シドニー空港撮影ガイド

自分が2005年2月に遠征した際使ったポイントなどの情報を紹介します。
この撮影ガイドが皆様の遠征時の参考になれば幸いです。

発着便

シドニーは朝が勝負です。早起きしましょう。
エミレーツ、ランチリ、アルゼンチン、パラダイスなどはすべて朝の7時〜9時発着です。
また、国内線も朝8時ごろから続々と出発します。
そしてその後、エアパシフィックが昼ごろ降りてくると、後は夕方のラウダまでほぼなにもありません。

2005年春スケジュールの主なフライトの時刻です。
アルゼンチン航空 9;00ARR 10;30DEP 火・木・金・日 A342

エアカリン 14;40ARR 15;50DEP 火 A320
       14;35ARR 16;15DEP 水 A332
       11;35ARR 12;45DEP 木 A320
       12;45ARR 14;15DEP 金 A320

エアニューギニ 8;30DEP 月・土 B763

エアパシフィック 11;50ARR 13;20DEP 毎日 B744、B738

エアパラダイス 7;00ARR 8;10DEP 水・土・日 A310
          9;40ARR 11;05DEP 月・金 A300

エアバヌアツ 10;50ARR 11;50DEP 月 B733
         16;30ARR 17;35DEP 金 B733

エミレーツ 7;10ARR 9;50DEP 毎日 A345

ランチリ 7;25ARR 10;15DEP 月・水・木・土 A343

ラウダ 16;55ARR 18;35DEP 月・水・金・土・日 B772

ポリネシア 13;20ARR 14;30DEP 土 B738

ブルネイ 6;20ARR 13;50DEP 月 B763
      6;20ARR 7;30DEP 金 B763

マレーシアカーゴ 10;15ARR 13;15DEP 火・金 B742F
            8;15ARR 11;15DEP 日 B742F

シンガポールカーゴ 13;40ARR 16;10DEP 火 B744F
             17;25ARR 土 B744F

撮影可能時間帯の発着のみ書き出してあります。
なお、これはあくまでスケジュールですので、特に貨物便においては時間通りに来ないことも多々ありますが、その際の責任は負いかねます。

撮影ポイント

シドニーはRWY34エンドが湾に突き出している以外は市街地の中ですので、ほぼどの滑走路でも撮影が可能です。

まず、シドニー空港の地図をご覧下さい。

赤で印した2箇所が国内線ターミナル、青で印した箇所が国際線ターミナル。
緑で印したのが滑走路です。南北に伸びるのがメインの16R〜34L、東西が短い07〜25です。
この南側に小型機材専用の16L〜34Rもありますが、ランウェイ上の撮影は無理なので省略しています。

ポイント1 タワー下

午前中のベストポイントです。RWY16R〜34Lの発着と16L〜34Rへ向かう機体のタキシングが撮影できます。後ろを振り向くと、16Lへのアプローチも撮影可能です。

アクセス・・・レンタカーがベストです。国内線ターミナルから車でなら5〜10分程度ですが、歩くと40分ほどかかります。もし歩いていく!という人がいたら、1時間ほどかかるつもりで行きましょう。途中にビジネスジェットエリアなどがありますので、多分寄り道だらけになります。
光線状態・・・午前中順光です。16Lのアプローチは午後順光になります。
ポイント状況・・・周辺にトイレ、自販機などはありません。誘導路の手前に重機が放置されていますので、気になる人はその隙間で撮影することになります。
使用レンズ・・・国内線のタキシングB737で100mm程度、滑走路から離陸する機体はB747真横で200mm〜220mm。
作例 その1 その2 その3

ポイント2 国際線ターミナル展望デッキ

16Rを発着する機体と国際線側のタキシングが撮影できます。34Lを離陸する機体は長距離便のみ撮影可能です。
午後は基本的に暇なので自分はここで時間をつぶすことが多いです。
もしRWY07を使っていたらラッキー、国際線の機体に加えて国内線の機体がほぼすべて目の前を通ります。

アクセス・・・入り口は出発ロビーのもっとも北の端です。
光線状態・・・午後順光です。
ポイント状況・・・平日はデッキにバーがオープンしています。ミネラルウォーターに氷つきで3ドル。ちょっと高いですが、飲み物を買いに行っている間に何か来てしまう可能性もありますので、ここで調達したほうがいいと思われます。また、デッキ北側に国際線と貨物発着便の案内ボードがありますが、これには登録記号も出ますので、是非参考にしてください。
使用レンズ・・・手前の誘導路B767で200mm、滑走路はB747で250mm前後、B737は400mm以上がないと厳しいです。
作例 その1 その2 その3

ポイント3 国内線ターミナル脇

日本からの到着便は基本的に朝シドニーに到着します。
そのため、着いた当日はタワー下まで行く時間が無く、自分はこのポイントで撮影します。
ちょうど国際線デッキの反対側に当たり、RWY16Rを使用する機体とカンタス国内線のタキシングが撮影可能です。
34Lを使用する機体はすでに高く上がってしまっているので、長距離便でないと撮影は困難です。
また、16Lにアプローチする機体も若干腹気味ながら撮影可能です。

アクセス・・・カンタス、ヴァージンともに出発ロビーの車寄せから歩いて2〜3分程度です。
光線状態・・・午前中順光です。16Lへのアプローチは午後順光です。
ポイント状況・・・トイレ、自販機はターミナルを使用します。晴れている日は炎天下での撮影になりますので、熱射病に注意しましょう。また、誘導路の手前にカンタスのDHC8のスポットがあります。そのため、滑走路にはいつもかなりのブラストがかかっていることが多いです。
使用レンズ・・・手前の誘導路で100mm程度、滑走路はB737で350mmです。
作例 その1 その2 その3

ポイント4 ボタニー湾防波堤

34使用時には午後のベストポイントです。
34Lを使用する機体のタキシングと滑走が撮影可能です。

アクセス・・・国内線ターミナルから車で15分程度です。地図にはタワー下からの移動ルートも青線で載せておきましたが、タワー下からはかなり戻らないと本線に合流する道路がありません。また、緑色のハイウェイがトンネルの先で2本に分かれたすぐ先で下道に降りるのですが、ハイウェイの分岐は右(ルートM5とは違う方向)、分かれたら即降りないといけませんので、気をつけましょう。帰りもハイウェイの分岐は右です。
光線状態・・・午後順光です。
ポイント状況・・・午後のベストポイントと書きましたが、もともとシドニーは午後発着便が極端に少なくなりますので、はっきり言って暇です。手前の誘導路はせいぜい10〜15分に1機来る程度です。また、このあたりはカモメが多数生息しています。外でサンドイッチなど食べていると大変なことになりますので、どこか他で食べていくか、車の中で食べるようにしましょう。くれぐれもパンくずなど鳥に与えないように!撮影どころではなくなります。
使用レンズ・・・国際線側から出て行くB747で200mm〜300mm(立ち位置、アングルによります)
作例 その1 その2 その3

ポイント5 RWY16Rエンド

16を使っていたら午後はここがおすすめです。
16Rへのアプローチと多少障害物はかかりますが出発が撮影可能です。

アクセス・・・ここは幹線道路わきなので、路上駐車は出来ません。地図に青で示したカーゴエリア近くの駐車場を使いましょう。この駐車場はスタッフ用ですが、基本的にすいているので止めても問題ないとのことでした。徒歩では試したことがありませんが、国際線から20分ほどと思われます。
光線状態・・・道路に沿って歩いていくとアプローチコースのどちら側にも出られますので、終日順光です。
ポイント状況・・・空港フェンスにはNo StandingやNo Restと書いてありますが、地元マニアも数人撮影しており、空港セキュリティも手を振ればクラクションを鳴らしてくれるほどですので、まったく問題ないと思われます。出発機撮影時もフェンスの網目は大きめですので、撮影には支障ありませんでした。
使用レンズ・・・立ち位置によってお好みで。真下での撮影も可能です。
作例 その1 その2 その3

ポイント6 RWY25エンド

RWY25を使用する機体が撮影可能ですが、到着機は小型機(DHC8クラスまで)を除いて腹気味になってしまいます。

アクセス・・・地元のマニアでは路上駐車をしている人もいますが、ここは基本的に駐車禁止です。歩いていきましょう。国内線ターミナルから20分ほどです。
光線状態・・・出発機は午前中順光、到着機は終日順光です。ビズは駐機位置にもよりますが基本的に午前順光です。
ポイント状況・・・ポイント5と同じくここにもNo Standingなど書いてありますが、地元のマニアは7〜8段脚立を立ててフェンスをクリアしていますので、ここも問題無しと思われます。また、ここから少しターミナル方向に歩くと、駐機しているビジネスジェットを間近に撮影できます。
使用レンズ・・・出発機は撮影をトライしていないので分かりませんが、到着機は200mmまであれば十分です。
作例 その1 その2 その3

ポイント7 DHLカーゴセンター脇

特別機やビジネスジェットはほぼすべてこのあたりに駐機します。RWY25エンドに歩いていく途中で寄り道するのがいいでしょう。

アクセス・・・ターミナルから徒歩10分ほどです。タワー下方面に行く道を曲がったらすぐ先のDHLのカーゴセンター脇の道へ入っていきましょう。後はフェンス沿いを歩いてベストな場所を見つけてください。
光線状態・・・ビズの駐機状況にもよりますが、基本的に午後順光です。
ポイント状況・・・他ポイントと同じくフェンス沿いの撮影は可能ですが、ここはVIPスポット目の前なので、長居は避けたほうがいいと思われます。
使用レンズ・・・これもビズ駐機状況と機体の大きさにもよりますが、一番手前のスポットに入っている機体はB737で28mmでも全部入りません。
作例 その1 その2 その3

ポイント8 ヴァージンブルー出発ロビー

駐機しているヴァージンブルー機やアエロペリカン、ビッグスカイエクスプレスなどが撮影可能です。
ここからRWY25へのタキシングも撮影可能ですが、常に手前でAPUを吹いている機体がいますので、お勧めできません。

アクセス・・・ヴァージンブルー出発ロビー東の端のガラス越しです。
光線状態・・・ヴァージンブルー機は終日順光、小型機は午後順光です。
ポイント状況・・・薄い青の入ったガラス越しになりますので、若干絞りが食われますが、ほとんど問題ありません。
使用レンズ・・・一番手前に入ったB737-800で28mmでギリギリです。小型機は100〜150mm程度。
作例 その1 その2




これ以外にも撮影ポイントはいろいろとあると思います。
たとえば、カンタス、ヴァージンの国内線ターミナルは搭乗券が無くてもチェックを受ければゲートの所まで入れます。
その先で撮影可能なところがあるかもしれません。
また、RWY07エンドも是非ロケハンしてみたい場所のひとつです。

ホテル

今回はStamford Sydney Airportに宿泊しました。

青印でマークした所です。このホテルの部屋からは(524号室でした)空港の全景が見渡せます。ただし、部屋からの撮影は期待できません。
また、ビズエリアもすぐ近くに見えますので、何か入ったらすぐにちょっと撮りに行くという芸当も可能です。
国内線と国際線へのシャトルバスも出ており、無料です。
ただし、部屋から見ただけの機体もかなり出ますので、ストレスもたまります・・・

その他

RWYの使い方について

基本的に朝は16か34、昼ごろ横風に変わりRWチェンジがあります。そして夕方にはまたもとのRWYに戻ります。
16〜25〜16のときもありますし、自分が経験したのでは16〜25〜16〜25〜16〜07というのもありました。
また、RWY25を使っていても大型機や長距離便の出発は必ず16R〜34Lを使います。風が弱いとRWY25は着陸だけで離陸はすべて16Rということもあります。
さらに、これがややこしい所なんですが、07〜25を使っていても、風向きによって16Lからの離陸か34Rへの着陸も使っています。
つまり、どのポイントに行くかは現地で自分で判断するしかないわけです。
ここにRWYの使い方のいくつかのパターンを載せておきます。

離陸、着陸とも16R、16L
離陸、着陸とも34R、34L
これが標準なんですが・・・

16から25へのRWチェンジ
離陸25と16L長距離便のみ16R、着陸25と16R
離陸16Rと16L、着陸25

34から25へのRWチェンジ
離陸25と34L、着陸25と34R
離陸34L、着陸25と34Lと34R

ほぼこの4つのパターンのうちの一つを使います。
また、RWY07使用時もこのパターンの25を07に置き換えた4つのパターンのうちのひとつを使うことが多いようです。

レンタカー

ターミナル界隈で撮影するのであればレンタカーは不要ですが、エンドまでいくとなると必需品となってきます。
特に夏場の撮影では、移動時間の短縮よりも現地での日よけの役目のほうが大きいうえ、スポッティング記録を見ていただければ分かるとおりRWチェンジがとにかく多いです。軽でもあると便利です。

レンタカーはAVISなどで1日6000円程度からですが、日本から予約していくと3000円〜3500円程度になるようです。
また、大きさだけ言って借りるとマニュアル車のこともありますので、オートマ車がいい方は必ずリクエストしましょう。
シドニーで運転というとガイドブックなどにはランアバウト(ロータリー)に気をつけるように書いてありますが、空港周辺にはランアバウトはありませんので、安心して運転してください。標識も信号も日本とほぼ同じです。ただし、オーストラリアは速度制限にかなり厳しいです。スピード違反だけはご注意を。それから、高速道路はハーバーブリッジ上り線を除いて無料です。

 この撮影ガイドはWhereis?.comの地図を使用させていただいております。

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