    
2.舟形屋根の高床式住居と穀倉
    彩色彫刻
3.トラジャの民俗儀礼
      「首狩り」 「アルック・トドロ」
      死の儀礼
      生の儀礼
   水牛供議の葬送儀礼    

       葬送儀礼 (ランブソロ)   アルック・トドロ  

          ディパ・ピトゥン・ポンギ ー上流階級の葬送儀礼ー
          ディパ・タッルン・ボンギ ー中流   〃     −

       生の儀礼 (ランブツカ)
        村落共同体の浄化・豊穣・感謝儀礼 「マブギ」
       一族の豊穣・威信促進儀礼 「メロック」
       母系社会をとどめる結婚儀礼
4.稲作儀礼
5.おわりに 

あとがき

「あとがき」から

 第ニ次世界大戦後の日本では、ややもすると欧米の文化が一番良い物とされ、日本古来の良い文化は
なくなりつつあるが、一方、国や都道府県ごとに無形民俗文化財として保存し、復活する所も出てきて
いる。
 西暦2000年からは、成人の日が1月15日から1月の第2月曜日となったため、この年から私共の
地域では「日待ち講」の行事が第2日曜日に変わった。また、宮座や講の行事も最近簡略化され、この本に
記した行事も徐々になくなりつつある。あと数年で、その他行事も大幅な変貌をとげるものと思われる。
昭和から平成にかけて調査した日本の伝統的な民俗行事の記録としてここに残すことにより、日本人の
歩みが少しでも多くの方々の目に触れ、日本古来の良き文化を味わっていただければ幸いである。
 私の表現不足や事例の報告で終わってしまったものもあろうが、少しでもこれらの素晴らしい民俗に
関心を持って頂き、自分達の誇りとして伝えていくことが、私たち日本人を始めアジア民族にとって
重要ではないかと思っている。
 尚、この出版にあたり京都民俗談話会はじめ京田辺市郷土史会、それに多くの取材に協力して頂いた
方々、ご指導頂いた先生方、心より出版を引き受けて下さった文理閣の黒川美富子さんにお礼を申し上げ
たい。また、最後に取材のあいだ家を守ってくれた家族にも感謝している。 2000年7月

上記内容の詳細は、下記の本で御覧になれます。

 2001年2月下旬に、「稲作民俗の源流―日本・インドネシアー」として出版。

題名『稲作民俗の源流―日本・インドネシアー』

         上記本の写真と内容 詳細は左をクリック!

お読みになった方からメールをいただきました。

 「稲作民俗の源流―日本・インドネシアー」を読んでお礼のメールをいただきました。 2005年8月5日 21:36
ディスカバリーチャンネルなどででリポートされている方から
 とても中身が濃く、何度もまだまだ読み込める可能性を秘めた素晴らしい御本です! 
 御本の中にもありました「先祖と一体になる」という言葉!素晴らしい表現ですね。
 これは「感謝」の枠を超えた人生観であり、宇宙観であり、哲学だと感じました。


タイトル  稲作民俗の源流 〜日本・インドネシア〜
初版発行 2001年2月20日
発行所 文理閣 図書出版     
定価  5000円+税

 ========== 切取り線 ============ 切取り線 ====
  

特別特価(筆者発送分のみ)

下記の郵便振込 講座番号に4000円をお振込ください。

定価5000円+消費税を、4000円(本の郵送料+消費税は当方負担)に
    ー著者直接の、予約申込ー            
      

           名 前          
          郵便番号
          住 所          
          電話番号                  FAX番号  
          Eーmail          

 4000円(本代+郵送料+封筒込み)を下記の郵便振込 講座番号へお送りください。


『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389
       加入社名 小泉芳孝
       通信欄  稲作民俗の源流〜日本・インドネシア〜

 なお発送は、上記が当方に到着しだい発送させて頂きます。  

下記をクリックして頂くと上記内容の一部を見ることが出来ます。

稲作民俗の源流
ふるさと京田辺市

Native place   Kyo-Tanabe-City
寿宝寺 五大明王像 土葬の方法 年中行事 伊勢講 愛宕講 日待ち講
イルカ
稲作民俗の源流
日本と世界

Fork customs of rice growing in the world and Japan
神々の島”バリ”の民俗
タイ北部の少数民俗
インドネシア・トラジャの民俗
アンコール遺跡

神社以前の祭祀

 オハケ
 御仮屋の事例 百味 唐菓子

稲作民俗の源流 京田辺市 日本と世界 例祭の古式神饌   例祭の古式神饌(その2

棚田支援市民ネットワーク 
http://www.avis.ne.jp/~ogit22/tanada.htm
 http://www2.tokai.or.jp/IZUMIGOU/

平成15年度「公開例会」 京都地名研究会・第6回例会(南部会場)

<シンポジウム> メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」 

 

 山城は古くから文化の栄えた所です。京都地名研究会では、南山城における『記紀』や『万葉集』などの
古代地名や人名について、研究者をお招きして「秘められた南山城の地名を探る」を開催することとなりま
した。このシンポジウムにより南山城の古代地名を明らかにすることにより先進的な地域であったことが
わかるのではないかと考えています。

日本語と日本文化の起源を知るには、地名への関心が一つの大きな意味を持っています。文献の記録
をもとに、土地の伝承に耳を傾け、南山城の古代地名を明らかにしたい。

開催日: 平成15年10月19日(日)

時 間: 午前10時〜16時30分 

場 所: 京田辺市立中部住民センター  メインホール(収容人員200人以上)

      〒610−0311京都府京田辺市草内美泥22−2 0774−64−8810

<交通アクセス> JR片町線 新田辺駅・近鉄京都線 新田辺駅下車

1.近鉄バスターミナルより 京阪宇治又は奈良交通バス(約8分)「草内口」下車すぐ

             草内行き8:30 9:00 9:30

2.JR新田辺駅より東へ徒歩約18分・近鉄新田辺駅より東へ徒歩約15分 

3.自家用車の方は、国道307号線 山城大橋の東側(駐車場30台)

   ■来聴歓迎(事前申し込み不用)、小冊子資料代:会員無料、非会員500円(当日徴収)

  10:00〜 10:10 総合司会:地名研究会 糸井道浩 (入口でシンポの質問用紙配布)

開会あいさつ:主催 京都地名研究会常任理事

                     共催 京田辺市郷土史会会長

【基調講演】 10時10分〜12時30分 

10:10〜11:20「神功皇后伝説のふる里を探る―南山城の“息長(おきなが)”の地名を手がかりとして―」

           塚口義信 堺女子短期大学 学長 (日本古代史・文化人類学)

11:20〜11:25  休 憩

11:25〜12:05「竹取物語ゆかりの筒木について」

小泉芳孝 京田辺市郷土史会理事

12:05〜12:30 「南山城の神社と伝承について」

石田天祐 日本語語源研究会 潟Mルガメシュ(幻想創作家 相撲史研究家)  

休憩12時30分から13時20分(昼食・シンポの質問用紙回収)

周辺食事出来る所少なく弁当持参して下さい。

【シンポジウム】 13時30分〜16時30分

 テーマ「秘められた南山城の地名を探る」      

冒頭コメント:

「つぎねふ山代と河内との関係」−地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える−

吉田金彦 日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授

予定パネリスト:塚口義信 吉田金彦 小泉芳孝 石田天佑 斎藤幸雄

シンポジウムの司会  古川 章

シンポジウムの予定項目    途中の休憩でシンポの質問用紙回収

1.神功皇后伝説と“息長”一族それに継体天皇「筒城宮」

2.南山城の古墳(椿井大塚山古墳・佐紀古墳群・飯岡古墳群)

山代の古墳出土鏡と被葬者は? 三角縁神獣鏡 神人車馬画像鏡

3.『古事記』に記す山代の地名・人名・祭神      
かぐや姫(かぐやひめ)大筒(おおつつ)木垂根王(きたりねおう)」「山代(やましろ)()大筒木(おおつつき)真若王(まわかおう)
山代(やましろ)()()名津比(なつひ)()

山代(やましろの)内臣(うちのおみ)」「山代(やましろの)大国(おおくに)之淵(のふち)」「山代(やましろの)内臣(うち)之祖(のおや)

4.『竹取物語』にちなむ地名「山本」「筒城」「山崎」「甘南備山」「三室戸」など
5.山代の渡来人に関する地名について(酒・絹織物・鉄・発酵食品)
6.仁徳天皇「奴理能美の家と皇后磐之媛(いわのひめ)

7.山代・山背・山城、筒木・筒城・綴喜、山代川・和訶羅(わから)河・輪韓(わから)河・泉川(河)・木津川など

  質疑・応答 16時15分から16時30分

京都地名研究会事務局 綱本逸雄から連絡事項の報告 

閉会あいさつ:京都地名研究会から

懇親会:17時30分〜 事前申込者のみ

主催:京都地名研究会   

共催:京田辺市郷土史会 京田辺市社会教育課内 0774-62-9550 

後援:京田辺市教育委員会、葛椏s新聞社、京田辺市観光協会、かぐや姫の里を考える会、

協賛:関西元気文化圏参加事業 (「関西から文化力 POWER OF CULTURE」ロゴマーク使用)

問合せ先

○京都地名研究会事務局
         〒617-0002 京都府向日市寺戸町二枚田12-46 綱本逸雄
気付
                Tel&Fax 075-933-5667 E−mail:nimaida@nifty.com 

○日本語語源研究所
           
600-8429 京都府京都市下京区御供石町360
         当会代表理事 吉田金彦(方)Tell&Fax 075-361-8812
 

○京都地名研究会HP http://chimei.hp.infoseek.co.jp/
        
HP担当  広報係 

【基調講演の内容】

テーマ「神功皇后伝説のふる里を探る―南山城の“息長(おきなが)”の地名を手がかりとして―」塚口義信

古事記や日本書紀それに風土記などに記されている神功皇后伝説や息長氏、あるいは応神天皇や継体天皇などの古代天皇を研究している塚口義信氏から「古代山城南部の歴史」、特に「南山城の“息長”一族」についてお話ししていただく。塚口氏によると、神功皇后の系譜や伝承は、滋賀県坂田郡の息長氏が有力になる6世紀以前から山城南部の“息長”一族によって伝承されてきたものであり、この一族は息長帯比売の陵墓伝承のある、大和三大古墳群の一つとして有名な佐紀古墳群と深い関わりを有しているという。京田辺市にある普賢寺の山号は息長山であり、朱智神社の祭神「山代之大筒木真若王」(「山代」「筒木」に由来する名前)をはじめ神功皇后の系譜に山城南部の地名に由来する名が多く登場する。これは、山城南部の“息長”一族がこの伝承を語り伝えてきたからであり、6世紀初頭に継体天皇が筒城宮に来たのも、この一族と近江坂田郡の息長氏が継体を支援していたからである。

“息長”“綴喜”“高木”“綺田(かばた)”などをはじめとする南山城の地名を手がかりに、神功・応神伝承の謎を解き明かすとともに、4〜6世紀における山城南部の政治集団とヤマト政権(畿内政権)との関わりについて考察していただく。

テーマ 「竹取物語ゆかりの筒木について」 小泉芳孝

京田辺市に伝わる伝承や社寺の本源記、それに個人が持っている古文書を見ていると。実に古く神代の時代のことが多く書かれている。

これらの内容が何時の時代に、どのように、どういう意図を持って書かれたのか今まで解からなかった。ところが最近、堺女子短期大学の塚原義信学長の著書『やまと王権の謎をとく』などを読んだ時、今まで何となく目にして来た地元に伝わっている伝承や、古文書などに書かれていることが私の頭の中で繋がり、『古事記』に記す山代(やましろ)()大筒木(おおつつき)真若王(まわかのみこ)」「大筒木(おおつつき)垂根王(たりねのみこ)」や、『日本書紀』に記す「筒木の韓人、名は奴理(ぬり)能美(のみ)」「仁徳天皇の歌と磐之媛の答歌」それに、その後の出来事などが私の頭の中で具体的なイメージとして浮かび上がってきたのである。

それとともに最近、京田辺市郷土史会で取り組んでいる『竹取物語』かぐや姫の里“京田辺”の『古事記』垂仁記に記す「大筒木(おおつつき)垂根(たりねの)王之女(みこのむすめ)迦具夜(かぐや)比売(ひめの)(みこと)」も架空の人物でなく「筒木」(筒城・綴喜)に居住していた人で、大筒木垂根王は筒木を舞台に活躍した実在の人物であったことがわかった。

また、延喜式内朱智(すち)神社の祭神や息長山普賢寺それに甘南備山、継体天皇の「筒城宮」などから、『竹取物語』ゆかりの筒木が山代地域において重要な位置を占めていることに気付いた。これらについて私なりの考えを述べてみたいと思います。  

テーマ 「南山城の神社と伝承について」 石田天祐

私は、南山城に関する記紀神話や万葉集それに祭神など言語学の分野から迫ってみる。現代の山城における地名は、古代日本語・やまとことば・中国語・古代朝鮮語・満州語などあらゆる分野の言語から分析しないと解明できない。各地の地名や人名それに祭神などについては、派生語や母音交替形・同音同義などから言語や語根を解読していかなければならない。

それらの中から南山城における各種神社の伝承について地名や祭神がどのようにかかわっていたのかお話しする。特に継体天皇や仁徳天皇と渡来人との関係や、歴史上は神話とされている神社の祭神など言語学から見た南山城の歴史を述べる。この地域は、歴史上かなり古くから栄えていたところであり一般の歴史書には記されていない。しかしここには古くから南方や中国大陸それに朝鮮半島から渡来人が住み着き神功皇后や息長足姫に関係する地名や伝承が残っている。

【シンポジウム冒頭コメント】

テーマ「つぎねふ山代と河内との関係」−地名から仁徳・継体の筒城行幸の跡を考える− 吉田金彦

 京田辺市域の地名を調べて山代と山背の国名の由来を知り、奈良のほかに河内との関係が深いことを考えた。

そして枕詞ツギネフの意味も地名山代・山背の意味に即して決定することができる。伝承時代である仁徳天皇は、淀川・木津川を経て筒城入りした。また継体天皇は、河内の国から山越えで山背にやってこられた。それらは地名で推理することができるのである。 

パネリスト 「流域をめぐる史跡・伝承」 斎藤幸雄

木津川をめぐる歴史や文学(古代〜近代)にこだわり、ロマンを求めてその伝承や史跡を探訪してきた。そういう中で多くの「南山城逃避行」現象を見いだした(古代より近世の徳川家康・熊沢蕃山にいたる)。磐之媛などもその一人である。市辺押磐皇子の遺児顕宗・仁賢天皇もそうだが、継体天皇もその視点で見ると面白いのではと思ったりしている。

また古伝承を、「水」を視点にしてとらえてみるのもその謎を探るうえで面白い。田辺の神功皇后不違池伝説、精華町の船長(ふなおき)伝説、山代大国之淵の娘(かに)戸辺(はたとべ)にまつわる亀石伝説、武埴安彦・忍熊王・莵道稚郎子等々。その背後に水系氏族の息長氏・和珥氏が介在、葛城氏や丹波の氏族もかかわる。

 専門研究家ではないので、南山城の歴史ロマンを楽しむ立場からシンポシウムに参加できたらと思っている。

シンポジウムの司会  古川 章

洛南艸舎文庫『洛南艸舎手づくり消息』を主宰し、第43号を数える。京田辺市役所で37年勤務し、今まで『京都府田辺町史』『田辺町郷土史社寺編』『田辺町近代誌』『田辺町近世近代資料集』の刊行。京田辺市郷土史会の『筒城』などの編纂や事務局を担当した。

今回シンポジウムの司会を担当することになり郷土史の素晴らしい歴史を各分野の専門の先生方や郷土史家の方たちと共に研究できることを嬉しく思っている。

  「新しい視点と展開に期待」

南山城地方は、近畿の中心地であり、加えて関西学術研究都市として20世紀は脚光を浴びた。そのため開発も著しく進み、考古学の分野や市町村史誌の刊行による古文書類の発掘なども進んだ。しかし、21世紀は、大陸からの渡来人の足跡など、黒潮文化の解明を深めなければならないと思われる。こうしたとき「秘められた南山城の地名を探る」は、自宣を得たテーマといえる。

 バネラーの諸先生方の新しい視点として南山城のこれまでの南北軸文化に加えて、東西軸文化の幕開けにふさわしいシンポジウムであろう。

「京都地名研究会」設立の主旨                                                                             京都地名研究会  代表理事 吉田金彦

 地名は固有名詞であり、普通名詞という二重性を持っている。
地名は、土地に関わりを持つ人たちの、様子を知ることが出来る。つまり、土地に付けられた名前であり、土地との関わりをもつ人達の固有の名前です。また、土地の関係を物語る媒介物である。
 地名の研究については、今まで歴史学、地理学、民俗学、国文学など、色々な分野から研究がなされています。この地名が新しい住宅開発などによって現在消滅の危機に瀕しています。全国の大字および小字の地名が、消え去っています。
 明治維新のときの廃仏棄釈にも匹敵すると言う学者の先生もいます。これら地名消滅の危機からすくうためにも、地名への強い関心を喚び起こす必要があります。最近、市町村合併の動きが出ていて、市町村の地名が焼失してしまいそうです。
 色々な知恵を出し合って祖先から伝わっている地名を残すように工夫して頂きたいものです。そうでないと一度なくなった地名は、二度と復活することがなく忘れ去られる運命になるからです。
 合併により市町村名や地域の個性や地域性が薄れて、愛着がなくなるという懸念があります。合併により名前が一部なくなるので、この機会に地域の歴史や伝統文化などを貴重な資源としての活用を図り、住民自らが主体となって魅力あるまちづくりを進めねばなりません。      平成14年3月1日

「京都地名研究会」発足にあたって                  

                                            「京都地名研究会」設立総会挨拶から   代表理事 吉田金彦 

                                                                  

新緑の良い季節を迎え、皆様、益々ご健勝の程、お喜び申し上げます。

本日はここに、京都地名研究会発足に当たり、御用も多々御ありの中を、態々ご来会賜りまして、誠に有難うございます。各地の先輩各位や、府下内外の多くの有志のご声援によりまして、漸く、会の出発できます事は、この上ない喜びであり、幸せな事として、同慶の念で一杯であります。

京都地名研究会なるものは、実は、今から十五年前の昭和六十二年に一度、設立された事がありました。その提唱者は京都市の郷土史家松本利治翁で、研究会もその六月に発足したのでしたが、氏は大作「京都市町名変遷史」の研究に取り組んでおられ、暫くの研究会も、氏の逝去と共に続かなくなりました。私共の非力から、氏の後を継続できなかった事は、とても残念な事でしたが、しかし十五年後の今日、振り返ってみて、その間が失われた空しい時間だったとも、思われません。開設五年の語源研究会で忙しくしていた私の研究内容は、その当時結構、地名がテーマになってもおりました。

昨年十月に川崎市で全国地名研究者大会、同じく十一月に京都で日本語語源研究会、共に創立二十周年を迎えて、それぞれに記念の大会が開催されました。同時スタート兄弟学会のような関係でもありましたから、全国地名を主宰なさる民俗学の谷川健一所長を迎えての語源大会は、大いに盛り上がりました。その折に谷川氏の強い要請がありまして、矢張り、京都にも地名の学会を、と言う声が燃え上がったしだいです。京都地名研究会の名が、ここに再び復活することになったわけで、思えば、谷川氏の激励の賜物だったと、厚く感謝しております。

語源研究者の中にも沢山の地名研究者が居られる。京都には大学人も多いし、歴史や地理の話題には事欠かない。京都府下一円を中心に、及ぶところ遍く広く、府市町村民挙って集まり、地名のことを勉強しようと言う事になりました。

地名は、其処に人が住んでいます。人が住み、暮らし、生産したり、遊んだり、そして死んでゆく所です。そんな大地に名付けして、地名を日常茶飯事に使っています。ですから、地名の主人公は住民です。私共は、すっかり慣れっこになって、ややもすると無限の恩恵を受けている大地を忘れがちな様に、此れ無しに暮らせない必需の地名の大切さを、忘れていませんか。主人公が呼んだ今までの名前を、いい加減にしていませんか、など反省しますと、地名の研究はとても深く、根本的に重要な事だ、そして同時に厄介な事だ、と考えられてきます。

地名は大地に刻まれた歴史だ、とよく言われます。それ程重要なのに、スローガンほど地名学が、現代日本の科学の中で、確固たる地歩を占めてはいません。重要性は認知していても、学問体系に沿わない為か、これを正面から取り上げる人が、きわめて少ないのです。地名研究は従来、地理学や歴史学、その他諸学の関連的研究として、また熱心な郷土史家達の努力によって、行われてきました。その成果は、今日、大きな地名辞典として幾つか出来ていますが、今の日本の大学に、地名大学や、地名学部・地名学科など聞いた事がありません。国際交流とか、学際研究とか、総合研究とか、色々に叫ばれてはいますものの、地名に着眼し、そこを基点に発信する着想は、まだ無いようです。

ただ嬉しい事は、近年、その閉塞状態を打開しようとして、環境学とか、地域学とか、そういう名で呼ばれる提唱が、あちこちで起こってきた事です。もう従来の学問の方法論では駄目だ、と言う事に気づいたのでありましょう。そして、私の立場から、口幅ったい事を言わせていただけるなら、更にもう一歩踏み込んで、それら環境学なり、地域学なりに、地名という言葉の視点を重視して、それを是非加えて欲しいと言う事です。言葉の視点から、歴史を見る、地理を見る、と言う事で、歴史や地理の真相に迫れる事が、案外に多いのではないでしょうか。専門の歴史や地理学者が、地名については誠に幼稚な意見であったり、誤解をしている例が少なくないのを見るに付け、遺憾に思うことがしばしばです。此れの責任は、現時点であえて言えば、国語学や言語学に於ける地名分野の研究の欠落にありと言えましょう。

以上のような反省に立って、諸学手を繋いで、同じ目線で等距離に、地名を対象として調査・研究し、その過程と成果を公表・普及させ、学習・教育にも応用してゆきたいと、考えます。

地名研究は、まず自分の足元から。そして、歩いていく先々の地名まで。懐かしい故郷の地名、旅先で見つけた珍しい地名、変わった名前や読めない漢字の地名など、ぐるりにある地名の謎に、挑戦してみましょう。そこから、きっと新しい知識が開け、ゆとりのある心が育まれていくと、思います。

地名は、寺社が文化財であるのと同じに、貴重な文化財です。日本の地名は、日本人の心のこもった<心的文化財>であります。大小に関わらず、有名無名に関わらず、どこの地名もみな文化遺産です。ですから、これの取り扱いには良く勉強して、取り掛かりましょう。その為にも、データを保存し活用する施設、地名資料館と言うようなものが、京都府には当然、必要になりましょう。

京都における地名研究は、ソフト面でもハード面でも、あらゆる分野にわたる重要な意義がありますが、全てこれからです。意義有る本日の発会に、ご来駕賜りました来賓、メッセージを頂きました各位、ご多用中をお集まりいただいた会場の皆様に、篤く感謝申し上げ、今後とも宜しくお願い申し上げます。                         

平成14年4月28日(日)

京都地名研究会役員
  【顧    問】池田末則・上田正昭・梅原 猛・沢  潔・谷川健一・中西 進・森 浩一

【代表理事】吉田金彦

【理    事】池田 碩・井上満郎・上谷正男・尾崎聖二朗・片平博文・金坂清則・加畑 昭・
           芝野康之・杉本利一・高橋聡子・竹田賢信・谷口隆捷・寺田 敬・西尾寿一・
           藤田昌志・古川 章・前田 徹・山口富蔵

【常任理事】池田哲郎・石田天佑・糸井通浩・井上千恵子・梅山秀幸・小泉芳孝・
            小林淳夫・角 菊彦・田上 源・綱本逸雄・真下美弥子

入会・問合せ先 

○京都地名研究会 代表理事
600-8429 京都府京都市下京区御供石町360
 日本語語源研究所
気付 吉田金彦

      Tell&Fax 075-361-8812  E−mail:manyousousya@ybb.ne.jp

○京都地名研究会 事務局
          〒617-0002 京都府向日市寺戸町二枚田12-46 綱本逸雄
気付
              Tel&Fax 075-933-5667 E−mail:nimaida@nifty.com

 京都地名研究会 常任理事(広報担当)
       京都地名研究会HP http://chimei.hp.infoseek.co.jp/

HP担当  広報係

●年会費  年額3千円(正会員)。賛助会員1口5千円、家族会員1千円。

     郵便振替口座番号:00910-1-160705 加入者名/京都地名研究会

●会報発行(年1回)

  『地名探求』毎年4月発行(総会で配布)研究発表・研究論文など、原稿締め切り2月末
●通信発行(年数回

    『都藝泥布(Tsuginefu)』「通信」会員向けニュース(例会前に発行)
●発表者募集要項
   1.例会発表の題と発表要旨を事前に事務局に提出。
   2.テーマは、地名に関するもので自由。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 編集後記

 京都地名研究会の第6回例会は、特別企画による公開シンポジウム「秘められた南山城の
地名を探る」を
京田辺市で開催されることになりました。今回のシンポジウムは、南山城の歴
史の謎に迫るべく南山城スペシャルとして神功皇后や継体天皇などの研究者として最先端を
走っておられる堺女子短期大学の塚口義信学長やこの地域を研究しておられる京都地名研
究会員をパネリストとしておこし頂きそれぞれ専門の分野から報告して頂くことになりました。

南山城には、かなり古くから渡来人によって先進的な文化が伝わり栄えたといわれています。
特に筒木の原や普賢寺谷では、神功皇后や仁徳天皇それに継体天皇などが居住していたと
いわれ、記紀などに明記されています。また、今まで神話と言われていた大筒木垂根王や大
筒木真若王それに
迦邇米雷王などの時代においては、平安時代に作られた『竹取物語』に
「迦具夜比売命(かぐや姫)」がいて実在の皇后であるなど最近興味ある発表が地元の郷土
史会から報告されています。

この冊子は、メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」における基調講演とシンポジウ
ムのレジュメ及び資料として作成いたしました。編集担当者としては、当初レジュメのつもりで
取りかかったのですが、先生方の熱意により沢山の貴重な資料をご提供いただき立派な冊子
(別冊1号)に仕上げることが出来ました。各先生方のご協力により貴重な研究資料を提供し
て頂きましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。

 この冊子が南山城地域における歴史解明の為の資料として役立てることが出来れば幸いです。

別冊1号(京都地名研究会)
シンポジウム 
「秘められた南山城の地名を探る」
 平成15年10月 1日印刷
   平成15年10月10日発行
   発行 京都地名研究会
   編集 京都地名研究会常任理事 小泉芳孝
  編集協力 京田辺市郷土史会 

 ■冊子の販売について
 この冊子は、メインテーマ「秘められた南山城の地名を探る」における基調講演とシンポジウムのレ
ジュメ及び資料(A4サイズ 134ページ)として作成いたしました。編集担当者としては、当初レジ
ュメのつもりで取りかかったのですが、先生方の熱意により沢山の貴重な資料をご提供いただきました
ので別冊1号として仕上げることにしました。各先生方のご協力により貴重な研究資料を提供して頂き
ましたことを、この場を借りてお礼申し上げます。
 この冊子が南山城地域における歴史解明の為の資料として役立てることが出来れば幸いです。

 なお、この冊子の作成にあたっては、編集者個人の
費用で作成しました。
 このため書店では販売されていません。このたびこの
冊子をほしいという方が多数ありましたので、
郵便振された方にのみ残部を郵送で特別にお送りする
ことにしました。
 この冊子は、関係者の間で3000円の価値があると
言われています。また、この分野を研究されて
いる方にとっては、9000円の価値があるとも言われて
います。
 申し訳ありませんが、先着順とさせて頂きますので
下記をお読みになってお手続き下さい。



タイトル 別冊<シンポジウム>「秘められた南山城の地名を探る」
             発行 平成15年10月19日
 上記のシンポジウム資料(レジュメ兼資料)を希望する方に残部をお送りすることにしました。  

下記の郵便振込 講座番号に1500円をお振込ください。   

 ========== 切取り線 ============ 切取り線 ====
 

    E−mailで申込下さい。先着順です、売り切れの時はお許し下さい。                    
          名 前          
          郵便番号
          住 所          
          電話番号                  FAX番号  
          Eーmail          

 1500円(本代+郵送料+封筒込み)を下記の郵便振込 講座番号へお送りください。


    『郵便振込』 講座番号 00920-7-40389
           加入社名 小泉芳孝
           通信欄  別冊 シンポ資料冊子 希望
    なお発送は、上記が当方に到着しだい発送させて頂きます。  


※上記の本を注文された沢山の全国の方からお礼のメールや手紙を沢山頂いています。その中から前橋市の女性から下記の丁重な絵葉書を頂きました。
「前略 早速地図を片手に読ませて頂きました。年4・5回古都の遺跡を歩きに行きますが山城は恭仁京や大塚山古墳あたりまでしかいったことが無く、こんなに大切な「ウチ」「息長」「筒木」があった・・・と驚いてしまいました。現在の府県の境界で全く見えない部分があったこと反省しきりです。竹取物語もなるほどです。皆様の益々のご活躍をいのります。早々
 全く上記の通りです。歴史教科書などには一切掲載されていませんので、本で勉強された学者の先生方もごく一部の先生方を除いてこの地域の歴史を全く知らないのです。ですから地元の教育委員会ですらそんな物は、架空のものであって神話だという始末です・・・。
 ある人から聞いたのですが、地元京田辺市役所のk課に「この地域に竹取物語の話がある」というのを聞きつけて遠くから訪ねてこられた方に対して「あれは一部の人が言っていることで関係ないのです」と何も説明せずに返されたということです・・・。たとえ古事記に記されていても一切事実でないとおっしゃるのです。後世の人が古事記を元にそのまま地域に当てはめて地名などを付け、地元の古文書や絵地図に古事記から取ってきた地名を適当に当てはめて掲載したのだ・・・とも言われたりしています。わたしは、全く逆でこの地域にそのような歴史があったから代々住んでいる人達が話し伝え記してきたものだと見ています。古事記という日本で一番古い歴史書に記されているのに、我々日本人は、何故か教科書に載っていることだけが歴史だと教えられて来たのだからです。
 古事記は、「古き事(史実)を記した」日本最古の歴史書です。より古い時代に書いたものほど正確です。:けっして神話や小説であって嘘ばかり記されているのではありません。もしそうであるなら古事記以後の全ての古文書類も嘘と言わねばなりません。この地域をくまなく歩いておられる京都地名研究会代表理事 吉田金彦氏(京都大学文学部卒業。専攻:国語国文学。京都府立女子短大教授、大阪外国語大学教授、日本語語源研究会代表 姫路独協大学名誉教授)は、「学者の皆はそんな細かいところまで勉強していては学者になれないし面倒だから」調べないのだとおっしゃっています。


村瀬さまから御礼のメールをいただきました。
Sent:
Thursday, May 20, 2004 12:00 PM
Subject: Re: 別冊 シンボ資料冊子をお願いします
昨日「シンポジウム 秘められた南山城の地名を探る」の冊子を頂きました
素晴らしい内容に感服しました 
この2,3日当方の紙上で「卑弥呼の畿内説」が盛んに話題になっております
冊子の内容もそうした事柄を背景に読んでいくと興味津々
今後ともご指導の程をお願いします 
まずは受け取りの報告まで 

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  ここに掲載の写真および記事の無断転載を禁じます。
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