六式時空偵察機「妙見」は陸軍登戸研究所香取分遣所(通称 香取研究所)と中島飛行機との共同開発によって誕生した。香取研究所は試製時空転移装置、中島飛行機が機体の開発を受け持った。当初、時空転移装置の原型は自動貨車ほどの大きさがあったが、各部品の見直しや不必要な回路をなるべく省くことによってついに飛行機に搭載できるほどまでの小型化に成功した。機体は新開発のものではなく海軍艦上偵察機「彩雲」の流用である。彩雲の後席と尾翼の間に試製時空転移装置を搭載し、電源は機首の発電機からとるようにした。その他はこれといった改造は施されていない。もともと優秀な偵察機であったため、妙見に生まれ変わってもその性能を遺憾なく発揮した。






六式時空偵察機「妙見」 主要諸元
形式 低翼単発単葉機
全幅 12.50m
全長 11.12m
全高 3.96m
翼面積 25.5m2
自重 2700kg
過荷重重量 5255kg
最高速度 610km/h (高度6100m)
実用上昇限度 10700m
航続距離 4500km(正規) 5275km(過荷)
後続時間 7.9h(正規) 13.6h(過荷)
プロペラ 3翔ハミルトン式定回転
発動機 中島「誉」二一型 空冷複列星形18気筒 1基
最大出力 2000馬力(地上公称)
乗員 3名
無線 2式空3号無線電信機
1式空3号隊内無線電話機
武装 一式7.9mm旋回機銃×1
特殊兵装 試製時空転送装置
偵察兵装 観音式偵察写真機乙一〇型





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