珍道中日記 アユタヤ編

 

プロローグ

アユタヤ観光

帰途

 
     
<プロローグ アユタヤ到着まで>
  ”世界遺産”という響きに酔いしれながら、アユタヤへ。
ガイドブックを何冊も読みまくっておきながら何処を廻るか全く決めていなかったバカ姉妹。
時間配分など考えもせず「帰りに時間があったらバーンパイン離宮にも行きたい」などと、のたまっていた。

ファランポーン駅へ着くと構内にあやしい”Tourist Counter”があり、「アユタヤへ行くのはこちら〜」と、オプショナルツアーの客引きがいる。
いかにも「ここで申し込まないと行けません」的な態度だが全く無視し、切符売場へ。
2等45B、3等15B(クーラー無)だったので当然2等の切符を、と思ったら、売り切れで仕方なく3等に。出鼻をくじかれる。

バンコク発は11:00すぎ。
出発まで時間があったので構内のコンビニへ。
去年マレー鉄道でひもじい思いをした反動か、ジュースやお菓子を買い込んだ。
アユタヤまで2時間足らずなのにねぇ、やだやだ。

3等車へ乗り込むと、そこには現地の方ばかり。
ちょっとビビりつつ、角のボックス席へ落ち着く。
いざ、出発!!!
と、意気込んだものの市内を出るまでは、歩いた方が早いのでは?、という速度。
ところどころスラムの中を線路が走っており、すぐ側にトタン板が...
日本がいかに清潔で裕福な国か、少し居たたまれないような気がした。

停車駅では、地元の方々がカットフルーツやジュースを売りに乗り込んでくる。
もちろんタイ語なので何を言ってるかわからなかったが、横を通るたび食い入るように見詰め、パイナップルとゆでピーナッツを購入。
ひたすらむさぼり食う。
おいしかった。

腹も興味も満たされると、いつのまにか食い入るような目つきも薄れて、やっと普通の旅人らしく車窓の風景を眺めたりし始めた。

バンコクから遠ざかるにつれ、トタンのでできた家々がところどころ見受けられた。
いかにも貧しそうなそれらの家の側に祠の様なものが有る。
大きさは犬小屋位だが、家よりよっぼど高そうだ。
さすが、仏教の国。

     
<アユタヤ観光>
  窓からの景色にもだいぶ飽きた所で、アユタヤ到着。
すでに1時をまわっていたが、車中いろいろ食べてお腹もすいてなかったので、さっそく観光。

あるガイドブックに”自転車でまわるのに丁度いい広さ”と書かれていたが、とんでもない。
丁度いいと感じるのはトライアスロンかなんかの選手ぐらいだろう。
見たいスポットの場所や数にもよるが、有名どころはあちこちに散らばっており、結構な広さである。
と、見た後で思ったが、この時バカ姉妹は「サイクリンクがてら」と日頃の運動不足も顧ずに自転車を借りようと考えていた。

駅前のベンチでガイドブックを広げているとトゥクトゥクの客引きが寄ってくる。
しかし、バカ姉妹は「トゥクトゥクはボられる、観光客を騙したりしてヒドい奴等らしい」と、それらの乗り物を目の敵にしていたため、乗るつもりは全く無く断り続けていた。

が、話を聞くと自転車で廻れるような所ではないらしい。
それでも「ちっきしょー、騙されるもんかっ!!」と断っていたものの「時間も時間だし、自転車よりトゥクトゥクの方が楽」などという考えがよぎり、目安はガイドブックに載ってたから値段に納得できれば乗ってもいいか、と交渉開始。
有名な遺跡7ヶ所を周り1:30〜4:30の3時間で1人500バーツと、かなりのふっかけよう。
一人で4H、600B払いました、などの日本人のメモを見せられる。
1〜3人で1時間150バーツという目安に合致はしているが、二人乗っても同じ料金が相場のはず。

「No!No!No!No!」と二人でノーを連発。
えらい剣幕である。

すると、むこうは、子供の写真などを見せ始めた。
お涙ちょうだい作戦で来たか。

そこまでされても断固譲らず「二人で450バーツでなければ乗らない」と頑張り、OKをもらった。
さらにトラブル防止のため、紙に書き、再度確認。
「勝った!!」と心の中でガッツポーズをしながら、舞い上がるバカ姉妹であった。

このトゥクトゥクは、客引き係の奥さん、運転手のだんなさん、そして赤ちゃんの3人家族。
途中で奥さんと子供がいなくなり、トゥクトゥクが人気のない道に入ったときは、「殺される」とさえ思ったが、着いた場所はワット・ロカヤスタであった。
…いなくなるなら、いなくなるって言ってよー。

トゥクトゥクでの移動中は砂埃が舞い、ハードコンタクトレンズ使用のバカ姉にはかなり辛かったが、効率よく見てまわる事が出来た。

ワット ヤイ チャイ モンコン
ワット プラ マハタート
ワット プラ スィー サンペット
ヴィハーン プラ モンコン ボピット
ワット ロカヤスタ
ワット チャイワッタナラーム
ワット ラーチャブラナ

途中のエレファントキャンプでは、象に乗って観光できるとのことだったが、10分200B〜40分600B位の料金表を見せられ、高いし、象乗りはすでにバンコクで済ませていたので、トゥクトゥクで連れて行けと騒ぐ。
「話がちゃうやんけ!」くらいの勢いである。
トゥクトゥク一家は、「OK」とあきらめて(?)またトゥクトゥクで移動した。

遺跡は、はるか昔に建てられた美しい建造物と、それをビルマ侵攻時に壊された傷痕とが同時にあり、歴史の深さに息をのむばかりであったが、7個所も回り、同じような遺跡が多かったので、この日記を書くのに、どこがどこだったかすらわからず苦労した。
バカ姉妹の感動なんて、こんなものか…
しかし、遺跡めぐりをしながら、ライブで味わった感動だけは、今も鮮明に思い出せる。

所用時間3時間30分
30分過ぎたので料金は500バーツとなった。

     
<帰途>
  駅へ着くと丁度5時。
切符を買いに行くとまだ時間があるから、20分後に来いと言われたようだった。
…日本語じゃないから、ほんとにそう言ってるのか、いまいち自信がない。
切符が買えず不安な思いでいると、中年の白人カップルも同じ事を言われていたので、ひとまず安心。

行きのバンコク発と違い、アユタヤは途中駅だし、田舎でホームは1つしかないし、しかも、電車の行き先がタイ語表示。
…読めない。
どの電車に乗ればいいのか皆目分らずウロウロしていた。
すると、タイ人男性が「バンコクへ行くならこの電車だ」と教えて下さり、無事バンコクへ帰る事が出来た。
オプショナルツアーで行くのとは違い、不安な事もあったが、自分達で旅をしているという、満足感が得られたアユタヤヘの小旅行であった。

ちなみにアユタヤには、オプショナルツアーと鉄道の他、船で行くことも出来る。

     
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